HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

GODIVAの恩返し…の巻

2016-12-06 12:33:08 | 子育て
老夫婦の静かな暮らし。

高原の湖のように、その水面は鏡のごとし。

小さな波風すら立たぬ、落ち着いた日々です。


この春以降、ふたりが思いを致したのは、やはりセーネンのこと。

フィリピンやインドに渡った半年余り。

トラブルはそれなりにあったようで、シンプルに言うと「心配」しました。


そんなセーネンも帰国。TOKIOで暮らしてます。

先日、久しぶりに電話。

すると、「あっ、後で掛ける。今から千代田線に乗るから」って。

ああ、日本にいるんだぁって、それだけで安心したね。

まあ、それっきり電話は掛かってこないけど(笑)


で、奥さんとはちょこちょこ連絡を取ってるみたい。

そして先日、「お菓子送ってきて」ってLINEがあったそうな。

なにゆえ「お菓子」?

「金送れ!」ではないのか?

うーむw


ただ、こうなると張り切るのは奥さんだよね。

すぐにデパ地下に。



待ち合わせした時点で、すでにGODIVAを買ってるw。

20歳の大学生男子がGODIVAを喜ぶのか?

小一時間問い詰めたいところですが、「いいねえ。あっ君、喜ぶねえ」ってジャパニーズスマイルなアタシでしたww

さらにいろいろと吟味する奥さん。

なんだかいっぱい買ってます。




そこで思うわけですな。

俺たちの場合、どうだったんだろうって。


小生の場合、東京の大学へ。

高校のダチと一緒に、後楽園の近くに一軒家を借りて住みました。

風呂なし、電話もなし。

銭湯に行った帰り、公衆電話に10円玉を積み上げて実家に連絡するわけさ。




母親の「元気なの?」って問いかけに、「うん。まあまあ」。

「いつ帰るん?」には、「ようわからん」って。


こうしたやりとりは四半世紀経った今も同じだ。

手紙がメールに、公衆電話がスマホに変わっただけ。

オトコのコのぶっきらぼうなとこも、お母さんの温かさも。


これまでそれなりに険しいこともありました。

もう15年以上、新たな生命保険も入れないような体だから、正直、ここまで来られただけで十分とも言える。

こんな歌が染み込んでくるようになったのも、ある意味落ち着いた証し。

感慨深いものがあります。

https://www.youtube.com/watch?v=q-YWPosTX1M


汚い下宿に送られてきた段ボール箱。

そこにはお米や缶詰、カレーのレトルトやらがどっさり入ってました。

当時、わが家にはラフちゃんっていう黒い牡のプードルがいました。

彼もこんな感じで、段ボールの中味をチェックしてたのかな?



それにしても、涎垂らしすぎw


広島銘菓がいろいろと。



お母さんの温もりも一緒に詰め込まれているようです。



世のお母さん、まあ、お父さんもだろうけど、すべからくそんな思いで、こどもたちを送り出してきたんだろうなあ。


なんて思ってた今日この頃。

にやにや出社すると、あらら?




先日、うちに遊びに来てくれた若者からのものでした。

こりゃまた気を遣わせたねえ。申し訳ない。

そしてメッセージを読むと…

「奥様にお渡しください」と!




承知です。

どこかの飲み屋に置いて帰るなんてしませんヨ。

優しい「お母さん」にちゃんと渡し、のんきなお父さんは一粒だけねだってみましょう。

どうもありがとう。