1927年に輸出生糸の品質検査を行う施設として建設された神戸市立生糸検査所。
その建物を利用して2012年8月に開館されたのが、
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)です。
開館以来デザインやアートに関する興味あるイベントが開催されていて、気にはなっていたのですが、少し不便な場所にあることもあって、やっと出かけられたのが今回の長島有里枝さんの個展でした。
神戸に暮らす女性らから「捨てられない服」を譲り受け、縫い合わせた巨大な布が、会場の天井を飾っています。
この巨大な布は私生活でのパートナーの母親と制作したタープ(日よけ)なんだそうですよ。
そして、このタープを構成したそれぞれの服を身につけた持ち主のポートレートを中心に、神戸で撮った人物や風景の写真が展示されていました。
残念ながら会期は終了していますが、KIITOの外観、内部を観るだけでも一見の価値があります。