リオ・オリンピックも、甲子園の高校野球も熱戦が続いています。
男子7人制ラグビーの3位決定戦は大量失点で力の差を見せつけられましたが4位と健闘しました。
試合後選手たちは「上を向いて歩こう」を歌って、互いをねぎらったそうです。
8月12日のこの日は日航ジャンボ機墜落事故から31年が経った日でした。
事故機には「上を向いて歩こう」を歌った坂本九さんが搭乗していました。
坂本九さんのファンだった私は九さんの本名オオシマヒサシの名前をテレビの画面に見つけて、夜遅くまで眠れないでいたのを覚えています。
「上を向いて歩こう」の作詞者永六輔さんも今年鬼籍に入りました。
日航機事故の520人の犠牲者には、その何倍もの遺族がいますが、事故直後に「8.12連絡会」を発足させてこの事故を風化させることのないよう遺族に寄り添う活動をしているのが、当時9歳の息子さんを亡くした美谷島邦子さんです。
この時期になると、よくテレビなどでお見かけします。
次男の健さんは甲子園の高校野球を観戦するために1人で飛行機に乗り込みました。
今年、その健さんと夏休みの前日に取っ組み合いのけんかをしたという男性が長女と一緒に御巣鷹山に登りました。
美谷島さんの講演をお嬢さんが聞いたことがきっかけでした。
事故後初めて、その男性龍野さんは美谷島さんと会い、健さんとのことを話ました。
31年という年月は、すでに龍野さんのお子さんが亡くなった健さんの年を越えています。
美谷島さんは友人の心の中に健くんが生きていることを感じました。
追悼の8月です。
(写真はネットから拝借しました)