『記憶のこと、高齢者に吉報、脳の海馬にある神経細胞は継続増殖』
『記憶方法はイメージデータかテキストデータか、頭の良い人は使い分け!』
『インドのIT技術者の充実はインドの「九九・九九」、実際は「一九・一九」』
海馬は頭の真ん中にある重要な脳中枢
ウキペデイア情報から引用
傘寿真っ只中で『記憶のこと』などと『遅きに失した』ようですが、余生を大事に生活する意味・観点で、最近気になっていて『昔のことははっきりと』そして、『最近のことはぼんやりと』を、確認したく、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べてみました。 その抜粋・引用です。
人間(ヒト)の記憶、
- ものごとを忘れずに覚えていること。 また覚えておくこと。
- (心理学)過去の経験の内容を保持し、後でそれを思い出すこと。
- (心理学)将来に必要な情報をその時まで保持すること。
『年齢を重ねて前よりも記憶力が落ちた』と感じる人が多いとよく言われます。
実は、イメージや実感とは異なり、記憶力が自体は低下しているとは必ずしも言えません。 脳の海馬にある神経細胞は増殖するので、年を経ても記憶する能力は増加します。 これを信じてが頑張りたいものです。
しかし、子供の頃に得意な記憶のやり方と、大人に向いている記憶のやり方は違うので、大人になっても学生時代の頃のような勉強の仕方をしていると、記憶力の衰えを感じてしまいます。 記憶に関する考え方を捉えなおし、自分に合った勉強法を採用しましょう。 このためにも『記憶の仕組みと年齢のこと』を課題とします。
頭の良い人の記憶方法とは、受け売りですが!
頭がいい人は記憶力がいいと思われがちです。 何でも見たものを瞬時に覚えられて、しかも忘れない。 そんなイメージがあります。
記憶力がいい人は記憶力が悪い人に比べて少し覚え方が違うという実験を見つけました。 IQが高い人の記憶力を測るテストは、PCの画面にいろんな画像を4枚から8枚くらい表示して、その画像を覚えてください。というものです。
頭の良い人は、細かい部分まで的確に覚えられるようなイメージがありますが、
実はいろんなものをぱっと覚えることが得意だということがわかりました。
記憶力がいい人はワーキングメモリが高い人が多く、ワーキングメモリは短期記憶を司っており、後天的に鍛えられることのできる脳の機能の一つです。
ワーキングメモリが高い人の特徴として、だいたいのことを瞬時に覚えられるのです。 PCに表示するテストでは、瞬時にだいたいどんな画像が出てきたかをぱっと記憶することができます。 しかし、どんな画像が表示されていたかは覚えられますが、その画像がどの位置にあったのかは覚えられないということがわかっています。
つまり、頭の良い人は出てきたものをぱっと記憶する能力は高いですが
細かいところまでどこにあったのかを覚えるのは苦手だったのです。 記憶力が悪い人は、細かいところに集中しすぎて覚えられず、記憶力の良い人はざっくり全体的に記憶して、細かいところはあとから何度も復習して覚えていくのです。
この研究の研究者の見解は、質よりも量が大事という結論に至りました。 これは、本を読むときや勉強にも同じことが言えます。 本も、自分の読みたいところだけだいたい覚えてから、何度も読み直したりして内容をインプットしたり、勉強も最初に時間をかけずに何度も復習することを前提に勉強していくのが効率的といえます。
勉強が苦手な人は、苦手な部分ばかりにフォーカスして嫌になって勉強しなくなりますが、それは当たり前として、とりあえず全体を把握してわからないところは回数で補うという方法が一番いいのではないでしょうか。
生物・コンピュータの記憶
- (生物学)生物に過去の影響が何らかの形で残ること。
脳はないけれど細胞レベルの記憶があると読んだことあります。
- (コンピュータ)必要な情報を保持しておくこと。
人間と昆虫の脳では、共通するところとして、知覚情報を処理する仕組みが挙げられます。ニューロンやグリア細胞というものを聞いたことがあります。
人間の記憶の分類法
スクワイアの記憶分類を基にしたモデルがあり、記憶は、❶感覚記憶、❷短期記憶、❸長期記憶の3つに大きく分類される。 自伝的記憶、展望的記憶という概念を提唱する学者もいる。 大脳辺縁系の海馬という部分で、記憶が作られる。
感覚記憶 (sensory memory)
外部からの刺激を与えた時に起こる、最大1~2秒ほどの最も保持期間が短い記憶である。 各感覚器官に特有に存在し、瞬間的に保持されるのみで意識されない。 外部からの刺激を与えた時の情報は、まず感覚記憶として保持され、そのうち注意を向けられた情報だけが短期記憶として保持される。
短期記憶 (short-term memory, STM)
記憶の二重貯蔵モデルにおいて提唱された記憶区分の一つであり、情報を短時間保持する貯蔵システムである。 一般に成人における短期記憶の容量は、7±2(5から9まで)程度と言われている。 この仮説は心理学者のジョージ・ミラーが提示したものであり、7±2という数はマジカルナンバー (magical number) と言う。 このマジカルナンバーは、まとまりのある意味のかたまりである「チャンク」という単位で示される。
長期記憶 (long-term memory, LTM)
記憶の二重貯蔵モデルにおいて提唱された記憶区分の一つであり、大容量の情報を保持する貯蔵システムである。 二重貯蔵モデルにおいては、一旦長期記憶に入った情報は消えることはないとされた。
長期記憶の忘却の原因については、減衰説と干渉説、さらに検索失敗説が存在する。減衰説とは、時間の経過とともに記憶が失われていくという説である。 干渉説とは、ある記憶が他の記憶と干渉を起こすことによって記憶が消えるという説である。 検索失敗説とは、想起の失敗は記憶された情報自体が消失しているのではなく、適切な検索手がかりが見つからないため、記憶内の情報にアクセスできないという説である。 βエンドルフィン(=脳内ホルモンの一つ)が分泌されたり、A10神経が活性化すると、海馬における長期記憶が増強する。
長期記憶は陳述記憶・非陳述記憶の2つに分類される。 長期記憶を近時記憶と遠隔記憶の2つに分類する説も存在する。
記憶の過程
記憶の過程は記銘、保持、想起(再生、再認、再構成)、忘却という流れになっている。
記銘(符号化)
情報を憶えこむことを記銘という。情報を人間の記憶に取りこめる形式に変えるという情報科学的な視点から符号化と呼ばれることが多い。
保持(貯蔵)
情報を保存しておくことを保持と、情報科学的な視点から貯蔵と呼ばれることが多い
想起、起憶(検索)
情報を思い出すことを想起、起憶という。 情報科学的な視点から検索と呼ばれることが多い。想起のしかたには以前の経験を再現する再生、以前に経験したことと同じ経験をそれと確認できる再認、以前の経験をその要素を組み合わせて再現する再構成などがある。
忘却
記憶されていたことを想起できなくなることを忘却(ぼうきゃく)という。
東京大学の研究チームは、脳における軽微な忘却が運動制御指令の最適化に有効であることを理論的に初めて証明した、と発表。 忘れることは、時に学習にとって良いことである。
決定的に苦手な記憶のこと『円周率を何ケタ覚えられるか』
円周率の”今” 2020年現在、コンピュータの計算では、50兆桁まで求められています。
3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 5820974944 5923078164 0628620899 8628034825 342117067
これで百桁、自分が覚えたのは『3.1416』でした。 記憶力訓練には、これで、よいかどうか、過去数十年
考え続けました。 昔『円周率はなぜ3ではダメなのか問題』があり、絶句しました記憶があります。
(記事投稿:2022/09/06、#569)
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