原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

「キムワイプ」、懐かしいなあ…

2024年10月22日 | 医学・医療・介護
 (冒頭写真は、2024.10.18付朝日新聞記事より転載した「キムワイプ」等の写真。)


 この「キムワイプ」というものが何であるかが分かる人材は、おそらく職業経歴として医学等々の科学実験にかかわっている(った)経歴の持ち主であろう。

 (参考だが、この原左都子は隣の「プロワイプ」と称する商品には縁が無い。
 新聞紙面によると、「プロワイプ」は2007年のブランド展開であるらしいが。その時代には私は医学分野業務を一旦終了して、教育分野の仕事に関与していた頃だ。)


 それでは、2024.10.21付朝日新聞 「ぶらっとラボ」より、「測定機器フル動員 違い分析」と題する記事を以下に要約引用しよう。

 研究室で長年、愛用されている紙ワイパー「キムワイプ」(日本製紙クレシア、1969年発売)と、競合品の「プロワイプ」(王子製紙、2007年ブランド展開)の性能に違いはあるのか。 電気通信大学が所有するさまざまな測定機器を使って全力で調べた動画を公開している。
 キムワイプなどの紙ワイパーはティッシュと比べ頑丈で、ふいてもけばが残りにくい。 この特性を裏付けるものは何か。 組成や強度、構造などを調べた。
 用いたのは、X戦を当てて返ってくる波長から組成を分析できる蛍光X線分析装置や、最大10トンの力で引っ張ることができる万能材料試験機、2千倍まで拡大可能できる高性能顕微鏡など。
 学術技師は、「キムワイプには酸化亜鉛を推定させる材料が多く、プロワイプはカルシウム系が多く入っているようだ」と話す。
 引張り強度の測定では、両者約2キロまで耐えた。 試験回数は1回だが、強度はほぼ互角とみられる。
 繊維の密集度合いがわかる顕微鏡の倍率100倍では、キムワイプは大小のすき間が見られ、プロワイプは比較的均質だった。 繊維1本の形がわかる500倍では違いがみられず、教授は「キムワイプはザラザラで、プロワイプは少し滑らかなのは、繊維のむらによるのかと思う」と説明する。
 電通大は、中小規模の組織では導入が難しい機器を外部も利用でき、技術相談にも応じる枠組みの一角を担っており、周知する狙いがある。  動画を取りまとめた特任教授は、「電通大には21種類もの装置とスーパーヒーローが待っています」とアピールする。

 (以上、朝日新聞記事より 一部を引用したもの。)



 上記朝日新聞記事によると。
 「キムワイプ」は1969年発売のようだ。
 私が医学者として世にデビューしたのは、1970年代後半期だが。
 医学部学生時代には、未だこの「キムワイプ」にはお目にかかっていなかった。  医学実験中に実験用に用いた“ふき取り紙”が何であったのかの記憶が薄れているが、おそらく普通にティッシュペーパーをしようしていたのではあるまいか?? (いえいえ、ティッシュペーパーは何を拭きとるにも便利な紙であるため、その前後を通してずっと、大して実験上大事ではない場面では活躍してくれたふき取り紙ではある。)

 で、「キムワイプ」を私が実験上使用し始めたのは。
 医学部卒業後就職した医学企業に於いて、である。
 
 その時には既に、「キムワイプ」は科学実験室内での“一部の風景”と化していたことであろう。

 ところがその性能に関しては、未だ医学実験者間でも十分なる理解度が無い時代であり。 ある実験者は、「キムワイプはきめが粗いため、傷つけてはならない実験対象物には利用不能だ!」なる意見を述べ始めたものだ。
 それに対して私は、「そうだとすれば実験上の利用範囲が狭くなり、ふき取り紙としてさほど活躍が出来なくなる。 キムワイプは少なくともティッシュと比してかなり高額なふき取り紙のため、微細な対象物をそれでふき取るに当たり傷つけることは無いのではなかろうか??」 
 
 その辺を、おそらくメーカーに問い合わせをしたかもしれない。
 そして、その後はその回答(上記朝日新聞記事と同様だったが)に安心して、キムワイプを使用し始めたものだ。


 それに対して、「プロワイプ」は私はそれが販売された時期には 年代的に使用したことはない。
 こちらが「キムワイプ」よりかなり後で開発されているため、おそらくその辺の研究者の誤解を招かないよう 紙質を均質にしたのではなかろうか??


 とにもかくにも、この種の「科学実験」をわき役として支援する高品質の紙ワイパーの登場により。 
 現在の科学の発展が支えられている事実を、ひしひしと実感する我が身である。😃 😊 
 

再掲載 「珍患者・左都子の“10年ぶり”の内科受診記」

2024年10月18日 | 医学・医療・介護
 またもや「原左都子エッセイ集」バックナンバーにて面白いエッセイを発見したので、本日もそれを以下に再掲載させていただこう。



 「病院へ行かない主義」で名を馳せているこの原左都子が、昨日(2019/10)
、実に10年ぶりに近くの内科医院を受診した。
 一体、我が身体の何処がどうしたのかを説明するならば…
 ウィーン旅行から帰国した後頃からだろうか。 どうも、食事と連動して左胸が痛む感覚があった。 特に朝食時にその症状が顕著であり、昼食時にも同様の症状が出る日々が続いた。(どういう訳か夕食時には酒のせいもあるのか?、その痛みは無いのだが。 夜中にその痛みが出るということも一切無かった。)
 元医学関係者の私としては、当然ながら自己診断にてあれこれと病名を探るのだが…
 食事と連動して左上胸部及びその周辺が痛むということは。 私なりに、消化器系に何らかの異常があるのではないか、最悪の場合、食道か胃に癌が発生しているかもしれない… などと勘繰り始めると、この私ですら恐怖感に苛まれ始めるのだ。
 それにしても何で痛みが左胸中心なんだ?? 合点がいかないなあ。 などと考えつつ。
 
 昨日、重い腰を上げて自宅近くの内科医院を訪れた。
 参考だがこの医院へは現在の住居へ転居後、17年の年月に渡り一家3人共お世話になっている。 (上記のごとく、私自身は10年ぶりだったが。) 
 それでは、診察室でのやりとりを以下に列挙しよう。 (内科医先生をM先生とさせていただく。)
 私 「こんにちは。ご無沙汰致しました。」
 M先生 「本当にご無沙汰でしたね。 今日はどうされましたか?」
 私 「前回の診察以来、ずっと元気だったのですが。」 
 M先生 「それは何よりでしたね!」
 私 「(上記の症状を説明した後)、最悪の場合、消化器系の癌も考えられるかと自己診断しまして、本日診察に伺いました。」
 M先生 「消化器系の癌とした場合、痛む場所が左上胸部というのが少し突拍子が無いかとも思います。 ただ〇さん(私の事)がそう診断したのならば、念のためカメラを飲みましょうかね?」
 私 「先生、そっ、それだけは勘弁して下さい! カメラを飲むのは、私にとっては別の重い病気が出来そうなほどに辛いんです!!」
 M先生 「過去にカメラを飲んで何か問題があったのですか?」 
 私 「はい。 私は医学部出身なのですが(M先生も既にご存じだが)、学生時代に自分の胃液を採取しての検体検査目的と共に、患者さん達の苦しい思いも実体験するとの目的も兼ねてゾンデを飲まされたことがあります。 周囲の学生達はまるでうどんをすするがごとくスルスルと飲めるのに、この私は何と3時間が経過してもゾンデが喉を通らず、“オエ~~~~ッ”とゾンデを吐き出してばかりの死ぬ思いをしました。 あんな苦しかった経験は後にも先にもなく、今尚トラウマとなっています。 ましてやカメラを飲むなど、私にとっては地獄に落ちるがごとくの仕打ちです。」
 M先生 「そうでしたか。その思いも分かりますが…  ただ、現在のカメラは実に小型に出来ていて、意外や意外、患者さんが横になっていてさえくれれば、アッと言う間に検査が終了するかもしれませんよ。」 
 私 「本当ですか?!」
 M先生 「いずれにしても私の現在の考えは先ほど申した通り、もしかしたらその痛みは消化器と連動したものでは無く、単に筋肉由来であるかもしれません。 〇さんは現在何か運動をされていますか?」
 私 「はい。 週に2度5kmを完走しています。 これが現在の私に取って何にも勝る達成感・爽快感の源でもあります!」 
 M先生 「それは凄いですね! (私に5kmを何分で走っているかを確認した後に)、いやいや実に素晴らしいじゃないですか! 不整脈症状も無い現在、どうも〇さんは心身共にお元気そうで癌等の疾患とは無縁のような気もします。 〇さんの場合、側彎症がある故に左側にのみ筋肉の痛みが出る事もあり得るかもしれません。 それでも〇さん自身がどうしても消化器系の疾患を疑うのならば、それも尊重しましょう。 どうでしょう、しばらくランニング等の運動を続行しつつ様子を見て、未だ症状が気になるようでしたら今度こそカメラ検査の段取りにしませんか?」
 私 「ご理解、誠にありがとうございます。 それでは、どれ程の期間様子見しましょうか?」
 M先生 「1、2週間でどうでしょうか? その間に〇さんの不安の程が拭えない場合、いつでも受診下さい。」
 
 まとめに入ろう。
 こんな珍患者、実際にこの国に存在するであろうか?
 加えてこれ程までに患者の立場に立って診察に挑んで下さる医師先生も珍しいのではなかろうか?
 もしも今回のM先生の診断が誤診であった場合、相手が素人患者だったならば“命とり”との結論ともなりかねない。  ただそうはならないであろう。 M先生は患者一人一人に寄り添われながら、日々丁寧な問診の上診察に当たられている。
 元医学関係者である我が素人診断も尊重して下さりつつ、次の診察の提示も頂けている。
 私にとっては、M先生とは我が理想の地元医院の内科医先生であられる。 それだからこそ、何かの場合には必ずやM先生に依存させていただいて来ている。
 さてさて私は後1~2週間内に、カメラを飲まざるを得ないのか、どうなのか?!?

 (以上、「原左都子エッセイ集」バックナンバーから再掲載したもの。)




 2024.10.18現在の、原左都子の感想に入ろう。

 私がウィーン旅行から帰宅後「食事と連動して左上胸部及びその周辺が痛む」との症状が出た記憶が、今となっては全く無い。
 そしてこの原左都子が、それがために医師に受診したと書かれている。😫 😲 

 我が病院嫌い(と言うよりも、元医学者である関係で自己の身体状況のほとんどを自身で診断できると信じている身であり。 例外的に、例えば膝を複雑骨折した等、自力回復が不能な場合のみ病院を受診することにしているのだが…)

 そして それに対するM医師先生のご対応が、素晴らしい。
 と言うのも、このM医師先生には過去に於いて私が医学部出身の医学者である事実を語った経歴があるのだ。 (参考だが、これを語るといきなり怒り始める医師も存在した。その種の医師には二度とお世話にならなかったものだが…)
 それを当時記憶して下さっていたが故の、M先生のご対応だったものだ。

 結論を言うと。
 この私は、そのM先生の診察後はもちろんのこと、今までただの一度も「胃カメラ」は飲まずに済ませている。
 今後もそれを押し通す予定でいる!
 
 それがためには、やはり自己身体管理力が必要だ。

 まあ、そうだなあ。
 高齢域に達して尚、その自己身体管理力のお陰で 私はそれ以来「内科」受診歴が皆無だ。

 (残念ながら、転んで怪我ばかりしている我が身にして。 2年程前の「左膝複雑骨折」の際には整形外科に手術入院してお世話になってしまったが…)

 今後共、「整形外科」以外の病院診療科には行かなくて済む身体を維持すべく、日々の体調管理に精進しよう!


認知症初期の実母よ、「ボケたならボケたなりに言葉を慎め!!」と言いたくもなる!!

2024年10月15日 | 医学・医療・介護
 何と申しますか。

 ボケて尚、自分が偉いと勘違いしたり、自分が親族のリーダー的存在であると未だに思っているふしがある実母に、腹が立ってしょうがない次女の私だ!


 本日昼過ぎの事だが。
 昼食が終った時間帯に、我がスマホの電話の呼び出し音が鳴る。

 この時間帯の電話は、必ずや郷里の高齢者施設にて暮らす実母だ。
 出る前から嫌な気分だが、亭主もリビングルームにいたことだし、仕方なく電話に出た。
 案の定、郷里の実母だった。

 先に説明しておくと、我が実母の認知症状は初期段階だ。 故に、電話の内容自体がとてつもなく論理性に欠けたり、大いに的を外している訳ではない。
 これが、返って厄介だ!  従って、実母自身は自分が認知症だなどかけらも思っていない。

 電話にて実母曰く、自分の親族の弟に当たる人物(T氏としよう)の人格が悪化して困惑している、とのことだ。
 私に言わせてもらうと、ちょっと待ってくれ! だ。 
 というのも、実母は施設入居後既に7,8年が経過しているだろうか。 その間、ずっと自身の妹の“さっちゃんご夫婦にお世話になりご迷惑をかけていることは私も承知しているが。 T氏とは特に施設入居後は何らの人間関係も無いはずだ。
 そのT氏を話題に挙げて、「あいつがとんでもないから、姉の私がこらしめてやらなあかん!」
 と言うなり、そのT氏の“とんでもなさ”を次女の私に語り始める。

 更に ちょっと待ってくれ! と言いたくもなる!!

 実母とそのT氏は、実母施設入居後既に上記の如く 7,8年は何らの交流もないはずだ。
 しかも、今現在実母のお世話を献身にして下さっている“さっちゃんご夫婦”とも、現在連絡が途絶えていると言う。

 一体、実母がどこから実弟・T氏に関する悪情報を仕入れたのかは全く不明だが。
 とにかく、私は実母を説諭した。
 「あなたが今施設内で優先するべきこととは、自身の体調維持でしょ! それが現在悪い状況(特に脚が立たなくなっている等)を自助努力により少しでも回復させることが、今現在のあなたの使命だと私は思う。 この私もT氏とは当然ながらご無沙汰していて、今現在の正確な情報は無いが。 そんなことでわざわざ遠方に住む次女の私に電話を寄越す暇があるならば、その時間を少しでも脚の回復に努めなさい!!」

 加えて、「さっちゃんご夫婦とは、私も現在連絡が途絶えている。 こちらに関しても、おそらくさっちゃんご夫婦二人とも既に80代に突入しているし、ご亭主が病気で大学病院通いをしているとも聞いている。 言っちゃ悪いが、今もこれからも姉のあなたに構っている暇は無いと思うよ。 とにかく、あなたは施設入居で ケアマネ氏の指導の恩恵があったりして恵まれている立場なのだから、今は自身のリハビリに励みなさい!」

 ついでに実母が言うには、「部屋の冷蔵庫が壊れている」。
 そんなこと、自分で施設の担当者に言いなよ!!と私は内心怒りつつ。

 その件に関しては。 その後 私から施設へ久々に電話をして、我が母親の現状の詳細を確認するのに加えて、伝えておいた。



 それにしても。
   
 我が実母の今に至っての心の“歪みよう”は、一体どうしたことなのか?!?!
 何故、心穏やかに少ない余生を施設にて暮らせないのだろう??

 人が高齢域に達して多少の認知症状に苛まれると、これまでの嫌な出来事や思いが脳裏に浮かび始めるのだろうか??

 そうだとしても、遠方に住む次女の私にわざわざ電話をかけて来てまでも、その自身の思いを伝えたいのはどうしてなのか…

 
 実母の認知症は、今のところ大して重症ではないことは私も理解できているが。
 もしも今後、この種の電話が増えるとなると。
 それをいつも聞いてやる程に、私は実母の世話になっていない!!と言いたくもなるが。
 実母は絶対に、その種の電話を米国の姉にする訳も無い事実も承知している身にして。


 とにかく、本日その後 郷里実母入居施設の施設長氏と実母の現状に関して電話にて語り合えて。 
 専門家の御見解(とは言えども この私も元より重々承知の話題だが)を伺って、ひとまず安心した次第でもある。
 

私の「側弯症」、40代まで見逃された…

2024年09月08日 | 医学・医療・介護
 とは言えども、私の子ども時代には学校の健診にて「側弯症」の項目など全く存在しなかった。

 
 これを最初に指摘して下さったのは、我が40代の職場にての健診時に「胸部X線」の映像を見ていた医師だった。
 医師曰く、「貴方は胸のX線検査に関しては全く異常はありませんが。 『側弯症』ですね。 ご覧のように、背骨が左に湾曲しています。」
 驚いた私がその映像を注視すると、医師先生がおっしゃる通りに、我が背骨が“ものの見事に!”左に湾曲していた。
 私応えて、「“側弯症”を指摘いただいたのは初めてですが、自身の上半身が左に傾いている自覚がずっと以前より十分にありました! これ、何かの治療でも必要でしょうか?」
 医師が返して、「放置しておいても特段の支障はないと思いますが、もしも今後傾きが大きくなるようでしたら対処した方が良いかもしれませんね。」

 その後の健診では、他の医師よりの「側弯症」の指摘は無かったのだが。

 私自身が 特に後ろ姿を鏡に映す都度、「側弯症」を意識する日々だった…


 
 我が娘に話題を移そう。

 娘が小6の時のことだ。
 既に学校健診にて「側弯症」項目があり、それを指摘された。 (嫌なところは似るもんだ…)😵 と愕然としつつも。
 直ぐに「側弯症」専門科がある大学病院へ連れて行った。
 既に世の中が「側弯症」に関する医学分野が進化している時代背景であり、娘にはすぐさま「側弯症」診断が下った。

 さて、その治療はどうするのかと言うと。
 傾き具合にもよるようだが、娘の場背骨の傾き具合が「要治療」だったようで、すぐさま「背骨側弯症補正器具(コルセット)」を作らされる羽目となった。
 これが当時保険医療外で、自費にての(数十万円??)の負担となった。😭 
 
 ところがそれが出来てきて驚いたのだが。😱 
 「こんなもの、娘に背負わせられない!!」と驚いてしまう程の、頑丈で重いコルセットが届いてしまった。
 実際、病院の帰り道にそれを装着させたのだが、傍で見ていて娘の細い身体が可哀そうで忍びなかったものだ… 😰 
 医師の指導では、「毎日装着して、夜中も外さないように!」だったが。
 私は、それを娘に無理矢理やらせるほどの非常識者でも鬼母でも無かったぞ!!!😡 

 結局、その後きっぱりと病院通院は全面的にやめにして。
 
 我が娘は 6歳時からずっとクラシックバレエを習っていたのだが、その指導先生に側弯症を指摘されることは一度も無かった。
 それをよしとして、とにかくクラシックバレエを中2まで続けさせることが、一番の「側弯症治療」ではなかろうか?!? と考えた私はその方針を貫いた。

 その後の娘の背中の歪みが悪化することは無く、現在に至っている。
 
 多少の歪みは抱えて生きる運命にあるにせよ、とにかくこの「鬼母」の私でも。 
 未だ か細かった娘に“あの”「コルセット(側弯症治療器具)」を強制的に背負わせるとの“惨い仕打”を避けて通した事実こそが、その後の娘の人生にとって大きなプラスだったと結論づけている。


 参考だが、私と娘の「側弯症」は単に背中が傾いているのみで、特段の痛みが無いのが特徴かもしれない。
 「痛み」がある側弯症の場合、背中の痛みで夜な夜な目覚めたりするそうなので、そのような場合は当然ながら緊急対応を要することだろう!!

 そう言えば 我が娘の「側弯症」の場合、当時のクラシックバレエレッスンの成果もあったのか年齢と共に歪みが改善されてきて、今では何らの傾きも分からない程になっている。


 片や、既に高齢域に達している私の場合は。
 年齢と共に背中の傾きが増強して、老齢化が進んでしまっているだろうか?!?!

 毎晩自主的に実行しているダンスエクササイズの時には、鏡を見ながら背中の傾きも十分に気にしているのだが。
 あまりに神経がそちらに行くと肝心のダンスに身が入らないし、楽しめないとの弊害もあり…

 年老いては、いろいろと困難なものだ… 😫 😭 


年老いて尚「幸せ」に生きるためには

2024年09月02日 | 医学・医療・介護
 (冒頭写真は、2024.08.29付朝日新聞 広告欄より転載したもの。)


 何と言っても、年老いて尚「幸せ」に生きるための第一の条件であり得る目標とは、誰が考えても「健康維持」であることに決まっているであろう。

 冒頭写真を見ると。
 「80歳の壁」として、〇降圧剤 〇コレステロール値 〇メタボ 〇糖尿病 等の壁こそが、それを遮る条件として挙げられているが。



 これらを、70歳を間近にしている我が身に照らして考察してみよう。
 
 〇 降圧剤
   そもそも高血圧症には縁が無いため、そんなものを手出しすることが皆無ならば、病院にて処方された経験も無し!

 〇 コレステロール値
    これを最終的に測定したのは、1年半前に「左膝複雑骨折」手術時の事だったと記憶しているが。  医師から何らの指摘も無かった事実からして、特段の問題無し、と言えよう。

 〇 癌
   これに関しては、過去に「頭部皮膚癌」を患い摘出手術経験があるが。
あれに関しては自己の体質的なものというよりも、医学業務(無菌操作)上、紫外線を頭部に多量に浴びねばならない業務に携わったことによる一過性の癌発症だと捉えている。  それが証拠に手術後30年近い年月が経過している今、再発等々何らの異常も無い。

 〇 メタボ = 悪 はうそ
   これ、嘘じゃない!!と医学経験者である原左都子は言いたいなあ~~
 参考だが、この私は今までの生涯通じて「メタボ」とは全く縁が無く、むしろ「痩身注意」なるアドバイスをもらったことがあるが。
 メタボの度合いにもよるだろうが。 体重を不必要に増やしても、何のプラスも無いと言いたい思いは強い!!

 〇 糖尿病者はアルツハイマー型認知症になりにくい は 本当?!?
    両者の相関関係を把握してはいないが。
 今現在、我が義母がアルツハイマー診断を受けている。 その義母に関して言えば、決して糖尿病を患ってはいない。
 原左都子としては認識の無い分野であり、結論を出すのは控えておこう。



 
 冒頭写真に、話題を戻そう。

 この週刊誌記事の著者 和田秀樹氏とは、どうやら「老い」に関する著書が複数ある人物のようだ。

 原左都子の手元調査では、東大卒精神科医師であられ。
 はたまた、映画監督、小説家、管理栄養士としても現在ご活躍のご人材のご様子だ。

 私よりも5歳以上お若い方だが。 (余談だが。 よくぞまあ、その短い人生経験内で多くの分野に足を突っ込まれたものだ!!!)😱 
 医学経歴はじめ、どうやら国内公立・私立大学等々にて講師や特任教授等々を勤められたとの記述がネット上にある。
 加えて、ご本人が「こころと体のクリニック」を開設したとの情報もあるようだ。



 最後に、原左都子の「老齢化感」でも述べさていただこう。

 医学関係者である我が身もその経験に支えられながら。 
 高齢期に入って後も基本的に医療行為に依存することなく、無事にこの世を渡ってきていると自負できている。

 この状態を維持しつつ。
 今後も、特に私の場合は転んで外傷を負う等の不意の不祥事に十分留意しながら。 
 高齢域に達している私なりの価値ある暮らしを、主体性を持ってエンジョイし続けたいものだ!😃