本日(7月29日)つい先程見たネット情報によれば、本日放映されたNHK連続ドラマ「ひよっこ」のドラマ展開が衝撃的だったとツイッター等で早くも反響が沸き起こっている様子だ。
それは、主人公みね子が出稼ぎに出たまま行方不明になっている父親と衝撃の再開を果たす場面だが。
早速、以下に当該ネット情報の一部を要約して紹介しよう。
29日放送のNHK朝の連続ドラマ小説「ひよっこ」で、有村架純が演じる主人公・谷田部みね子と沢村一樹が演じる父親・谷田部実が再会を果たすシーンが放送された。
行方不明になり記憶を失っていた実が、みね子の知り合いで菅野美穂が演じる女優・川本世津子の自宅に同居していたという展開。 みね子が実の手を握りながら「ウソだ!なんもかんも嫌になっちゃんたんでしょ。それは私、わかっから。お父ちゃんを忘れたことにするから。覚えてないなんて言わないで」などと茨城弁で絶叫しながら号泣。 そしてみね子はその場を離れ、階段を駆け下りながら雷鳴がとどろく外へ。 そこへ実が後ろから傘を差し出すシーンで今週のドラマは終わった。
このシーンにはネット上ですぐに反響が沸き起こった。 ツイッターでは「この最後の傘をさしかける優しさが、娘に対するものじゃないのが分かる…残酷すぎる」
(以上、ネット情報より一部を引用したもの。)
早速、原左都子の私見に入ろう。
上記ドラマ「ひよっこ」は4月の放映開始以来視聴率低迷が続いていたようだが、その後あくまでも視聴率上である程度巻き返している様子だ。 上記ネット情報内でも、「このドラマは名作になりそう」なる反応も書かれているらしいのだが…
正直言うと、4月以降ずっとこのドラマにゲンナリさせられ続けている私だ。
ドラマの主題としては、主人公みね子が父親蒸発後上京し“逆境”の中頑張っている姿を強調したいようだ。 が、なんのなんの、私に言わせてもらうならば、いつまで経ってもみね子は周囲に甘やかされ、単にラッキーに恵まれ過ぎているとの印象しか抱けないのだ。
私自身も若き年代にて上京し、就職して単身で頑張ってきた身だ。 その視点から考察しても、みね子のように次々と他力本願的に幸運が訪れる訳はあり得ないのに…。
みね子が当初就職したトランジスタラジオ工場が経営破綻した後、直ぐに赤坂の洋食屋にウエイトレスとして就職出来る始末。 入居したアパートのオーナーも同居人たちも皆が善人ばかりで、皆がみね子を応援してくれる。
そんなミラクルがある訳がないだろ?!? たかが作り話としても、同じ単独上京者としては嘘過ぎて見ていなれやしない!と言いたくもなるよ。
そういう私は上京後肝心要の仕事で成功し、プライベート等多方面で“よき環境や人間関係”に恵まれたのかもしれないが、それはすべて日々の自助努力と自己の方向性を誤らない判断力や選択力によるものだったと力強く思い起こす! 要するに“自分の力”で幸運をゲットして来たと今尚自負している。
そんな私が言いたいのは、みね子は一般的な意味合いで “いい子” (ステレオタイプに仕訳して“悪い子”ではないとの分類)なのかもしれないが、私の視点からは、特段自発的努力をしている風にドラマ内で描けていないのだ。
さて、やっと表題に掲げた本題に入ろう。
ドラマでは、その“他力本願”みね子を好きになった男性が現れる設定ではないか!
そのお相手とは、同じアパートに入居していた慶応ボーイだ。
その設定自体が笑える。 なんで、慶応ボーイが貧乏人が暮らすアパートになど住んでいるの??
それはドラマ設定上許すとして、その慶応ボーイがみね子に恋したと言うではないか!??
(私の視線では)、これまた不可思議に同じマンションに暮らす(シシド・カフカ氏演じるところの)謎の美女の方が経済力もあろうし、外見的にも人物像もよほど魅力的だ。
ところが、慶応ボーイは何故かみね子に恋をしたと告白する。
どう考察しても嘘過ぎてあり得ない作り話だが、仕方がないからドラマを見続けていると。
さすがにレストランオーナーから育った環境が違い過ぎる旨のアドバイスがあり、アパートオーナーも同様の感覚を抱いていた様子をシナリオが描いた事実に私は安堵した。
ここで、原左都子が実際に経験した過去の私事を語ろう。
医学分野の職業経験がある私故に、自ずと同業者との付き合いも多かった。 その中で、私立医科大学を卒業して医師として活躍している某男性より、相談を受けた事がある。
彼が言うには、「自分の弟も医師だが、現在職場の看護婦と恋愛関係でその彼女と結婚したいと言い始めたため親共々困惑している。 いずれは親の病院家業を自分か弟かあるいは両者が継ぐ身だが、やはり結婚相手にもある程度の経済力を期待したいと欲している。 その看護婦の彼女の実家に資産力があればよいのだが、そうでないとすれば…‥ 」(以下略。)
いやはや、病院のみならず何処の企業も経営存続とは厳しいものがあろう、と実感させられた発言だった。 残念ながらその彼とは後に疎遠となった故に、如何なる結末と相成ったのかは私には計り知れない。
ドラマ「ひよっこ」に話題を戻そう。
主人公みね子の恋愛相手の慶応ボーイが同様の事を言い始めた事に、私は心底安堵した。 そうなるのがこの世に於いては必然的だとの感覚で。
「ひよっこ」に出演している慶応ボーイの場合、郷里佐賀の実家が製薬会社を営んでいるのだが経営が厳しい状況との設定だ。 そんな折、父親が上京し「同業他社の娘さんとの縁談を引き受けて欲しい」との依頼だった。
この結論付けがドラマ内シナリオにて素早かったのを、私は評価したい。
時代の変遷を問わず、やはり所詮人間関係に於いて “つり合い” という観念が存在するのが世の性(さが)ではなかろうかと、私も今現在実感する日々だ。
それに敢えて挑戦するとの勇気があってもちろんよいのだろうが、今回の「ひよっこ」主人公みね子の場合、ドラマ設定上その覚悟も何もない程に未だ幼い若年層故に、早期に破局へ持ち込むのが無難とドラマ制作者も判断したのだろう。
さて最後に話題を変えて、冒頭で述べたみね子の父親が蒸発した件だが。
私としては、父親の実をどういった形でドラマに復活させるのかに関して興味を持ち続けていた。
その蒸発父が時の売れっ子女優と同居していたなるシナリオは、突拍子もないが私は好むなあ。
NHKドラマにしては斬新かつ素晴らしい大展開ではかなろうか!
菅野美穂氏演ずる売れっ子女優がドラマに登場した時から、この女優が今後キーパーソンとなろうことは十分に予測していたが、今後私にとってこのドラマを見続ける“目標心”がやっと芽生えた気すらする。
それは、主人公みね子が出稼ぎに出たまま行方不明になっている父親と衝撃の再開を果たす場面だが。
早速、以下に当該ネット情報の一部を要約して紹介しよう。
29日放送のNHK朝の連続ドラマ小説「ひよっこ」で、有村架純が演じる主人公・谷田部みね子と沢村一樹が演じる父親・谷田部実が再会を果たすシーンが放送された。
行方不明になり記憶を失っていた実が、みね子の知り合いで菅野美穂が演じる女優・川本世津子の自宅に同居していたという展開。 みね子が実の手を握りながら「ウソだ!なんもかんも嫌になっちゃんたんでしょ。それは私、わかっから。お父ちゃんを忘れたことにするから。覚えてないなんて言わないで」などと茨城弁で絶叫しながら号泣。 そしてみね子はその場を離れ、階段を駆け下りながら雷鳴がとどろく外へ。 そこへ実が後ろから傘を差し出すシーンで今週のドラマは終わった。
このシーンにはネット上ですぐに反響が沸き起こった。 ツイッターでは「この最後の傘をさしかける優しさが、娘に対するものじゃないのが分かる…残酷すぎる」
(以上、ネット情報より一部を引用したもの。)
早速、原左都子の私見に入ろう。
上記ドラマ「ひよっこ」は4月の放映開始以来視聴率低迷が続いていたようだが、その後あくまでも視聴率上である程度巻き返している様子だ。 上記ネット情報内でも、「このドラマは名作になりそう」なる反応も書かれているらしいのだが…
正直言うと、4月以降ずっとこのドラマにゲンナリさせられ続けている私だ。
ドラマの主題としては、主人公みね子が父親蒸発後上京し“逆境”の中頑張っている姿を強調したいようだ。 が、なんのなんの、私に言わせてもらうならば、いつまで経ってもみね子は周囲に甘やかされ、単にラッキーに恵まれ過ぎているとの印象しか抱けないのだ。
私自身も若き年代にて上京し、就職して単身で頑張ってきた身だ。 その視点から考察しても、みね子のように次々と他力本願的に幸運が訪れる訳はあり得ないのに…。
みね子が当初就職したトランジスタラジオ工場が経営破綻した後、直ぐに赤坂の洋食屋にウエイトレスとして就職出来る始末。 入居したアパートのオーナーも同居人たちも皆が善人ばかりで、皆がみね子を応援してくれる。
そんなミラクルがある訳がないだろ?!? たかが作り話としても、同じ単独上京者としては嘘過ぎて見ていなれやしない!と言いたくもなるよ。
そういう私は上京後肝心要の仕事で成功し、プライベート等多方面で“よき環境や人間関係”に恵まれたのかもしれないが、それはすべて日々の自助努力と自己の方向性を誤らない判断力や選択力によるものだったと力強く思い起こす! 要するに“自分の力”で幸運をゲットして来たと今尚自負している。
そんな私が言いたいのは、みね子は一般的な意味合いで “いい子” (ステレオタイプに仕訳して“悪い子”ではないとの分類)なのかもしれないが、私の視点からは、特段自発的努力をしている風にドラマ内で描けていないのだ。
さて、やっと表題に掲げた本題に入ろう。
ドラマでは、その“他力本願”みね子を好きになった男性が現れる設定ではないか!
そのお相手とは、同じアパートに入居していた慶応ボーイだ。
その設定自体が笑える。 なんで、慶応ボーイが貧乏人が暮らすアパートになど住んでいるの??
それはドラマ設定上許すとして、その慶応ボーイがみね子に恋したと言うではないか!??
(私の視線では)、これまた不可思議に同じマンションに暮らす(シシド・カフカ氏演じるところの)謎の美女の方が経済力もあろうし、外見的にも人物像もよほど魅力的だ。
ところが、慶応ボーイは何故かみね子に恋をしたと告白する。
どう考察しても嘘過ぎてあり得ない作り話だが、仕方がないからドラマを見続けていると。
さすがにレストランオーナーから育った環境が違い過ぎる旨のアドバイスがあり、アパートオーナーも同様の感覚を抱いていた様子をシナリオが描いた事実に私は安堵した。
ここで、原左都子が実際に経験した過去の私事を語ろう。
医学分野の職業経験がある私故に、自ずと同業者との付き合いも多かった。 その中で、私立医科大学を卒業して医師として活躍している某男性より、相談を受けた事がある。
彼が言うには、「自分の弟も医師だが、現在職場の看護婦と恋愛関係でその彼女と結婚したいと言い始めたため親共々困惑している。 いずれは親の病院家業を自分か弟かあるいは両者が継ぐ身だが、やはり結婚相手にもある程度の経済力を期待したいと欲している。 その看護婦の彼女の実家に資産力があればよいのだが、そうでないとすれば…‥ 」(以下略。)
いやはや、病院のみならず何処の企業も経営存続とは厳しいものがあろう、と実感させられた発言だった。 残念ながらその彼とは後に疎遠となった故に、如何なる結末と相成ったのかは私には計り知れない。
ドラマ「ひよっこ」に話題を戻そう。
主人公みね子の恋愛相手の慶応ボーイが同様の事を言い始めた事に、私は心底安堵した。 そうなるのがこの世に於いては必然的だとの感覚で。
「ひよっこ」に出演している慶応ボーイの場合、郷里佐賀の実家が製薬会社を営んでいるのだが経営が厳しい状況との設定だ。 そんな折、父親が上京し「同業他社の娘さんとの縁談を引き受けて欲しい」との依頼だった。
この結論付けがドラマ内シナリオにて素早かったのを、私は評価したい。
時代の変遷を問わず、やはり所詮人間関係に於いて “つり合い” という観念が存在するのが世の性(さが)ではなかろうかと、私も今現在実感する日々だ。
それに敢えて挑戦するとの勇気があってもちろんよいのだろうが、今回の「ひよっこ」主人公みね子の場合、ドラマ設定上その覚悟も何もない程に未だ幼い若年層故に、早期に破局へ持ち込むのが無難とドラマ制作者も判断したのだろう。
さて最後に話題を変えて、冒頭で述べたみね子の父親が蒸発した件だが。
私としては、父親の実をどういった形でドラマに復活させるのかに関して興味を持ち続けていた。
その蒸発父が時の売れっ子女優と同居していたなるシナリオは、突拍子もないが私は好むなあ。
NHKドラマにしては斬新かつ素晴らしい大展開ではかなろうか!
菅野美穂氏演ずる売れっ子女優がドラマに登場した時から、この女優が今後キーパーソンとなろうことは十分に予測していたが、今後私にとってこのドラマを見続ける“目標心”がやっと芽生えた気すらする。