自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

パルシネマで「ペコロスの母に会いに行く」、「そして父になる」

2014-04-06 | 映画・テレビ

湊川公園でお花見したあとに観たのは「そして父になる」「ペコロスの母に会いに行く」です。

 

「そして父になる」は公開時観ています。
今年は2本立てのうち、1本観ていることの多いパルシネマ行き^^です。

でも、ムダだなーという気持ちは起こりません。
子どもたちの演技はとても自然だし、フィクションだと分かっていながら、この2家族はいい関係を保ちながら子どもたちを一緒に育てていくんだろうなーという思いが1回目観たときより強く感じたりしました。

 

「ペコロスの母に会いに行く」は長崎在住の漫画家・岡野雄一さんのエッセイ漫画が原作です。
認知症の母親との大変ながらも何気ない日常が描かれています。

 

ゆういち役の岩松了さんは劇作家としても活躍、60歳を過ぎての映画初主演、認知症の母親・みつえ役の赤木春恵さんも89歳にして、映画初主演です。

脇を固める助演者たちはもったいないほど豪華な顔ぶれです。
みつえさんが入居するグループホームにいる、せりふもないお年寄り役が、よく知られている俳優さんだったりします。

森崎東監督のもとで仕事をしたいとスタッフ、キャストが集まったのでしょう。

その森崎監督も85歳。
昨年暮れ、NHKのETV特集で、自らも認知症を自覚しながらこの映画を撮った日々が紹介されていました。
まるで、この映画のプロモーション^^のようでした。

昨日の撮影内容を憶えてないようなこともあったそうです。
それでいて、しっかり役者さんに演技をつけ、撮り終えたシーンのやり直しを指示したりします。

回想シーンがよく出てきます。その分、キャストもセットも複雑になります。
「映画は記憶の芸術である」と言う、森崎監督の表現方法なのでしょう。

 

 

 

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