本日(2月18日)午後1時頃より国会テレビ中継を斜め見していると、自民党政権の安倍首相が、野党民主党議員より(カネの)“バラ撒き”の定義について質疑を受けていた。
民主党議員曰く、「自民党論理によれば高齢者消費税減税措置案とて一種の“バラ撒き”と解するがどうなのか」云々…。 この野党よりの質疑に対し安倍首相は上手くかわす回答をしたものだと、私は一瞬ではあるが評価した。
原左都子自身は無党派層であることに関しては当エッセイ集バックナンバーにおいて再三述べているが、前民主党政権が打ち出した“カネのバラ撒き”政策には断固として反対派を貫いて来た。
さて、安倍首相が如何なる回答をするのかと興味深かったのだが、この方、結構頭の回転は速いのかとの印象を抱いた本日の国会一場面である。
加えて、安倍政権副総理及び財務大臣兼内閣府特命担当大臣でもあられる 麻生太郎氏 が次なる質問に応えていたが、麻生氏の印象とは政治家と言うよりも「役者」と表現した方がよさそうな感覚を一国民として以前より抱かされる。
国会たるものまさかオペラ劇場ではなかろうが、それにしてもこの種の人材が国会答弁を国民に親しみやすい方向へ導いても多少許されるのかもしれない、などと考える私のような国民は即刻バッシング対象となるのであろうか??
前置きが長引き恐縮だが、「原左都子エッセイ集」に於いてそろそろ時事問題を綴りたい思いは山々なれど、弱音を吐くと、ここのところ多忙を極めていてエッセイ執筆に十分な時間が取れない現状である。
明日より国内旅行を控えていることもあり、本日も“恋愛・男女関係”カテゴリーでお茶を濁そうとしている魂胆をご容赦願いたい。
さて、「原左都子エッセイ集」に於いておなじみの朝日新聞2月16日“悩みのるつぼ”の相談内容は、20歳男子大学生による 「振られた相手をあきらめたい」 との題目だった。
この題目のみを一見して私がとっさに抱いたのは、今回上記に掲げたエッセイテーマのごとく“フラれたならば、さっさと次へ行けばいいじゃないの?!”との感想だった。
ともあれ、以下に相談内容を要約して紹介しよう。
岡田斗司夫先生に相談があります。 僕は20歳の大学生ですが 彼女いない歴=年齢 の人間です。 この前、勇気を出して気になる女性に声をかけ2人でフェルメールを見に行きました。僕にとっては初デートでしたが、その帰り意を決して告白したところ案の定フラれました。 フラれるのはこれが初めてではなく、高校生の頃は美人であれば誰でもよく世に美人なんてごまんといると思いそこまで感傷的になりませんでした。 しかし、今回は相手の人柄にひかれて好きになったのでこの女性でないとダメと思うようになり、次の恋にいけません。 このままでは彼女に対してストーカーになってしまいそうで自分が怖いです。 思いを断ち切る方法はありませんか?
(以上、朝日新聞“悩みのるつぼ”相談より要約引用)
ここで一旦、原左都子の私論に入ろう。
そうなのか… そうやって若い男が安易にストーカー行為に入ってしまうのか?!?
“ふった”側の若き女性の立場になって考察すると、何とも怖い相談内容である。
この事例の場合、とにもかくにも女性の人権擁護の立場から弁護意見を述べたいものだ。 どうか男子学生さん、今後何らかの気を紛らわす方策を見つけることに専念して、女性の事を忘れる努力をしませんか。
今回の相談者である20歳男子が、回答者として評論家の岡田斗司夫氏を指名している点が多少気になる私だ。
岡田氏は何年か前の「原左都子エッセイ集」バックナンバーのコメント欄へコメントをお寄せ下さっている。(そのバックナンバーも“悩みのるつぼ”の恋愛関係相談内容を取り上げたものだったのだが。)
現在「原左都子エッセイ集」は諸事情によりコメント欄を閉鎖しているが、当時より“悩みのるつぼ”ファンであった私は岡田氏から直接コメントを頂戴した事実自体に驚かされたものだ。 (我が現実世界の友人である女性陣が岡田氏よりのコメントをどれ程羨んだことか…。) 岡田斗司夫先生は恋愛・女性関係に精通されている方なのかと、我が周囲の反応により当時再び認識させていただいたものである。
さて、今回の相談者であられる岡田斗司夫氏のご回答には多少の異議を抱く私だ。
岡田氏によれば、女性には「恋愛価格」と「友達価格」があるとのご持論のようだ。 しかも、「人格が悪く」て「美人」である“嫌な”女性も存在するとの記述であり、「人柄がよく」「友達価格」の低い女性は誤解した男性がいきなり告白してくる??? あるいは、ご自身は「プチ有名人」であるから恋愛価格が多少高い、とも記述されている。
ここで再び原左都子の私論に移るが、岡田斗司夫さん、貴方が“悩みのるつぼ”で究極の歪んだ持論を披露された意図を私は理解できる気もするのだ。 こうでも書かねば、近い将来に本気でストーカーに変貌するやもしれぬ男子大学生の“フラれた”女性への思いを止められない事実を慮ったものと信じたい。
現にストーカーをせんとしている男子大学生の現在の“目線”に立たねば、ストーカー行為など阻止できないものであると私も同意する。
しかも岡田斗司夫氏は回答欄最後で、男子学生の目線に立って相談者を擁護するべく言及をしている。 「でもあなたは私と違って、自分より高嶺の花に挑戦して振られるのを怖れなかった。男同士だから分かる“男の価値”はきっと1千万円以上。正直、ちょっと尊敬です。」
この岡田氏のアドバイスに相談男子学生も大いに救われたことであろう。
美しさ、醜さ、人柄の良さ、人柄の悪さ、… 人間とはそれらの要素の微々たる部分部分の組み合わせ集合体でしかない。 人間一人ひとり皆がそれぞれ持って生まれたDNAを、現実社会の環境要因に左右されつつ育成発揮しながらこの世に生き延びているのだ。
気に入った相手にはどんどんアタックしようではないか。 もしもフラれたところでストーカー行為などとの究極の迷惑行為に走る必要は何もない。
若き世代には、今後も様々なDNAを持ちそれを育みつつ生きている多種多様な人材との出会いが待ち構えているぞ!
P.S.
明日(2月19日)より数日間、南の地方へ旅立ちます。
しばらく「原左都子エッセイ集」の執筆をお休みさせていただきますが、もしよろしければバックナンバーをお楽しみいただけましたら幸いです。
民主党議員曰く、「自民党論理によれば高齢者消費税減税措置案とて一種の“バラ撒き”と解するがどうなのか」云々…。 この野党よりの質疑に対し安倍首相は上手くかわす回答をしたものだと、私は一瞬ではあるが評価した。
原左都子自身は無党派層であることに関しては当エッセイ集バックナンバーにおいて再三述べているが、前民主党政権が打ち出した“カネのバラ撒き”政策には断固として反対派を貫いて来た。
さて、安倍首相が如何なる回答をするのかと興味深かったのだが、この方、結構頭の回転は速いのかとの印象を抱いた本日の国会一場面である。
加えて、安倍政権副総理及び財務大臣兼内閣府特命担当大臣でもあられる 麻生太郎氏 が次なる質問に応えていたが、麻生氏の印象とは政治家と言うよりも「役者」と表現した方がよさそうな感覚を一国民として以前より抱かされる。
国会たるものまさかオペラ劇場ではなかろうが、それにしてもこの種の人材が国会答弁を国民に親しみやすい方向へ導いても多少許されるのかもしれない、などと考える私のような国民は即刻バッシング対象となるのであろうか??
前置きが長引き恐縮だが、「原左都子エッセイ集」に於いてそろそろ時事問題を綴りたい思いは山々なれど、弱音を吐くと、ここのところ多忙を極めていてエッセイ執筆に十分な時間が取れない現状である。
明日より国内旅行を控えていることもあり、本日も“恋愛・男女関係”カテゴリーでお茶を濁そうとしている魂胆をご容赦願いたい。
さて、「原左都子エッセイ集」に於いておなじみの朝日新聞2月16日“悩みのるつぼ”の相談内容は、20歳男子大学生による 「振られた相手をあきらめたい」 との題目だった。
この題目のみを一見して私がとっさに抱いたのは、今回上記に掲げたエッセイテーマのごとく“フラれたならば、さっさと次へ行けばいいじゃないの?!”との感想だった。
ともあれ、以下に相談内容を要約して紹介しよう。
岡田斗司夫先生に相談があります。 僕は20歳の大学生ですが 彼女いない歴=年齢 の人間です。 この前、勇気を出して気になる女性に声をかけ2人でフェルメールを見に行きました。僕にとっては初デートでしたが、その帰り意を決して告白したところ案の定フラれました。 フラれるのはこれが初めてではなく、高校生の頃は美人であれば誰でもよく世に美人なんてごまんといると思いそこまで感傷的になりませんでした。 しかし、今回は相手の人柄にひかれて好きになったのでこの女性でないとダメと思うようになり、次の恋にいけません。 このままでは彼女に対してストーカーになってしまいそうで自分が怖いです。 思いを断ち切る方法はありませんか?
(以上、朝日新聞“悩みのるつぼ”相談より要約引用)
ここで一旦、原左都子の私論に入ろう。
そうなのか… そうやって若い男が安易にストーカー行為に入ってしまうのか?!?
“ふった”側の若き女性の立場になって考察すると、何とも怖い相談内容である。
この事例の場合、とにもかくにも女性の人権擁護の立場から弁護意見を述べたいものだ。 どうか男子学生さん、今後何らかの気を紛らわす方策を見つけることに専念して、女性の事を忘れる努力をしませんか。
今回の相談者である20歳男子が、回答者として評論家の岡田斗司夫氏を指名している点が多少気になる私だ。
岡田氏は何年か前の「原左都子エッセイ集」バックナンバーのコメント欄へコメントをお寄せ下さっている。(そのバックナンバーも“悩みのるつぼ”の恋愛関係相談内容を取り上げたものだったのだが。)
現在「原左都子エッセイ集」は諸事情によりコメント欄を閉鎖しているが、当時より“悩みのるつぼ”ファンであった私は岡田氏から直接コメントを頂戴した事実自体に驚かされたものだ。 (我が現実世界の友人である女性陣が岡田氏よりのコメントをどれ程羨んだことか…。) 岡田斗司夫先生は恋愛・女性関係に精通されている方なのかと、我が周囲の反応により当時再び認識させていただいたものである。
さて、今回の相談者であられる岡田斗司夫氏のご回答には多少の異議を抱く私だ。
岡田氏によれば、女性には「恋愛価格」と「友達価格」があるとのご持論のようだ。 しかも、「人格が悪く」て「美人」である“嫌な”女性も存在するとの記述であり、「人柄がよく」「友達価格」の低い女性は誤解した男性がいきなり告白してくる??? あるいは、ご自身は「プチ有名人」であるから恋愛価格が多少高い、とも記述されている。
ここで再び原左都子の私論に移るが、岡田斗司夫さん、貴方が“悩みのるつぼ”で究極の歪んだ持論を披露された意図を私は理解できる気もするのだ。 こうでも書かねば、近い将来に本気でストーカーに変貌するやもしれぬ男子大学生の“フラれた”女性への思いを止められない事実を慮ったものと信じたい。
現にストーカーをせんとしている男子大学生の現在の“目線”に立たねば、ストーカー行為など阻止できないものであると私も同意する。
しかも岡田斗司夫氏は回答欄最後で、男子学生の目線に立って相談者を擁護するべく言及をしている。 「でもあなたは私と違って、自分より高嶺の花に挑戦して振られるのを怖れなかった。男同士だから分かる“男の価値”はきっと1千万円以上。正直、ちょっと尊敬です。」
この岡田氏のアドバイスに相談男子学生も大いに救われたことであろう。
美しさ、醜さ、人柄の良さ、人柄の悪さ、… 人間とはそれらの要素の微々たる部分部分の組み合わせ集合体でしかない。 人間一人ひとり皆がそれぞれ持って生まれたDNAを、現実社会の環境要因に左右されつつ育成発揮しながらこの世に生き延びているのだ。
気に入った相手にはどんどんアタックしようではないか。 もしもフラれたところでストーカー行為などとの究極の迷惑行為に走る必要は何もない。
若き世代には、今後も様々なDNAを持ちそれを育みつつ生きている多種多様な人材との出会いが待ち構えているぞ!
P.S.
明日(2月19日)より数日間、南の地方へ旅立ちます。
しばらく「原左都子エッセイ集」の執筆をお休みさせていただきますが、もしよろしければバックナンバーをお楽しみいただけましたら幸いです。