(写真は、アルゼンチン ブエノスアイレスの観光スポット コロン劇場 の直ぐ近くに位置するホテルロビーにて撮影したクリスマスツリー。 南米では今の時期真夏であるが、このように街のあちこちにクリスマスの飾り付けを発見することが出来る。 写真右側が原左都子。 左側は今回アルゼンチンにて国際美術賞を受賞され、その授賞式に私をお誘い下さった知人の美術家氏。
参考のため、ブエノスアイレスのコロン劇場とは、イタリアのミラノ・スカラ座、パリのオペラ座と並んで「世界三大劇場」の一つの地位を保ち続けている劇場であり、現在に至って尚世界最高峰のクラシック演奏やオペラを堪能する事が可能な劇場とのことだ。)
今回の「原左都子エッセイ集」記事内容は、上記の写真とさほどの関連がないことを最初にお断りしておく。
それにしても日本国内に於いて「クリスマス」の位置付けが年毎に簡素化しつつあると皆さんお感じではなかろうか? と言うよりも、日本に於いては「クリスマス」を楽しむ慣習など既に消滅したと言ってよい程に、衰退した文化の一つと表現できそうにすら私は感じる。
それを身近に実感したのは、我が家においては娘の要望により毎年実施していた「クリスマス」の飾りつけを、今年は取り止める決断をした事実によってである。
私はそもそも宗教心のない人間であるし、室内飾り付けの手間の煩わしさを考慮すると正直なところそんなもの二の次でよかった。 ただ、娘がそれを楽しみにしているならば実行に移すつもりでいたのだが、娘曰く「街でクリスマスの飾り付けをあまり見かけないし、近隣の一般家庭でもどこも飾り付けをしてないよ」…
確かにその通りだ。 数年前までは煌くばかりのクリスマスイルミネーションを誇っていた近隣住居も年毎にそれを縮小し、大震災後は何処も飾り付けを自粛しているのかとも見受けられる。 そして今年に至っては、さらにその自粛の程が街中に浸透しているかの様子だ。
そして私はアルゼンチン旅行を終えた後、成田からのリムジンバスにての帰り道にもそれを再認識させられた。
特に一昔前に舞浜辺りのディズニーリゾート近辺高速道をクリスマス時期に通行した場合、そこにはクリスマスイルミネーションが溢れていた記憶がある。 ところが現在に至ってはイルミネーションどころが、千葉県に位置するディズニーリゾートの高速道の周辺に昔は数多く出店していた店舗すら皆無で、その風景が“真っ暗闇状態”なのだ。
アルゼンチンの経済力の程が不安定極まりないのと平行して、我が国日本に於いても同様の事態を余儀なくされていることを、成田からの帰り道であるディズニーリゾート近辺の“真っ暗闇”風景で再認識されつつ自宅へ急いだ私である。
話題が大幅に変わるが、昨日、大学がやっと年末年始休みに入った我が娘と共に東京と千葉との境目辺りにある葛西臨海公園地域を訪れた。
昨日は12月25日 まさにクリスマス当日であるのだが、メトロ電車内にはその雰囲気がまったくない。
そんな中、私が座席で軽い眠りについていると近辺から男の子達の会話が聞こえてくる。 その会話内容から判断するに、どうやら我が娘と同い年すなわち19歳くらいの年頃の少年達であろうか??
今時電車内で会話を交わす乗客とは、昼間のおばさん連中か家族連れ、あるいは夜間の酔っ払い連中ぐらいの迷惑な喧騒であるが、この少年達はそれらの乗客とは異質で私にとって音量をわきまえた“耳障りではない会話”を交わしているようだ。
少し目が覚めかかった私の前の席がちょうど空いた様子で、上記の少年達4名がその座席に並んで座ったようだ。 まだ眠い状態の私がぼんやりと前席に座った少年達を観察したところ、なんとも可愛らしいイケメン揃いではないか!!
その時、何故か我が脳裏に浮かんだのは往年の「フォーリーブス」だった!
「フォーリーブス」をご存知ない方々に少し説明すると、昭和40年前後のグループサウンズ全盛期に「ジャニーズ事務所」よりデビューした歌って踊れる4人の少年グループである。 “SMAP”や“嵐”の大先輩と考えてもらえばよいであろう。
しかも、メトロ前席4名の少年達の会話が私にとっては純粋で可愛らしいことこの上ない!
今時、19歳ぐらいの年齢にして少年らしき心を育んでいるとは奇跡的ではなかろうか? 我が娘も同類であるのだが、少年達を未成年と想定して、このような教育を育んで来ている少年達の親の教育力を評価したい思いである。
私名付けて「フォーリーブス」の4人の少年達は、我々同様に東京メトロ有楽町線終点である新木場駅で降車した模様だ。 おそらく、その後はJRに乗り換え舞浜に降り立って「ディズニーリゾート」へと向かうものとも推測した。
穢れなき少年達は、このクリスマスの日にディズニーランド(あるいはディズニーシー)で彼女でもゲットするつもりであろうか?
そうだとしても、今時少年4人で連れ添って行楽地に出かける姿を私はほとんど見かけない。(少女も然りである。)
今時の若者群像としては、個人行動か、はたまた中高生にして早くもカップルか、あるいは集団行動の場合“グレている”男女連中どもか、はたまたネットででも知り合った年齢差チグハグカップルにしか遭遇出来ないものだが、それが今時の日本の都会の常ではなかろうか??
そんな時代背景に生きている未成年の娘を持つ親の身として、昨日のクリスマスの日に往年の「フォーリーブス」のごとくの可愛らしい妖精のような4人の少年グループに出会えた事は、私にとって素晴らしいクリスマスプレゼントだったと慮るのだ。
参考のため、ブエノスアイレスのコロン劇場とは、イタリアのミラノ・スカラ座、パリのオペラ座と並んで「世界三大劇場」の一つの地位を保ち続けている劇場であり、現在に至って尚世界最高峰のクラシック演奏やオペラを堪能する事が可能な劇場とのことだ。)
今回の「原左都子エッセイ集」記事内容は、上記の写真とさほどの関連がないことを最初にお断りしておく。
それにしても日本国内に於いて「クリスマス」の位置付けが年毎に簡素化しつつあると皆さんお感じではなかろうか? と言うよりも、日本に於いては「クリスマス」を楽しむ慣習など既に消滅したと言ってよい程に、衰退した文化の一つと表現できそうにすら私は感じる。
それを身近に実感したのは、我が家においては娘の要望により毎年実施していた「クリスマス」の飾りつけを、今年は取り止める決断をした事実によってである。
私はそもそも宗教心のない人間であるし、室内飾り付けの手間の煩わしさを考慮すると正直なところそんなもの二の次でよかった。 ただ、娘がそれを楽しみにしているならば実行に移すつもりでいたのだが、娘曰く「街でクリスマスの飾り付けをあまり見かけないし、近隣の一般家庭でもどこも飾り付けをしてないよ」…
確かにその通りだ。 数年前までは煌くばかりのクリスマスイルミネーションを誇っていた近隣住居も年毎にそれを縮小し、大震災後は何処も飾り付けを自粛しているのかとも見受けられる。 そして今年に至っては、さらにその自粛の程が街中に浸透しているかの様子だ。
そして私はアルゼンチン旅行を終えた後、成田からのリムジンバスにての帰り道にもそれを再認識させられた。
特に一昔前に舞浜辺りのディズニーリゾート近辺高速道をクリスマス時期に通行した場合、そこにはクリスマスイルミネーションが溢れていた記憶がある。 ところが現在に至ってはイルミネーションどころが、千葉県に位置するディズニーリゾートの高速道の周辺に昔は数多く出店していた店舗すら皆無で、その風景が“真っ暗闇状態”なのだ。
アルゼンチンの経済力の程が不安定極まりないのと平行して、我が国日本に於いても同様の事態を余儀なくされていることを、成田からの帰り道であるディズニーリゾート近辺の“真っ暗闇”風景で再認識されつつ自宅へ急いだ私である。
話題が大幅に変わるが、昨日、大学がやっと年末年始休みに入った我が娘と共に東京と千葉との境目辺りにある葛西臨海公園地域を訪れた。
昨日は12月25日 まさにクリスマス当日であるのだが、メトロ電車内にはその雰囲気がまったくない。
そんな中、私が座席で軽い眠りについていると近辺から男の子達の会話が聞こえてくる。 その会話内容から判断するに、どうやら我が娘と同い年すなわち19歳くらいの年頃の少年達であろうか??
今時電車内で会話を交わす乗客とは、昼間のおばさん連中か家族連れ、あるいは夜間の酔っ払い連中ぐらいの迷惑な喧騒であるが、この少年達はそれらの乗客とは異質で私にとって音量をわきまえた“耳障りではない会話”を交わしているようだ。
少し目が覚めかかった私の前の席がちょうど空いた様子で、上記の少年達4名がその座席に並んで座ったようだ。 まだ眠い状態の私がぼんやりと前席に座った少年達を観察したところ、なんとも可愛らしいイケメン揃いではないか!!
その時、何故か我が脳裏に浮かんだのは往年の「フォーリーブス」だった!
「フォーリーブス」をご存知ない方々に少し説明すると、昭和40年前後のグループサウンズ全盛期に「ジャニーズ事務所」よりデビューした歌って踊れる4人の少年グループである。 “SMAP”や“嵐”の大先輩と考えてもらえばよいであろう。
しかも、メトロ前席4名の少年達の会話が私にとっては純粋で可愛らしいことこの上ない!
今時、19歳ぐらいの年齢にして少年らしき心を育んでいるとは奇跡的ではなかろうか? 我が娘も同類であるのだが、少年達を未成年と想定して、このような教育を育んで来ている少年達の親の教育力を評価したい思いである。
私名付けて「フォーリーブス」の4人の少年達は、我々同様に東京メトロ有楽町線終点である新木場駅で降車した模様だ。 おそらく、その後はJRに乗り換え舞浜に降り立って「ディズニーリゾート」へと向かうものとも推測した。
穢れなき少年達は、このクリスマスの日にディズニーランド(あるいはディズニーシー)で彼女でもゲットするつもりであろうか?
そうだとしても、今時少年4人で連れ添って行楽地に出かける姿を私はほとんど見かけない。(少女も然りである。)
今時の若者群像としては、個人行動か、はたまた中高生にして早くもカップルか、あるいは集団行動の場合“グレている”男女連中どもか、はたまたネットででも知り合った年齢差チグハグカップルにしか遭遇出来ないものだが、それが今時の日本の都会の常ではなかろうか??
そんな時代背景に生きている未成年の娘を持つ親の身として、昨日のクリスマスの日に往年の「フォーリーブス」のごとくの可愛らしい妖精のような4人の少年グループに出会えた事は、私にとって素晴らしいクリスマスプレゼントだったと慮るのだ。