TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

八ヶ岳山麓スーパートレイル(4) 清里駅~小荒間市営駐車場

2020年09月24日 | Weblog
世間は四連休なのですね。
僕らはなんにも関係ない普通の定休日です。

『パパ、今度の休みはどうするの?』
『いや、普通に八ヶ岳かな』
女房とそんな会話をしていましたが、僕としたことが何も感じませんでした。

前日女房からLINE来ました。
『お墓参りに来てるから~』
あ、お彼岸だったな⋯

そう、うちの女房はわざとそうしたんです。
『火曜日どうするの?お彼岸だけど』
この「お彼岸だけど」を言ってしまったら、間違いなく『あ、そうだそうだお墓参り行かなきゃね』と答えるのを知っているからですね。

お盆じゃなくても、お彼岸じゃなくても、タイミングが合う時に行く。それが我が家のやり方です。
わざわざ混んでいる時に無理して行くことほど危ないものはない⋯ ということです。
それに親父は『俺は墓の中になんかに居ないから。いつも空を漂っているから、たまに見上げてくれればいいんだ』と言っていました。
つまり、死んだ者より今を生きる者にとって価値ある毎日を送ってもらいたいという願いです。

僕も子供らにはそういう気持ちでいます。

ああ、そうは言うものの⋯。
僕はまた八ヶ岳に行ってしまいました。


今回は前回と同じ「小荒間市営駐車場」に移動式別荘(マイカー)を停車させました。

それにしても連休ってヤバいすね。
中央道の上り線がビッシリ渋滞してました。
夜中の23時ですよ、それも軽く30kmは繋がってました。
コロナ自粛の反動は、渋滞なんぞ先刻承知といえるほどの強い覚悟を感じました。

僕も帰り道、あそこに巻き込まれるのだな⋯。
戦慄。

現地到着は午前1時をちょっと回ったところでした。
今回は小海線で清里まで行くつもりです。
そこからスタートしてマイカーまで戻れば、時間に焦ることなく歩けますから。

始発は6時19分でした。
なので5時40分に起きることにしました。


女房は『清里いいなぁ〜』と言ってきましたが、ほら誰もいないし店も開いてないから別にって感じでしょ。

さてスタート。
GPSを見て確認して進んだつもりが逆方向に行ってしまいました。
軽く15分は歩いたかな?
何も疑わなかった自分にガックリきました。
乗っけからミスコースです。


そんなわけでスタートはなんと7時になってしまいました。
再び閑散とした清里駅に戻って仕切り直しです。
それでもなんだか気分は悪くないのは天気が良かったからでしょうか。


いや〜八ヶ岳最南端、編笠山と権現岳が目の前ですよ。
そして牧場にお馬さん。
それに涼しいし、寝ていて寒かったぐらいです。
歩いていると、半袖の上に薄手の長袖を羽織ってちょうどいい感じでした。


やがて「美し森」に着きました。
ここから先は山道が続きます。
今日はアップダウンがある山腹を行くトレイルとなります。

う〜ん、静かで誰もいない。最高〜。


「羽衣の池」です。
水はありませんでした。

牧場付近には朝早めでもそれなりに家族連れがいましたが、ここは誰にも会いません。


だいぶ歩いて「八ヶ岳牧場」に出ました。
この中を通ります。

向こうからご夫婦と思われる方たちが歩いてきます。
「この先行き止まり」の看板がありますが、準備してきたGPSデータはそこを進むようになっています。

ご夫婦もそちらに行きましたが、戻ってきました。すれ違いざまに『この先行き止まりですって』と言っています。
僕は『登山道があるはずなので』と先に進んでみましたが、そこに停まって作業していた牧場の方に『行き止まりですよ』と言われました。

『トレイルのコースがあるはずなんですけど』というと『あ、それは上に道がついています』と教えてくれました。

なんかご夫婦に「登山道があるから」なんて言っちゃって、かっこ悪ぅ~。


先に進むと、お二人もそちらに進んでいました。
追いついて『やっぱり行き止まりでした。追い返されちゃいました』と笑う僕。
『どこを歩くんですか?』と聞いてみると、管理事務所でマップをもらったのでその通り歩いていると教えてくれました。

お別れをして先に進みました。
が、そこにあったベンチで休んでいると、ご夫婦もこちらに来ました。
再びお話をさせてもらいました。
ご夫婦で仲良くていいですね。


またまただいぶ歩いて、というか登って「天女山」に到着しました。

すぐ脇には駐車場がありました。
ここから権現岳への登山道となります。
そこを登って行きますが、僕はこのまま「八ヶ岳横断歩道」に入ります。


登山道は整備されていて、とても歩きやすいのですがアップダウンの連続がすごいです。

距離の割にコースタイムが長いのは納得できます。
けっこう辛くなってきて、イスになりそうなところを見つけると、つい腰掛けることが多くなってきました。


地図にはあるけどなかなかたどりつかなかった「三味線滝」にやっと到着です。

さて、三味線滝⋯ どんななんでしょう。


どうですか?
三味線っぽいですか?
水のない枯れ沢が多かったので、滝も水が少ないのかな?
水量が多いとどんな感じになるのでしょうね。

三味線滝で休憩した僕は次なるポイント「観音平」に向かいます。

『あ~疲れてきちゃったよ』独り言が出ます。
すると目の前から一人のトレイルランナー風のおじさんが来ました。
でも走ってはいませんでした。

何とか観音平に着くと、続けざまに人が来ます。
ここは編笠山の登山口として利用されているところです。
また、「八ヶ岳横断歩道」は観音平と天女山を結ぶ道なので、これらにアクセスするにはここを利用する登山者は多いと思います。

若い女性が元気よく降りてきました。
後ろから中年の男性も来ました。
会話が面白かったので取り上げさせていただきます。

若女『あーついたー。ん?これなんだろう』
中男『おーお疲れー。ん?なんか見つけた?』
若女『きのこ?』
中男『松茸か? いいもん見つけたな』
若女『えー違う? 何これ?』
中男『どれ、(クンクン臭いをかぎはじめる)あーこれ糞だな。俺のと同じ臭いがするもん』
若女『マジでー、どんな糞してんのさ』

親子でしょうかね。
でもいいですよね。こんな風に友達同士のような感じで山に遊びに来るなんて。

近くのベンチでサンドイッチの残りを糞の話を聞かされながら食べ終えた僕は、ちょっともらい笑いしながら身支度を整えました。
空はすでに鉛色になり始めています。
天気は早くも下り坂ですね。

下山は観音平駐車場からではなく、山道を降ります。
下り初めてすぐに「ヒカリゴケ」の自生地があります。
僕自身も見るのは初めてです。

そこは洞窟のような場所でした。一応保護されていて、柵で盗掘を防いでいます。
写真を撮ってきましたのでどうぞ。


その後、長い下りをこなしやっとマイカーまで戻りました。

その後温泉に行きました。
混んでいると言われ、待ちました。
でも、割とすぐに案内されて行ってみるととても空いていました。
こうして対策してくれるところは安心して入泉できますね。

その後食料を仕入れて帰路に着きました。
今回はどこにも寄らず帰ります。

情報によると渋滞は激しく、やっぱりそうかという感じでした。
どうやら渋滞は初狩パーキングから少しと、大月から30km3時間以上ということでした。

初狩パーキングに入ろうとする車の行列が凄かったです。
かなり小さいパーキングエリアだと知っていて並んでいるのでしょうか⋯。

大月インターで高速を降りて一般道に入ると、快適な走行をさせて貰えました。
その後、上野原で再び高速道路に乗りました。

まだ渋滞はしているものの、間もなく解消するというところです。

トンネル内では渋滞の先頭は抜けたというアナウンスとともに速度回復を促すボイスが響き渡っていました。

首都高速、常磐道ともに順調に進み無事帰宅することができました。


歩行距離 29.4km
累計標高差 +1,650m
所要時間 10時間15分
49,000歩

コメント
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