引っ越し先には、システムキッチンにコンベックをつけませんでした。体力的にも厳しいので、あれだけ時間とお金と情熱を注いだパンつくりは、断念することにしました。
師匠は今も現役で、がんばっていらっしゃるので、本当に頭が下がります。パンの世界を見せてくれて、大の恩人です。
何回も作るうちにいつか、クープもよくなるとアドヴァイスくれたのに、そう、何百回と作っていながら、さいごまでうまく入れられませんでした。一生かけても満足することはなかった。でも、味は最高です。
我が家のオーブンで最後の焼きでした。
アハハ、相変わらず、不格好!
気泡の輝きが、うれしいっ。
生きていれば、何かをいつかはあきらめる時が来るものです。何もかもをずっと続けることはできません。
楽器とパンつくりは、私の人生で一番楽しかった時間でした。ありがとう。