『古大陸文明の石造遺跡と、新大陸文明の石造遺跡の比較に、興味津々 1』
『ヨ-ロッパ中心の歴史は、古代文明のあった南北アメリカを新大陸と呼ぶ』
古大陸文明と新大陸文明の『差とか、違い』は、そこに、大河川が存在したかが大きい。 大きな水位差のある、定期的に氾濫する大河川の近くでは、必要から『数学・治水』が発達したことの『差とか、違い』があるのではないでしょうか、しかし、天文学は古大陸文明と新大陸文明のどちらでも発達していたようです。
古大陸の最古の文明は、前3500年頃、西のユーフラテス川と東のティグリス川という2つの大河川の近くで誕生・発展したメソポタミア文明です。 この影響を受けながら、ナイル川流域に農耕文明が発展したエジプト文明はおよそ前3000年前、欧州各地の巨石文明は、前2500~前2000年頃に始まりました。 やはり、欧州各地の巨石文明は別ですが、文明発祥・発展は、大河川の近くでの『定住・農耕』が最低条件ですが、特例・特別は、日本の縄文文明、『「定住」で採集・狩猟・漁労で、農耕(田畑なし)』との説もあります。
古さの順に並べてみます。
①メソポタミア文明 『定住で農耕(田畑あり)』
②エジプト文明 『定住で農耕(田畑あり)』
③欧州各地の巨石文明『移動で採集・狩猟・漁労で農耕(田畑なし)』
④縄文文明 『定住で採集・狩猟・漁労で農耕(田畑なし)』
縄文時代は欧州各地の巨石文明と同時代。
欧州と日本の違いも不思議ですが、やはり、文明発祥・発展には、
- 年間に河川の水位が数メートルから十数メートルと大きく変化するが、
- 河床勾配は、小さい『大河の近く』で、
『治水と農業』のために、『数学・天文学ベースの文明』が発祥・発展したと考えています。
さて、表題に戻ります。 天候や地殻変動で農耕ができなくなると、人類は定住ができなくなり、歴史の盛衰を繰り返してきました。 それを顕著に証明しているのは、スペインが入植するまでの南北アメリカの文明です。
ウエブ情報から引用
メソアメリカ文明『定住で農耕(田畑あり)』
- ヨーロッパ人が征服活動を行うまでは、南北アメリカには高度な文明が存在した。 アメリカ大陸原産のトウモロコシを主食としたインディオと言われる人々が、南北アメリカ各地に広がり、文明を築いた。
- メキシコ高原から中央アメリカにかけて、メソアメリカ文明が成立した。 メソアメリカ文明は、オルメカ文明、テオティワカン文明、マヤ文明、トルテカ文明、アステカ文明などに分けられる。
ギザの大ピラミッドコンプレックスよりは、年代では、ずっと後になりますが、南北アメリカの遺跡のスケールと緻密な設計にも驚きます。
(1)メキシコ・テオティワカン(前2世紀〜後6世紀)の縄張りと、そのデザインセンスと、エジプトの大ピラミッドコンプレックス(前25世紀前)の比較(時間差は大きく、単純な比較は難しい)。
テオティワカンの平面図(約2200年前建造)
ウエブ情報から引用
テオティワカン俯瞰(約2200年前建造)
ウエブ情報から引用
大ピラミッドコンプレックスの平面図(約4500年前建造)
ウエブ情報から引用
大ピラミッドコンプレックス俯瞰(約4500年前建造)
ウエブ情報から引用
古大陸と新大陸の文明の比較はこれからも興味津々です。
(記事投稿日:2022/06/18、#540)
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