8月1日は富士山の予定でした。
午前2時45分、岩手県大船渡市「綾里(りょうり)駅」に到着しました。
下り方面の一番電車が入りました。
駐車場の端になんかあるぞ?
中に大きなものが収められていました。
「大権現神輿」
はい、盛駅行きの列車が入りました。
車内はこんな風になっています。
少しするとルートは山道に入ります。
バリバリ里山なので、雑草もバリバリです。
鹿よけの柵がありました。
ようやく「九丁目」。
綾里峠なんだと思います。
たいぶ時間を費やしながら降りてきました。
楽です。
どんな漁港なのか、よく観察しませんでした。
一応ルートです。
たまにあるトレイルテープ。
気持ち悪くなるぐらいの森。
まあ、たまに見える海に救われている感じですね。
そんな中、黄色く塗られたホタテの貝殻が。
随分と奥深いところに電波塔が。
林道に轍が付いていたので、大きなアップダウンは無いはずだと思いました。
ほーら見えた。
ご存知の方もおいでかと思いますが、親たちが亡くなると慰霊のための富士登山を行なってきました。
今回はその最終章。
つまり親たちは全員天国へ旅立ちました。
本番が近づくにつれて、参加者は「登れる身体創り」に精を出してきました。
なんとか行きたい。
ところが、近づくにつれて狙ったように台風の発生と寒気が南下してきました。
こうなるともう雷様の出番です。
決定前夜、遅くまで予報を調べていました。
気象庁だけでなく、世界一の予報精度を誇るヨーロッパの中期予報、アメリカ、ドイツの世界三大予報まで導入。
結果中止となりました。
参加者の皆さん、一度は決行のサインを出しておきながら、本当に申し訳ありませんでした。
さて、どうするか...。
一応東北を調べてみるか。
『お? 雷雨帯が南下していくぞ?』
これは関東を含め広い範囲で不安定な天気になるはず。中止にして良かったかな。
午前2時45分、岩手県大船渡市「綾里(りょうり)駅」に到着しました。
途中、雷雨帯を越えました。南下は予報通りです。
前の日、あまり寝てなかったから辛い辛い。
今度から出発前夜も早く寝ることにしようっと。
ここはすでに閉館してしまった駅併設の施設です。綾里駅は無人駅となりました。
下り方面の一番電車が入りました。
「三陸鉄道」です。
起床は5時30分。
あと15分寝る予定でしたが、足でタイマーのスイッチ入れたらしく、その音で目覚めてしまいました。
遅刻しないためにも起きた方がいいかな。
駐車場の端になんかあるぞ?
「綾里大権現」だそうです。
中に大きなものが収められていました。
「大権現神輿」
東北では獅子舞を大権現と呼ぶことが多いのだそうです。
はい、盛駅行きの列車が入りました。
6時21分の始発です。
乗ります。
自分でボタンを押すタイプで、バスと同じ乗り方降り方です。
乗客は僕の他にたった一人でした。
車内はこんな風になっています。
テーブル付きでした。
6時30分、盛駅到着。
6時30分、盛駅到着。
だんだん関東人には馴染みのない地名になってきましたね。
運転も片道6時間。
距離もそろそろ500kmになりそうです。
盛駅は前回の終了地点です。
3つの路線が集まる駅です。
まずはルートに復帰するためしばらく歩きます。
少しするとルートは山道に入ります。
「綾里峠」を抜けます。
このあたりから「熊ゾーン」になります。
当然「熊装備」で来ました。
「一丁目」とあるからには十丁目が頂上(綾里峠)になるんでしょうね。
バリバリ里山なので、雑草もバリバリです。
一つ林道を跨ぎました。
鹿よけの柵がありました。
事実、何匹かの鹿に会いました。
ようやく「九丁目」。
「うれしい」って書いてありました。
登りに来て、もう着いちゃうのに嬉しくていいのか? なんて考えたりして。
登りに来て、もう着いちゃうのに嬉しくていいのか? なんて考えたりして。
綾里峠なんだと思います。
ここから下りに転じますが、やっぱり雑草ルートでした。
風も抜けず、暑いです。
だーれにも会いません。
だよな、暑いもん。
解説板がありました。
解説板がありました。
「綾里峠」で良いようです。
たいぶ時間を費やしながら降りてきました。
舗装路になると安心しますね。
楽です。
森です。
快適(暑いことを除けば)です。
どんな漁港なのか、よく観察しませんでした。
寝不足がたたっています。
分かります?
分かります?
左に道標ありです。
つまりここがルートです。
いやだなぁ〜。
蜘蛛の巣、ヘビ、くっ付く種、変な虫ゾーン突入です。
一応ルートです。
笑いますよね。
たまにあるトレイルテープ。
間違っていないことの証です。
それにしてもずーっとこれでした。
まあ、刈り払いが追いつかないのでしょう。
管理する側も大変です。
気持ち悪くなるぐらいの森。
登山というよりは爺捨て山って感じ。
まあ、たまに見える海に救われている感じですね。
そんな中、黄色く塗られたホタテの貝殻が。
トレイルをサポートしてくれる方たちの粋な計らいですね。
「道、合ってるよー」といわれているようで、気分が和みました。
稜線に出ました。
稜線に出ました。
なんか、少し登山道みたいなものが付いているようないないような。
随分と奥深いところに電波塔が。
管理する人は大変だなぁ。と思ったら林道が走っていました。
随分と歩いて半島の先端まで来ました。
随分と歩いて半島の先端まで来ました。
オフロードバイクの音がしたので、林道伝ってここに来れるんだなと思いました。
灯台が見えました。
もちろん行けるのですが、暑さによる疲労と水が足りなくなりそうなのでやめました。
林道に轍が付いていたので、大きなアップダウンは無いはずだと思いました。
まだまだ距離あるので助かった〜 という感じです。
ほーら見えた。
あと3時間かなーと思っています。
ひたすら歩くと、舗装路に出ました。
またここからが長いんですけどね。
特筆する所もないまま、集落に入りました。
やっと自動販売機をみつけました。
コーヒー飲みたくなって、普段飲まない缶コーヒーを一気にあおってやりました。
コーヒーうめー!
でも、何故か歩いている時は飲みたくないんです。
あと3時間と思っていたところを、2時間半で歩ききって終了です。
温泉に行くしかないです。
もうだめ。身体中汗まみれで痒みが出てきました。
入浴したのが、大船渡まで20分ほどの「夏虫のお湯っこ」という日帰り温泉です。
普通の温泉でした。
大人500円。JAF割で400円!
100円引いてくれるところは少ないです。
北の方は安いなぁ。
北海道なんて300円なんてところもありました。
さっぱりして、日が傾くまでソファーで居眠りしてました。
今夜も暑いのかな?
それでも関東よりは涼しいです。
車の窓を少し開けて、ネット被せて網戸みたいにしました。
そして小さい扇風機も回しました。
その2へ続きます。
歩行距離 28.1km
累計登坂高度 +1,303m
所要時間 8時間50分
52,300歩