昨日(12月2日)午前8時頃、東京と山梨・長野及び兵庫県を結ぶ国内幹線高速道路である中央自動車道の上り線笹子トンネル内で、天井のコンクリート板が崩落し、通行中の車両内で9名の死者をはじめ多数の負傷者を出す惨事が発生した。
本日昼過ぎこの事故に関連するNHKニュースを見聞していて一番驚かされたのは、何と!昭和50年以降事故現場トンネルのメンテナンスは「目視」のみしか実施していないとの報道事実に関してである。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
今回の事故では、若い20代の男女5名も犠牲者となったようだ。
こんな場で私事に移行して誠に恐縮だが、私も20代の若かりし頃、シンガーソングライターの松任谷由美氏(いわゆる“ユーミン”だが、当時は未だ荒井由実と名乗っておられたと記憶している)が、1976年に発表したアルバムの中の一曲である「中央フリーウェイ」に触発され、彼氏と共に中央道経由のドライブに何度か出かけた経験がある。
参考のため、松任谷由実氏の代表曲の一つである「中央フリーウェイ」は、元々信号のない自由な道路をイメージして作られた楽曲であるらしい。 この中央道を八王子方面へ向かう道中左右に見える元在日米軍調布基地や、サントリー武蔵野ビール工場、東京競馬場等の風景が曲の中で歌われていて、恋人とのドライブ風景がまるで滑走路であるかのようなロマンチック影像的表現が印象的なナンバーである。
原左都子にとっても、我が想い出の中で中央道にはいつまでもそんなロマンチックな滑走路であって欲しかったのに……![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
話を現実に戻そう。
そんな私の若かりし日のロマンをトンネルの崩落と共に根元から大崩壊してくれたのが、今回の事故だったとも言える。
上記の通り、中央自動車道とは高度経済成長期に国土開発幹線自動車道として建設された道路である。
それを管轄する大本団体とは国土交通省なのであろうが、おそらくその末端組織であろう団体の職員が本日昼間のニュース報道の記者会見に於いて消え入りそうな声で答弁したのが上記の内容である。
繰り返すがその内容とは、「昭和50年以降事故現場トンネルのメンテナンスは『目視』のみしか実施していない…。」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0252.gif)
政府が執り行った公共事業建設物のメンテナンスが如何なる法的バックグラウンドの下で実施されているのかに関して私は承知していない。
ただ一素人市民として今回のニュースを見聞して感じたのは、大規模プロジェクトであっただろう国内幹線高速道路のメンテナンスを30数年に渡り「目視」によってしか実施していないとの言及は、あまりにもお粗末過ぎないのか?と言うことだ。
と言うのも、原左都子が居住(あるいは賃貸対象として)現在所有している2件の集合住宅物件に関してすら、定期的に“大規模修繕”を実施する事が法的に定められ、その法的基準に従い十数年毎に修繕が実施されている現実である。 このメンテナンス出費とはマンション住民(及び賃貸物件所有者)にとって月々かなりの多額積立負担ではあるものの、これを実施することにより庶民の微細な所有財産が長期に渡って保全され安心して住める事に感謝するというものだ。 (いや、もちろんマンション管理業者がその制度を利用してメンテナンス業者と癒着し、法外の経費負担を住民に課して来ないよう目を光らせるのも住民の義務ではあるぞ。
その類の事象に目を光らせるのを得意技とする原左都子だけどね。
)
今まさに政権が移り行こうとしているが、何処の政権に移ろうが国民にとっては今後の「公共事業」に関して不安材料が盛り沢山であることは否めない事実であろう。
そこで、現民主党政権がネット上で発表している「平成24年度国土交通省予算」について少し検索してみた。
この報告の一部を以下に紹介するが、その予算は対前年度当初に比べ▲4,534億円、▲9.1%の減としている、 とのことだ。
1割近い減額の大きな要因としては、平成23年8月の民自公三党確認書及び組替え基準において、「高速道路の無料化」につき24年度概算要求において計上しない(23年度当初:1,200億円)こととされたこと、一括交付金の拡充に伴い社会資本整備総合交付金から新たに2,182億円を地域自主戦略交付金等へ移行したことによる。
大まかに予算の内容を整理すれば予算総額 4兆5,476億円 のうち、河川、海岸、道路、港湾、空港などの直轄事業や、地域の社会基盤の総合的な整備に必要な交付金などの公共事業関係費が、3兆9,346億円と全体の約9割を占めている。
( 中 略 )
24年度予算においては真に必要な社会資本整備等のため、国民生活の安全・安心の確保、成長戦略の推進、地域活性化のための基盤整備といった重要施策へ重点配分することとしている。
(ア)国民生活の安全・安心の確保 ①水害・土砂災害・津波対策 ② 民間住宅活用型住宅セーフティネット整備推進事業 その他、海上保安体制に係る装備の重点整備、 国際コンテナ戦略港湾整備、ハブ空港としての首都圏空港の充実、諸々……
(以上、財務省官僚がネット上に公開している資料より一部を引用)
最後に、私論を展開しよう。
上記財務省による「国土交通省関係予算」に関する記述内で “国民の安全・安心の確保” と明記しているにもかかわらず、この文書内にはまだまだ国が貧しい遠い過去の時代に、国民の血税による歳費を無駄に浪費して建設した既に老朽化している公共事業建造物の“メンテナンス”に関する一切の記述がないのだ。
これは何故かに関して、原左都子が推測することにしよう。
いくら政権が移り行こうが政府としては官僚との迎合の下に 「どうせ一般国民は皆アホなんだから、国際関係や災害復旧等目立つ事さえやってりゃとりあえず国民とは満足するものさ。 何だって? 国内公共事業のメンテナンスだと? そんな細部に目が届く国民などいないも同然だぜ。 ここは政権が何度移り変わろうと、私腹を肥やす事に集中しない手はないぜ。そんなもん無視無視!」
どうせそんなところであろうと私は推測するのだ。
結局は元々国家の大々的プロジェクトだったと言いつつ、建設した後は手下団体にその管理運営を全面移行して、「人が死のうがお前らの責任だ!」と言い捨て責任回避するのが政府のいつものやり方であり悪行である。
国内幹線道である中央高速道で9名の死者を出して尚、その手が通じると思っているらしき政府や官僚どもに原左都子から言っておきたい事がある。
公共事業とは今の時代、最新科学技術をもって維持管理を続行せずして長期存立し得ない事業である事を国民も承知の事実であるため、作った以上は後々まで政府が責任を持ってメンテナンス対応するべきと。
本日昼過ぎこの事故に関連するNHKニュースを見聞していて一番驚かされたのは、何と!昭和50年以降事故現場トンネルのメンテナンスは「目視」のみしか実施していないとの報道事実に関してである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
今回の事故では、若い20代の男女5名も犠牲者となったようだ。
こんな場で私事に移行して誠に恐縮だが、私も20代の若かりし頃、シンガーソングライターの松任谷由美氏(いわゆる“ユーミン”だが、当時は未だ荒井由実と名乗っておられたと記憶している)が、1976年に発表したアルバムの中の一曲である「中央フリーウェイ」に触発され、彼氏と共に中央道経由のドライブに何度か出かけた経験がある。
参考のため、松任谷由実氏の代表曲の一つである「中央フリーウェイ」は、元々信号のない自由な道路をイメージして作られた楽曲であるらしい。 この中央道を八王子方面へ向かう道中左右に見える元在日米軍調布基地や、サントリー武蔵野ビール工場、東京競馬場等の風景が曲の中で歌われていて、恋人とのドライブ風景がまるで滑走路であるかのようなロマンチック影像的表現が印象的なナンバーである。
原左都子にとっても、我が想い出の中で中央道にはいつまでもそんなロマンチックな滑走路であって欲しかったのに……
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
話を現実に戻そう。
そんな私の若かりし日のロマンをトンネルの崩落と共に根元から大崩壊してくれたのが、今回の事故だったとも言える。
上記の通り、中央自動車道とは高度経済成長期に国土開発幹線自動車道として建設された道路である。
それを管轄する大本団体とは国土交通省なのであろうが、おそらくその末端組織であろう団体の職員が本日昼間のニュース報道の記者会見に於いて消え入りそうな声で答弁したのが上記の内容である。
繰り返すがその内容とは、「昭和50年以降事故現場トンネルのメンテナンスは『目視』のみしか実施していない…。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0252.gif)
政府が執り行った公共事業建設物のメンテナンスが如何なる法的バックグラウンドの下で実施されているのかに関して私は承知していない。
ただ一素人市民として今回のニュースを見聞して感じたのは、大規模プロジェクトであっただろう国内幹線高速道路のメンテナンスを30数年に渡り「目視」によってしか実施していないとの言及は、あまりにもお粗末過ぎないのか?と言うことだ。
と言うのも、原左都子が居住(あるいは賃貸対象として)現在所有している2件の集合住宅物件に関してすら、定期的に“大規模修繕”を実施する事が法的に定められ、その法的基準に従い十数年毎に修繕が実施されている現実である。 このメンテナンス出費とはマンション住民(及び賃貸物件所有者)にとって月々かなりの多額積立負担ではあるものの、これを実施することにより庶民の微細な所有財産が長期に渡って保全され安心して住める事に感謝するというものだ。 (いや、もちろんマンション管理業者がその制度を利用してメンテナンス業者と癒着し、法外の経費負担を住民に課して来ないよう目を光らせるのも住民の義務ではあるぞ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0084.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_tehe.gif)
今まさに政権が移り行こうとしているが、何処の政権に移ろうが国民にとっては今後の「公共事業」に関して不安材料が盛り沢山であることは否めない事実であろう。
そこで、現民主党政権がネット上で発表している「平成24年度国土交通省予算」について少し検索してみた。
この報告の一部を以下に紹介するが、その予算は対前年度当初に比べ▲4,534億円、▲9.1%の減としている、 とのことだ。
1割近い減額の大きな要因としては、平成23年8月の民自公三党確認書及び組替え基準において、「高速道路の無料化」につき24年度概算要求において計上しない(23年度当初:1,200億円)こととされたこと、一括交付金の拡充に伴い社会資本整備総合交付金から新たに2,182億円を地域自主戦略交付金等へ移行したことによる。
大まかに予算の内容を整理すれば予算総額 4兆5,476億円 のうち、河川、海岸、道路、港湾、空港などの直轄事業や、地域の社会基盤の総合的な整備に必要な交付金などの公共事業関係費が、3兆9,346億円と全体の約9割を占めている。
( 中 略 )
24年度予算においては真に必要な社会資本整備等のため、国民生活の安全・安心の確保、成長戦略の推進、地域活性化のための基盤整備といった重要施策へ重点配分することとしている。
(ア)国民生活の安全・安心の確保 ①水害・土砂災害・津波対策 ② 民間住宅活用型住宅セーフティネット整備推進事業 その他、海上保安体制に係る装備の重点整備、 国際コンテナ戦略港湾整備、ハブ空港としての首都圏空港の充実、諸々……
(以上、財務省官僚がネット上に公開している資料より一部を引用)
最後に、私論を展開しよう。
上記財務省による「国土交通省関係予算」に関する記述内で “国民の安全・安心の確保” と明記しているにもかかわらず、この文書内にはまだまだ国が貧しい遠い過去の時代に、国民の血税による歳費を無駄に浪費して建設した既に老朽化している公共事業建造物の“メンテナンス”に関する一切の記述がないのだ。
これは何故かに関して、原左都子が推測することにしよう。
いくら政権が移り行こうが政府としては官僚との迎合の下に 「どうせ一般国民は皆アホなんだから、国際関係や災害復旧等目立つ事さえやってりゃとりあえず国民とは満足するものさ。 何だって? 国内公共事業のメンテナンスだと? そんな細部に目が届く国民などいないも同然だぜ。 ここは政権が何度移り変わろうと、私腹を肥やす事に集中しない手はないぜ。そんなもん無視無視!」
どうせそんなところであろうと私は推測するのだ。
結局は元々国家の大々的プロジェクトだったと言いつつ、建設した後は手下団体にその管理運営を全面移行して、「人が死のうがお前らの責任だ!」と言い捨て責任回避するのが政府のいつものやり方であり悪行である。
国内幹線道である中央高速道で9名の死者を出して尚、その手が通じると思っているらしき政府や官僚どもに原左都子から言っておきたい事がある。
公共事業とは今の時代、最新科学技術をもって維持管理を続行せずして長期存立し得ない事業である事を国民も承知の事実であるため、作った以上は後々まで政府が責任を持ってメンテナンス対応するべきと。