島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

鞍馬街道18.

2024-03-10 | 京都へ、京都から

 またまた増田潔さんの地図を無断借用して使ってます、すみません。

鞍馬街道は地図下側の赤い丸印の清蔵口から始めて、青線の東街道を17回に分けて進みました。

 今回は赤線で描いた西街道を、二軒茶屋で東街道と合流するまで進むことにします。

西街道は、上賀茂神社に寄りたい人や、京都の西側に住む人にとっては、便利な鞍馬街道になっています。

 堀川通りと鞍馬口通りが交わる所に、元々川であった紫明通りが斜めに合流してくる交差点、この南東部が清蔵口と言われていた所なので、ここから出発です。

 ここに淡交社のビルが有りますが、淡交社は茶道や美術の本などを中心に発行してる、京都の出版社です。

 この堀川通りを少し上がった所に、小野篁(オノノタカムラ)と今を時めく紫式部の墓が並んであります。

思わず見過ごしてしまう、何気ない小野篁卿墓と紫式部墓所の石碑が立つ路地の入口ですが、もうじき立派な立て看板が立つかもしれません。

 小倉百人一首11番参議篁と57番紫式部、100年以上の開きがあると思いますので、何故ここに二人並んで墓が有るのか、まあそれなりの理由を見つけて、それなりの場所に立てたと言うことでしょうね。

 鞍馬街道を少しショートカットすると、私もあまり知らなかった玄武神社(ゲンブ)がありました。

バックがアパートなので、ありがたみには欠けます。

 惟高親王(コレタカ)の剣を祭神とした、京都の北方の守護神でも有ります。

 惟高親王は第55代文徳天皇の第1皇子ですが、母が藤原氏ではなかったので、政権争いから逃れて、いろんな所に隠れながら暮らしていたようで、写真の墓は、以前の天皇陵巡りの際に行った大原手前の山のふもとにありました。

 滋賀県湖東の山奥にも惟高親王陵があるようですが、冬に行って雪道で断念しました。

湖東に逃れていた時に、巻物の形からロクロで木を削る方法を思い付いた惟高親王は、木地師の祖とする伝承もあるようですし、日本国歌「君が代」の歌詞は親王に使えていた木地師の歌からとったとも言われています。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
toitenさんへ (島の医者になって)
2024-03-12 12:05:47
 久しぶりに参考になりました。
君が代の歌詞も親王の家臣、家臣様様ですね。
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Unknown (Toitenlabee)
2024-03-12 10:35:47
惟喬親王の家臣の名前に由 来するといわれています(永源寺町役場 2001)。 現在 でも木地師の仕事をしている人には、小椋、小倉、大蔵、 大倉という名字の人が多く存在します。
と書いてありました。笑
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Toitenlaさんへ (島の医者になって)
2024-03-12 06:58:47
 さすが!
小椋・大倉さんが多いのは知りませんでした。
小倉でなく、何で小椋なんでしょうね?
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Unknown (Toitenlabee)
2024-03-11 22:00:21
調べましたよっ!きじし!笑
小椋さん、大倉さんが多いらしいですね。
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Toitenlaさんへ (島の医者になって)
2024-03-10 17:05:50
後で調べると言って調べない子供をたくさん見てきてますので。
 木地師は木工品を作る人です、ろくろを回して木のお椀やそのものや、輪島塗など塗り物はその木の椀に漆を塗って作ります、湖東の山奥には木地師の里があったはずです。
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Unknown (Toitenlabee)
2024-03-10 16:34:01
木地師?なんだろう。後で調べてみます。
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花水木さんへ (島の医者になって)
2024-03-10 16:08:11
 天皇陵巡りで、天皇家周辺を勉強し、奈留島百人一首で、平安時代の歌人を憶えたことが、今回の「京都へ、京都から」で色々役に立ってますが、すぐに忘れてしまっていますね。
「光る君へ」はまだ真剣に観てません。
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Unknown (花水木)
2024-03-10 16:00:34
へぇ~~と、言いっぱなし。
知らない事ばかり。
歴史や古典の授業では、年代とか、名前の暗記ばかりで、和歌などその深い意味も知ろうともせず。

光る君へ、今夜は大変な事になりそうですね。
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