知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

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『ナスカの地上絵-2、雨乞いの儀式用であったが!』 ―地上絵は「動植物の絵」→「幾何学模様」→「直線」へと変遷ー

2023-10-26 08:47:03 | 歴史・世界

『ナスカの地上絵-2、雨乞いの儀式用であったが!』

―地上絵は「動植物の絵」「幾何学模様」「直線」へと変遷ー

ただいま、日本は空前の『ネコブーム』で、テレビで引っ張りだこのネコは、『ネコ科の「科目名」にもなっているネコ』であるのに全く野性味が見えない、ネコらしさのなくなったネコが大人気です。 

通勤途中・散歩途上・寺社の境内・公園内で地域ネコ(使いたくない旧呼び名は野良ネコ)は、よく目につきましたが、最近はめっきり減りました。 ところがテレビでよく見ますが、イタリアをはじめ、西欧や中南米の国々では、地域ネコが大事にされて、街中をのんびりと跋扈しています。

 

こんな中で、ナスカの地上絵に新発見がありました。 ウエブ情報です。

『巨大な地上絵で有名な南米ペルーのナスカで、のんびり横たわっているように見える巨大なネコの地上絵が見つかった。 2000年前に作成されたとみられるネコの絵は、ナスカの高原に描かれた他の動物の絵と同じように、地表の暗い色の岩を線状に取り除き、明るい色の岩を露出させることで描かれたものとみられる。 

丘の斜面に人工的に作られた線が見て取れます。 画面の右側の上部に正面を向いた顔、横向きの身体やしっぽが丘の麓に伸びたネコ科の動物が描かれているようです。 ペルーの文化省は16日、世界遺産の「ナスカの地上絵」の保全作業をしている考古学者らが、幅37メートルの新たな地上絵を発見したと発表しました。 これまでに知られている地上絵より古い時期のもので、急な斜面に描かれていたため自然の浸食でほぼ見えない状態だったということです。 文化省の担当者は、ドローンなどの技術の発展により低い高度からの撮影が可能になったことで、今後まだ新たな地上絵が見つかるだろうと話しています。

 

古代ネコ!?(画像はペルー政府より)

ウキペデイアから引用

 

今までに発見されていた地上絵と異なっております。

ナスカの地上絵は、紀元前1世紀~紀元後7世紀頃、ナスカ文化を築いた古代インカ人が描いたとされています。 数百年かけて描かれていますので、その間に、雨乞いから水源を求めて、地上絵も「動植物の絵」→「幾何学模様」→「直線」へと変遷したように想像できます。

中国の史書『魏志倭人伝』に記録のある、日本の時代で言うと、100以上の小国分かれていた「倭(わ)」の時代(弥生時代の中頃)から、飛鳥時代の終わり頃に当たります。 

倭国・瑞穂の国、水に恵まれた国では、卑弥呼、応神天皇などが生きていた時代に、 地球上で日本のほぼ反対側にある岩石砂漠地帯のインカのナスカでは、水を求めて、沢山の地上絵が描かれていたわけです。 そんな昔に岩石砂漠の石を除けて描かれた絵が、今も残っているのが不思議です。

地上絵の種類と数について、前回の備忘録の一部を再掲します。 とにかく、長時間かけて、この数の地上絵を作ったことに、『水の惑星』の上とは言え、止むを得ず、『岩石砂漠地帯』に住んだ古代人の『水』に対する執念を感じます。

『ナスカの地上絵といえば、鳥・魚・昆虫等動物の絵(一筆書き、これが雨乞い巡礼儀式に繋がる)が多いと言われます。 実際には❶直線800本以上(交点がある)、その中には、48㎞の長さに及ぶものがある。 三角形、長方形、台形などの基本図形に、螺旋模様、矢印、ジグザグ模様、波線など、❷幾何学模様、300以上が見つかっています。 

よく、動物や植物を覚えていますが、❸動植物の絵が、70個以上で、大きいものは、長さ370ⅿ近くの地上絵も存在します。 不思議なことに、サボテン、トカゲ以外は、岩石砂漠にはあまり縁のない、蜘蛛、猿、クジラ、カモ、花、樹木、犬、ペリカン、シャチ、ラマ、ハチドリなど描かれています。』

今回、発見されたネコの地上絵ですが、地上絵が描かれ始めた初期のものですから、『一筆書き』でもありませんので、この絵の上を『雨乞いの儀式』に歩いたとも思えませんので、多分この絵に向かって下から祈ったのでしょうか。

一方、南米には小さな野生ネコ「コドコド」いたそうですので、斜面に描いたモデルはこの野生ネコだったのかなと、楽しくなります。

ウキペデイアから引用

                  (20201027纏め #237


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