原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

Guten Tag !   Wie geht es Ihnen ?

2019年06月27日 | 自己実現
 (写真は、上から“2度目の大学1年時に学んだ「独語Ⅰ」講義ノートの一ページ、 中央は同じく2年時に一冊全文独語和訳した日本語名「アルト・ハイデルベルク物語」の本の一ページ、 下左は一度目の大学医学部にて必修だった「独語」テキスト、 下右は、おそらく2度目の大学にて学んだ「独語ⅠB」にて使用したテキスト。)


 まずは、表題のドイツ語挨拶文を翻訳しておくと。
   「こんにちは!  ごきげんいかが?」   といったところだ。


 何故突如としてドイツ語の復習に入ったかといえば、7月に娘と共に出かける“ウィーン”で使用されている言語が「ドイツ語」である故だ。 もっと正確に言うと、“少しなまりのあるドイツ語”らしい。 それは日本でいうところの“方言”のようなもので、正当ドイツ語で十分に通じるとの事だ。
 (もちろん英語も通じるようだが、せっかく現地へ行くのに、せめても挨拶ぐらいは現地語で出来るようになっておくのが旅行の礼儀というものだろう。)


 さて、冒頭にて公開した写真の説明をさせていただこう。

 一番上の“2度目の大学1年時に学んだ「独語Ⅰ」講義ノート”から説明しよう。
 K先生とおっしゃるとても優しい男性講師先生による「独語文法」」の授業だったが、授業内容は大変厳しく、たとえば“動詞の活用形”など、何百語もの独語動詞活用形を全部覚えさせられたものだ。
 ただ元々英語文法が中学生時点から超得意だった私は、(2度目の大学は30歳過ぎての入学だったものの)比較的習得力があり、おそらく100点近い点数を取り「優」評価をゲットした。
 写真はたまたま開いたページを撮影したものだが、どうやら「形容詞の語尾変化」の授業内容のようだ。 形容詞は“冠詞がつなかい場合”と“定冠詞がつく場合”と“不定冠詞がつく場合”により、それぞれ語尾変化が異なるが、写真はそのうち“不定冠詞がつく場合”の形容詞語尾変化の図だ。

 せっかく写真撮影したため、この中から練習問題を転載してみよう。

 〇 Der Alte lachte. 老人が笑った。
 〇 Die Deutschen sind ein reisulustiges Volk. ドイツ人は旅行好きの国民です。
 〇 Seine positive kritik wirkte befruchtend auf die Arbeit seiner Kollegen. 彼の積極的な批判は彼の同僚たちの仕事に実りある効果を及ぼした。
 〇 Der Bau moderner Hochhauser erfordert viel Geld. 近代的な高層ビル建築は多額の資金を必要とする。
 
 参考だが独語と英語が異なる一点は、独語の場合“名詞”のすべての頭文字を大文字にて表記することだろう。 これが当初、一般名詞か固有名詞かの区別が付きにくかった私は、固有名詞を一般名詞として訳すとの失敗を幾度がやらかしたものだ。


 写真中央は、同じく2度目の大学2年時に一冊全文独語和訳した日本語名「アルト・ハイデルベルク物語」本の一ページだが。

 我が2度目の大学は“世界の港”を抱える地に位置していた事もあるためか??、 やたら“語学”が厳しい大学だったように振り返る。
 この「独語読解」授業に於いては「独語物語」本丸々一冊を受講生全員に和訳させるとの厳しき課題が課せられた。 (参考だが「英語」及び専門科目に於いても、英文本一冊を全文和訳する事を必修課題とする授業に大学・大学院を通して複数回出くわしている。)
 写真に話を戻すと、日本語訳で「アルト・ハイデルベルク物語」と訳されているこの本の総ページ数は65ページ。 この全文和訳に悪戦苦闘した当時の様子が、本内全ページに我が自筆で所狭しと書きこまれているのをお見せ出来なくて残念だ…


 写真左下は、1970年代後半期に一度目の大学医学部にて必修だった「独語」テキストだが。
 正直言って今となっては、“Guten Tag.”と“Danke shone."(ありがとう。)と “Bitte."(お願します。)程度の記憶しかない…  
 ただ、医学専門用語(独語が数多く使用されている)に関しては真面目に憶えた記憶はある。


 写真の右下は、2度めの大学に於ける「独語ⅠB」にて使用したテキストだが。
 今見直してみるに会話文中心のテキストであるため、おそらく「独語会話」の授業だったのかもしれない。 この授業も高得点を挙げた記憶があり、かつ本内に多数の自筆書き込みがあるものの、一番思い出せない授業でもある。 
 この授業こそに入魂していれば、今回のウィーン旅行でも役に立っただろうにと残念でもあるなあ。


 何はともあれ、何事も過去に一生懸命学習した事実を思い起こすことにより、また頑張れそうだ!なる勇気が湧いてくるというものだ!

 ウィーン出発まで、我が過去に学んだ「独語」関連上記資料類を読み直すとの手段で、少しでも独語力をプレイバックしたいものである。

 (そう言えば我が家の娘、某私立大学にての第二外国語は一体何語を選択したのだろう?? サリバンとしてそれを指導した記憶が一切無いのに加えて、過去に2人で出掛けた海外旅行にて一度足りとてその分野で娘の助けになった事も無いような気がするのだが…  まっ、いいか。 娘が無事に大学卒業出来ている事を今は幸いとしよう。