兵庫県立美術館で、富岡鉄斎―近代への架け橋―展を観てきました。
会期は5月8日(日)までで、展覧会はすでに終了しています。
約200点の展示ですが、前期・後期で展示替えが多く、通期観て約200点ということになります。
89歳まで生きた鉄斎は画家と呼ばれることをよしとせず、最後まで学者としての姿勢を貫いたそうです。
にもかかわらず、約10000点もの書画を残し、その大半は東洋の古典に基づく人物画や文人の理想郷を描く山水画、仙境図です。
後期には辰馬考古資料館所蔵の国重要文化財「安倍仲麻呂明州望月図・円通大師呉門隠栖図(あべのなかまろめいしゅうぼうげつず・えんつうだいしごもんいんせいず)」が出展されていて、鮮やかな朱や青色が印象的でした。
鉄斎の書画は兵庫県内の清荒神清澄寺の鉄斎美術館(宝塚市)と辰馬考古資料館(西宮市)で常時観ることができます。
●県美プレミアムは「中西勝展」と「黒のひみつ」
会期は6月19日(日)まで
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