『堤未果のショック・ドクトリン』(幻冬舎新書)、『国民の違和感は9割正しい』(PHP新書)はともに堤未果さんの著書です。
前者は昨年11月、後者は今月読みました。
文章は難しい言葉が多いし、表組み、図版などは読み取る力が衰えてきているので、途中で脱落しないように斜め読みしたようなところもあります。
ただ、堤さんの文章は比較的読みやすいし、多くの問題を提起してくれています。
ショック・ドクトリンという言葉、聞いたことはあるけれど意味は正確には分からない言葉でした。
ショック・ドクトリン=テロや自然災害、パンデミックなどの混乱に乗じて、為政者や巨大資本が新自由主義的な政策を一気に進める手法を指す。カナダのジャーナリスト、ナオミ・クライン氏による同名の本で広まった。
だそうです。
まさに今自分の周辺で起こっている、これから起こりうることです。
健康保険の仕組みと財源、貯蓄より投資へのすすめ、観光地、水源の土地の売買、水道事業の民営化・・・、折衝力が弱く、お人よしの日本人は虎視眈々とねらう外資に太刀打ちできません。
〈今だけ、カネだけ、自分だけ〉の為政者や資本家の言葉を黙って聞いているだけではいけないということですね。
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