1月の”カメラの思い出話”に続いて、”クルマの思い出話”を載せていきます。
大体、思い出話を語るようになると、いかにも”晩年”という感じがしないでもない
のですが歴代の所有車はそれぞれに、思い出がありますので、ま、備忘録に
お付き合い下さい。
手元に写真が残っているものは、接写で撮影したものを掲載しておきます。
デジタルスキャンしたものではありませんので、写りのほうは今一ですが。
(すいません。今一写真は今回に限らず、いつものことでした)
◆日産ブルーバード310型
このクルマは、学生時代に同じアパートに住んでいたクルマの修理工場の息子
2人(兄弟)から、譲り受けたものです。
コラムシフトの前進3段ミッションで、ボデイカラーは臙脂色でした。
6年落ちだというのを、昭和43年に6万円(半年分以上のアルバイト代を全部
出してしまった覚えがあります)で買ったので昭和37年式くらいでしょうか。
昨今の乗用車は、6年落ち位ではそんなに古い車だと感じるようなことは有りま
せんが、当時の6年落ちは、今見るといかにも解体寸前という感じですね。
この当時、まだラジアルタイアなど殆ど見かけなかった時代にすでにラジアルを
履いていました。(さすが、修理工場の息子です)
タイア以外はこれと言って良い所のあるクルマではなかったのですが、始めての
クルマが嬉しくて、嬉しくて友人を乗せたりして、走り回ったものです。
困ったことにちょくちょく出先でエンストしました。
信頼性は現代のクルマとは、比べるべくもなかったのです。
新潟から十和田湖へ行った帰りに致命的な故障で動かなくなってしまい、
解体屋さんに引き取ってもらって、Noプレートを外して持ち帰ったのがこの
クルマとのお別れでした。
結局、日産車を持ったのは、生涯これ一台で終わりそうです。