昨日10月17日は私の○○回目の誕生日だったのだが、折りしも“インド旅行”というビッグプレゼントが舞い込んで来た。
先だって一旦諦めかけていた旅行を、やはり決行することになったのだ。
10月28日の出発予定で、昨日インドビザ発給センターへ行ってビザの取得申請をしてきた。
今回の旅行の第一目的は、知人の美術家C氏(女性)がこの度インドで美術賞を受賞されたため、観光も兼ねてその授賞式典に出席するのにお供するものだ。お供とは言えども何の役にも立たない足手まといの私なのだが、この機会にまんまと便乗させていただき、初めて訪れるインドをsightseeingしてこようという魂胆である。
たまたま来週インドの首相が来日するのに伴い、ビザ発給センターが来週何日間か閉鎖されるとのことだ。そのため、昨日午後申請分のビザは27日の17時30分以降の発給とのことで、28日早朝出発の旅にギリギリセーフで間に合うこととなった。
インド入国のビザ発給に当たっての審査は厳しいという情報をあらかじめ得てはいたのだか、確かに厳しい。私の方は単なるお供のため、旅行目的がTourismの申請で何ら問題なかったのだが、美術家C氏の方は旅行目的が美術賞受賞式典への招待ということで審査が手間取った。決して業務活動はしないという趣旨の誓約書のようなものを自作の英文で書き提出することを命じられた。このいきなりの難題を突破してC氏にもビザは発給されることとなった。
さて出発に先立ちこのブログの場を利用して、インドという国について予習し、私なりに予備知識を得て出発に備えよう。(インド政府観光局作成のパンフレットを参照)
本日は、まず総論からスタートしよう。
インドは世界最古のインダス文明に続く5千年の歴史を持つ広大な国だ。
国土は日本の約10倍で、327万平方キロメートル。
人口は約10億2千万人で世界第2位。
公用語はヒンズー語で、英語が準公用語。
北には世界の最高峰ヒマラヤ山脈がそびえ、南にはインド洋、ベンガル湾、アラビア海の3つの海に囲まれた悠久の大地である。西にはタール砂漠、東にはスンダルバンの森、そして中央のデカン高原に広がる肥沃な土地は、野生動物の宝庫としても知られている。
さまざまな地形と文化が混在するこの国にはいくつもの宗教と伝統が生まれた。インドの歴史はヒンズー教が確立された紀元前3200年にまで遡る。そして、現在では仏教、ジャイナ教、シーク教、キリスト教、イスラム教等の多宗教がこの国に混在している。
昔ながらの生活様式を守る少数部族と都会で洗練された暮らしを営む上流階級、寺院の象と集積回路、古代遺跡と原子力産業、このように古いインドと若いインドが共存する国、これが近代インドの姿である。
フランスの作家、ロマン・ローランはこう言った。
人類が生活するという夢を
見始めた大昔の頃から、
全ての人間がこの地上に
一つの憩いの場を見つけたとすれば、
それはインドである。
先だって一旦諦めかけていた旅行を、やはり決行することになったのだ。
10月28日の出発予定で、昨日インドビザ発給センターへ行ってビザの取得申請をしてきた。
今回の旅行の第一目的は、知人の美術家C氏(女性)がこの度インドで美術賞を受賞されたため、観光も兼ねてその授賞式典に出席するのにお供するものだ。お供とは言えども何の役にも立たない足手まといの私なのだが、この機会にまんまと便乗させていただき、初めて訪れるインドをsightseeingしてこようという魂胆である。
たまたま来週インドの首相が来日するのに伴い、ビザ発給センターが来週何日間か閉鎖されるとのことだ。そのため、昨日午後申請分のビザは27日の17時30分以降の発給とのことで、28日早朝出発の旅にギリギリセーフで間に合うこととなった。
インド入国のビザ発給に当たっての審査は厳しいという情報をあらかじめ得てはいたのだか、確かに厳しい。私の方は単なるお供のため、旅行目的がTourismの申請で何ら問題なかったのだが、美術家C氏の方は旅行目的が美術賞受賞式典への招待ということで審査が手間取った。決して業務活動はしないという趣旨の誓約書のようなものを自作の英文で書き提出することを命じられた。このいきなりの難題を突破してC氏にもビザは発給されることとなった。
さて出発に先立ちこのブログの場を利用して、インドという国について予習し、私なりに予備知識を得て出発に備えよう。(インド政府観光局作成のパンフレットを参照)
本日は、まず総論からスタートしよう。
インドは世界最古のインダス文明に続く5千年の歴史を持つ広大な国だ。
国土は日本の約10倍で、327万平方キロメートル。
人口は約10億2千万人で世界第2位。
公用語はヒンズー語で、英語が準公用語。
北には世界の最高峰ヒマラヤ山脈がそびえ、南にはインド洋、ベンガル湾、アラビア海の3つの海に囲まれた悠久の大地である。西にはタール砂漠、東にはスンダルバンの森、そして中央のデカン高原に広がる肥沃な土地は、野生動物の宝庫としても知られている。
さまざまな地形と文化が混在するこの国にはいくつもの宗教と伝統が生まれた。インドの歴史はヒンズー教が確立された紀元前3200年にまで遡る。そして、現在では仏教、ジャイナ教、シーク教、キリスト教、イスラム教等の多宗教がこの国に混在している。
昔ながらの生活様式を守る少数部族と都会で洗練された暮らしを営む上流階級、寺院の象と集積回路、古代遺跡と原子力産業、このように古いインドと若いインドが共存する国、これが近代インドの姿である。
フランスの作家、ロマン・ローランはこう言った。
人類が生活するという夢を
見始めた大昔の頃から、
全ての人間がこの地上に
一つの憩いの場を見つけたとすれば、
それはインドである。