(写真は徳島駅前から撮影した眉山の風景。)
2月19日、出発前の東京も時折雪がチラつくあいにくの厳寒の気象条件の下、私は大学が春休み中の娘と共に四国徳島へ旅に出た。
午前中に羽田から搭乗した徳島行きの航空便内で、既に機長よりのアナウンスにより徳島市の天候は“みぞれ”、気温が2℃との情報は得ていた。
今年は2月下旬の今尚、全国各地で厳しい寒さを記録し続けている様子だ。
その例外ではなく、南国徳島にして昼間の気温が2℃。 これは私が数十年前までこの地で生を営んでいた時代にも数える程しか経験していない寒さである。
徳島阿波踊り空港(今時の各地の空港は観光客誘致のため土地柄を活かした様々な名称を工夫しているようだが)に降り立つと、機内機長アナウンスの通り冷たい“みぞれ”が舞い降りている。
みぞれ風に吹かれつつ空港より外に出た我々親子は、そそくさと徳島駅行きバスに乗り込んだ。
バスが徳島駅に到着後、真っ先に驚いたのが上記写真の眉山の雪景色である。
私自身は徳島市には在住していなかったため、子どもの頃から眉山の風景を日々観察していた訳ではない。 高校生になって自宅から汽車通学をする事となり、徳島駅から程近い眉山を目にするようになった。 ただ当時は受験勉強に追われ、眉山を見上げ観賞する余裕など一切なかったのも実情である。
ここで「眉山」をご存じない方々のために、少し紹介しよう。
先だってNHK昼番組「昼ブラ」でも全国放送されたため、その番組をご覧になった方のご記憶に多少あるかとは存じつつ…
眉山とはその名の通り、何処から見ても人間の「眉」の形をした山である。
徳島市街に隣接し、徳島市の景観を代表する山である。(松島奈々子主演同題名の映画が放映された事をご存知の方もいらっしゃるであろう。)
最高地点は山の中央部にある標高290mの峰だが、徳島市中心街に近い東部にある少し低い峰が広く山頂と呼ばれている。最高地点には登山道の途中の小さな休憩所があるのみだが、山頂付近は比較的開発が進んでいる。 山麓には春日神社等々数々の神社や寺院が集中している寺町界隈や眉山湧水群がある。(NHK「昼ブラ」でも紹介されていたが)
一帯は眉山公園となっていて、西部には西部公園、地蔵越がある。 また眉山ロープウェイ、眉山ドライブウェイが通っている。 山頂からは徳島市内をほぼ一望でき、天気の良い日なら淡路島や和歌山県の紀伊山地も望む事ができる。
山頂には種々の自然交流施設や明治天皇碑、太平洋戦争戦没者を慰霊するパゴダ(ミャンマー式の仏塔)、賀川豊彦の文学碑、一等三角点「眉山」、眉山送信所、眉山ロープウェイ山頂駅などがある。 山頂一帯は眉山公園になっており、自動車でアクセスできる。 近年では、眉山にほど近い西新町地区において徳島市が構想・計画している再開発事業による景観への影響が議論となっている。
(以上、ウィキペディア情報より要約引用)
私が進学した徳島市蔵本町に位置する国立大学医学部キャンパスが、眉山の西側麓に存在していた。
上記ウィキペディアに記されている眉山のドライブウェイを、当時のボーイフレンド達と共に車やバイクで幾度かドライブした記憶もある。
原左都子にとって何とも思い出深い青春時代の“眉山”でもある。
ただ、眉山をめぐる再開発事業への景観の影響に関する議論が市民の間で生じている事は元より、現在過疎地である徳島が抱えている地方財政難に関しても重々慮れる昨今の我が郷里徳島への帰省である。
引き続き我が故郷への旅行記に兼ねて、原左都子の視点で過疎地が置かれている厳しい現状を探っていくこととしよう。
2月19日、出発前の東京も時折雪がチラつくあいにくの厳寒の気象条件の下、私は大学が春休み中の娘と共に四国徳島へ旅に出た。
午前中に羽田から搭乗した徳島行きの航空便内で、既に機長よりのアナウンスにより徳島市の天候は“みぞれ”、気温が2℃との情報は得ていた。
今年は2月下旬の今尚、全国各地で厳しい寒さを記録し続けている様子だ。
その例外ではなく、南国徳島にして昼間の気温が2℃。 これは私が数十年前までこの地で生を営んでいた時代にも数える程しか経験していない寒さである。
徳島阿波踊り空港(今時の各地の空港は観光客誘致のため土地柄を活かした様々な名称を工夫しているようだが)に降り立つと、機内機長アナウンスの通り冷たい“みぞれ”が舞い降りている。
みぞれ風に吹かれつつ空港より外に出た我々親子は、そそくさと徳島駅行きバスに乗り込んだ。
バスが徳島駅に到着後、真っ先に驚いたのが上記写真の眉山の雪景色である。
私自身は徳島市には在住していなかったため、子どもの頃から眉山の風景を日々観察していた訳ではない。 高校生になって自宅から汽車通学をする事となり、徳島駅から程近い眉山を目にするようになった。 ただ当時は受験勉強に追われ、眉山を見上げ観賞する余裕など一切なかったのも実情である。
ここで「眉山」をご存じない方々のために、少し紹介しよう。
先だってNHK昼番組「昼ブラ」でも全国放送されたため、その番組をご覧になった方のご記憶に多少あるかとは存じつつ…
眉山とはその名の通り、何処から見ても人間の「眉」の形をした山である。
徳島市街に隣接し、徳島市の景観を代表する山である。(松島奈々子主演同題名の映画が放映された事をご存知の方もいらっしゃるであろう。)
最高地点は山の中央部にある標高290mの峰だが、徳島市中心街に近い東部にある少し低い峰が広く山頂と呼ばれている。最高地点には登山道の途中の小さな休憩所があるのみだが、山頂付近は比較的開発が進んでいる。 山麓には春日神社等々数々の神社や寺院が集中している寺町界隈や眉山湧水群がある。(NHK「昼ブラ」でも紹介されていたが)
一帯は眉山公園となっていて、西部には西部公園、地蔵越がある。 また眉山ロープウェイ、眉山ドライブウェイが通っている。 山頂からは徳島市内をほぼ一望でき、天気の良い日なら淡路島や和歌山県の紀伊山地も望む事ができる。
山頂には種々の自然交流施設や明治天皇碑、太平洋戦争戦没者を慰霊するパゴダ(ミャンマー式の仏塔)、賀川豊彦の文学碑、一等三角点「眉山」、眉山送信所、眉山ロープウェイ山頂駅などがある。 山頂一帯は眉山公園になっており、自動車でアクセスできる。 近年では、眉山にほど近い西新町地区において徳島市が構想・計画している再開発事業による景観への影響が議論となっている。
(以上、ウィキペディア情報より要約引用)
私が進学した徳島市蔵本町に位置する国立大学医学部キャンパスが、眉山の西側麓に存在していた。
上記ウィキペディアに記されている眉山のドライブウェイを、当時のボーイフレンド達と共に車やバイクで幾度かドライブした記憶もある。
原左都子にとって何とも思い出深い青春時代の“眉山”でもある。
ただ、眉山をめぐる再開発事業への景観の影響に関する議論が市民の間で生じている事は元より、現在過疎地である徳島が抱えている地方財政難に関しても重々慮れる昨今の我が郷里徳島への帰省である。
引き続き我が故郷への旅行記に兼ねて、原左都子の視点で過疎地が置かれている厳しい現状を探っていくこととしよう。