今年は雨が降らないって地元のお客様方はおっしゃっておられますが、場所によっては〜、そう山ではとても不安定。
今回は、岩手県大船渡市吉浜駅から釜石市両石駅までの区間です。
自宅を19時30分に出発できるという、信じられないほどのスタートダッシュを決めさせてもらいました。
三陸鉄道の車内はテーブル付きで、レトロな照明がぶら下がるロイヤリティな感じでした。
平田駅着。
少しだけ舗装路を歩いて、山道に入ります。
前夜の雨なのか、それとも夜露なのか、びしょびしょになりました。
崩落による迂回情報です。
遥か向こうに「釜石大観音」が見えます。
分かりにくい分岐が多いのがこのコースの特徴です。
一般的な登山道とは違う雰囲気なのが、トレイルの特徴とでも言いますか。
ようやく石塚峠に到着です。
藩境だった石塚峠。
歩きやすいとはお世辞にも言えない道です。
出たか。
ここには「三大慰霊碑」があります。
明治、昭和の大津波の慰霊碑もここにあります。
こちらが東日本大震災の慰霊碑です。
ルートはなぜか回り道をさせました。
昭和八年の大津波で壊滅的な被害を受けた村落は、復興の志のためここに桜並木を作ったのです。
薮以外の何者でもありません。
割と短い距離でした。
ぐえっ、これに触れたが最後。
復興住宅。
「唐丹駅」(とうに)
さあ、ここから「鍬台峠」(くわだい)です。
今日はペースも上がらず、よろよろとゆっくり歩いています。
何度も何度もへたり込んだ末、やっとたどりついた鍬台峠。
どこでも歩けそうな平坦な場所が迷いやすいのです。
浜街道鍬台峠、越えました。
吉浜駅到着です。
歩行距離 22.1km
結構な日数が雷雨となっています。
僕の夏休みの計画もすべておじゃん。
やっと今週「みちのく潮風トレイル」の続きを歩けることになりました。
今回は、岩手県大船渡市吉浜駅から釜石市両石駅までの区間です。
本格的なリアス式海岸「海のアルプス」を目前に控えた、峠越えのあるコースとなります。
自宅を19時30分に出発できるという、信じられないほどのスタートダッシュを決めさせてもらいました。
5時間10分で
到着しましたが、やっぱり遠いです。
到着しましたが、やっぱり遠いです。
仙台ぐらいだと、もう近所って感じで何とも思わないのですが、気仙沼あたりから遠いなぁと感じ始め、陸前高田あたりに来るとまだあと1時間以上かかるの?死ぬ。ってなります。
さて、今回は相当悩みました。
何がって? どこに停めてどこに寝るのかって事です。
まず、寝るだけなら何でもないんですけど、三陸鉄道を使うので、考えている駅に駐車場がない場合にとっても困るんです。
このトレイルはだいたいが公共交通機関を使って踏破出来るようになっています。
つまり、尺取虫法式で行けるんですね。
でも、田舎だからって駅にすべて駐車場がある訳ではないのです。
考えた末、吉浜駅の駐車場を利用する事にしました。
まず、始発に乗る。そして平田(へいた)駅で降りる。
平田駅はルートに相当近い位置にあります。
その平田の北側と南側を攻める計画だったのですが、平田駅に駐車場が⋯ない。
近くに無いか調べました。
トレイルのコミュニティでも尋ねました。
結果、平田駅を諦めてスタートを吉浜駅にする事で解決しました。
吉浜駅にゴールしたら、ルート上の駐車場を決めてそこに移動すれば良いですから。
歩いたあとの移動は面倒ですけど、仕方がないですね。
三陸鉄道の車内はテーブル付きで、レトロな照明がぶら下がるロイヤリティな感じでした。
車両によってデザインも車内も違います。
これがまた鉄ちゃんたちの心を揺さぶるんじゃないですかね。
そして、乗客はまた僕一人でした。
平田まで400円。
平田駅着。
スタートです。
少しだけ舗装路を歩いて、山道に入ります。
ここから「石塚峠越え」になります。
前夜の雨なのか、それとも夜露なのか、びしょびしょになりました。
ゲイターを着けてなんとかします。
崩落による迂回情報です。
こういうのがきちんと看板になっているのが「みちのく潮風トレイル」の良いところですね。
歩きやすいです。
遥か向こうに「釜石大観音」が見えます。
そう、白いやつね。
分かりにくい分岐が多いのがこのコースの特徴です。
あなたならどっち?
一般的な登山道とは違う雰囲気なのが、トレイルの特徴とでも言いますか。
ようやく石塚峠に到着です。
腰を降ろして冷たく冷やした(凍ったペットボトルと一緒に保冷バックに入れてます)フルーツを食べました。
暑い時、食欲がない時は冷たいフルーツが最高ですよ。
藩境だった石塚峠。
歩きやすいとはお世辞にも言えない道です。
トレイルテープに導かれ、ひたすら前へ。
出たか。
ここには「三大慰霊碑」があります。
明治、昭和の大津波の慰霊碑もここにあります。
昭和八年の慰霊碑は、東日本大震災で一時行方不明になっていましたが、ここに復旧されました。
こちらが東日本大震災の慰霊碑です。
ルートはなぜか回り道をさせました。
あ、なるほど。
よく見て下さい、桜並木です。
昭和八年の大津波で壊滅的な被害を受けた村落は、復興の志のためここに桜並木を作ったのです。
日本人の不屈の魂を感じずにはいられませんでした。
再び山中へ。
再び山中へ。
薮以外の何者でもありません。
でもルートです。
体中に色んなものがくっつきます。
割と短い距離でした。
でも、まだ終わりじゃない。
ぐえっ、これに触れたが最後。
ものすごい勢いで空中に舞い上がります。
現に風に乗ってくる種に襲われました。
復興住宅。
いまだここでの生活を余儀なくされる方も沢山いらっしゃいます。
「唐丹駅」(とうに)
これも難読ですね。
まあ普通は「からたん」って読んだりしますよね。
まだまだあるなと思った瞬間でした。
さあ、ここから「鍬台峠」(くわだい)です。
一旦ザックを降ろして、虫除けスプレーやら熊鈴やらで装備を整えます。
今日はペースも上がらず、よろよろとゆっくり歩いています。
もう嫌になって来た頃、出ました!
「こっちだよ」と教えてくれています。
そう、ルートは左に入ります。
何度も何度もへたり込んだ末、やっとたどりついた鍬台峠。
当然座り込みます。
そして、谷筋から吹き上げる風で身体を冷やしました。
ちょっと寒くなるぐらいで、秋の訪れを感じました。
どこでも歩けそうな平坦な場所が迷いやすいのです。
トレイル情報でも要注意のルートとして地図にも明記されています。
ですが、テープを探して方向を決めたらまたその次のテープを見つける、の繰り返しでクリアできます。
GPSのお世話になるところは3~4ヶ所でした。
浜街道鍬台峠、越えました。
あとは舗装路を行くだけです。
吉浜駅到着です。
分かりますか?
駐車場に屋根付いてます。
このおかげで、持ってきたクーラーボックスの氷が溶けきらずに済みました。
結果、吉浜駅を拠点にして良かったです。
歩行距離 22.1km
累計登坂標高差 +1082m
所要時間 7時間50分
39,100歩