昨年11月に100歳になった佐藤愛子さん。
この『思い出の屑籠』は婦人公論の2022年9月号~2023年10月号に連載されたエッセーを書籍化したものです。
99歳で書き上げた文章の巧みなことと言ったら・・・。
って、後期高齢者になりたての私がこんな上から目線で言っていいものでしょうか?
まあフツーの99歳だったら、少なくとも私がそこまで生きていたとしたら鉛筆持つのすらおぼつかないでしょう。
兵庫県鳴尾村(現・西宮市)で幼い時を過ごした記憶がそこはかとないユーモアをはらんで綴られています。
愛子さんのことが大好きな父親(小説家・佐藤紅緑氏)とのやり取りや母親とのかかわり、妙に落ち着いたお姉ちゃん、いまや死語であるばあややねえやとの暮らし。
恐るべき記憶力や人間観察力が作家・佐藤愛子の原点になったと編集者は語ります。
子どものころの思い出がそのままユーモア小説になったようでした。
今夜(4/5)神宮での阪神・ヤクルト戦、延長10回、佐藤のソロホームランで決着。
阪神7-6で勝ちました。ホッ、よかった~。
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