いや実際、こんな“貧乏くじ”を引かされる事とは人生に於いて滅多に無い不運だろう。
2017年2月に購入した日立の冷蔵庫が、その直後の5月に壊滅的に故障し、冷凍庫内食品と製氷室の氷が溶けるとの被害を被った。
日立側は購入者側の我々の使用の仕方が悪いせいにしつつも。
これに対しては私が大反撃バトルを展開したが。 さすがに日立側もこれだけ早期の故障を結果として受け入れ、無償にて機種交換と相成った。
そして2台目。
入替後わずか1年少しにして、2018年初夏に1台目とまったく同様の故障を起こした。
堪忍袋の緒が切れた私は日立担当者と今後の方針を折衝した。 またまた新機種に入替えか、あるいは、他社の製品に買い替えることを選択する場合日立から如何程の返金があるかを相談した。
結果としては、返金の場合その金額が半額程度と少なくなるとのことで、3台目の無償入れ替えを選択した。
その3台目は2018年夏我が家に届いて以降、比較的安定して動いているような感覚を持っていた。
ところがその期待が裏切られるのは早かった…
つい2ヶ月少し前の2019年3月25日の事だ。
今までとまったく同様の故障を“3台目”がまたまた起こしているではないか!! ただ、既に日立欠陥冷蔵庫の取扱いにすっかり慣れている私がすぐさまその故障に気付き、急冷・急凍結の応急処置を施した。
そして、亭主と話し合った。
「これ、やはり欠陥商品だよ。 ただ、私としては日立との交渉にとことん嫌気がさしている。 もしも応急処置を随時施しつつ“3台目”を何とかもたせることが叶うならば、手動でそれを実行しながら、とことん使えなくなった時点で日立に相談して少額でも返金してもらい、他社の冷蔵庫に買替えようよ。」
その我が意見に亭主も賛同した、と私は理解していた。
その後も案の定、“3台目”の運転が止まることが続いた。(参考だが、“3台目”の運転音と機種の外側を触れば、運転停止状態を確認可能。 この暑い時期にその停止状態が1時間以上も続けば「故障」と私は判断していた。)
その都度、私が手動にて急冷・急凍結処置を施しつつ…
昨日昼の事だ。
やばり、冷蔵庫の運転が停止している。
ちょうど昼飯時でもあり、亭主にその事実を伝えた。 (参考だが、私が3月以降“3台目”を何とか動かせようと陰で頑張っていた事実を亭主は露知らない。)
何と亭主が、「〇子(私の事)の気のせいだよ。 冷蔵庫はきちんと動いているよ。 〇子が勝手にいじるからおかしくなるんじゃないの?」と間抜けな発言をするではないか!
これには怒り心頭の私だ!
「だから、私がこの“3台目”に常に付き添って、停止状態が続かないようにずっと面倒を看ていたと言ってるでしょ! どうしてそれが分からないの! アンタ、料理などまったくしない立場で冷蔵庫に関わる機会が少ないから、そんな勝手な発言が出来るのよ! とにかく3月の約束通り、この“3台目”をとことん使い切った挙句に日立に返金を申し出て、他社の冷蔵庫に買い替えるとの案には異論無いよね!?!」
亭主が何と反論したかの記憶はないが、その後しばらく押し問答が続いた。
そんな場合の私からの決めゼリフは「離婚しようか!!」なのだが、さすがに昨日は控えた。
何故、「離婚しようか!!」の“決めゼリフ”を私が控えるのか?
それには我が夫婦が抱えている過去の痛手がある故だ。
本エッセイ集にて一度だけ、その事情に関して記載した記憶があるが…
我々夫婦は、過去に於いて一度本当に「離婚」した経歴がある。 たったの“3ヶ月”にて復縁したため、既に亭主側はその事実すら忘却の彼方かもしれない。
あの時「離婚」を言い出したのは亭主だ。(その理由は、“一人で暮らしたい”だった記憶があるが。) 当時娘が私立中学入学後間もない頃であり、私としては父親としての無責任さに落胆させられた。
ただ元々結婚願望が希薄だった私にして、何故か亭主の我がままをすんなりと受け入れられた記憶がある。 しかも離婚の条件が実に整っていた! 月々不足の無い養育費に加え、娘大学進学後の学費も亭主が出すとの条件だった。 更には、現在の住居は我々母娘が住む権利を得た。
私側とすれば、特段の困惑も無かったのが事実だ。
そんな私は実は離婚手続き終了直後、すぐさま次なる“パートナー(結婚形態をとらずに付き合う相手)選び”を実行した。 何故“パートナー”かと言えば、元々結婚願望が希薄な私である。 亭主との見合い結婚前より、もしも亭主と離婚するようなことがあれども、私は絶対にその後一生「再婚」しない!と決めていたのだ。
(不謹慎だが)そんな私に言い寄る相手もいた。 ところが誠に身勝手な話だが、私が見合結婚相手として選抜した亭主より「釣書経歴」等々に於いて勝る相手などこの世に存在しない事実を悟るはめとなった。 しかも大抵の男性とは“結婚形態”にこだわっている様子だった。 すなわち、相手女性に自分の面倒をみて欲しいのが見え見えで、私に言わせて貰うにとんでもない話だ!
そんな私の元に、亭主が「戻りたい」と訴えてくるのは早かった。
何と自宅から出ていった1週間後に、「離婚を解消したい」と亭主がメールを寄越した。
ちょっと待ってくれよ、だ。 それは幾ら何でも早すぎる、と返事したのには理由がある。
役所で離婚手続きをした際に、「ひとり親手当」なるものが支給される事実を私は初めて知った。この金額が少額ではなかったのだ! しかも養育費が多額であれ、それには関係なく支給されると担当者が言う。
それを引き合いに出しつつ、亭主にも反省期間が是非共必要と判断した私は、(上記「ひとり親手当」をちゃっかり3ヶ月分受け取った後に)亭主の帰宅を許可した。
おそらく亭主側は、そんな過去に於けるわずか“3カ月間の離婚騒動”を既に忘却している事であろう。
私としても、何もそれをぶり返す必要が無いことなど承知の上だ。
との理由で我々夫婦間に於いては、特に私側からの亭主に対する「離婚するぞ!」との発言は、たとえ“3台目”冷蔵庫がぶっ壊れようが“禁句”と捉えているのだが。
2017年2月に購入した日立の冷蔵庫が、その直後の5月に壊滅的に故障し、冷凍庫内食品と製氷室の氷が溶けるとの被害を被った。
日立側は購入者側の我々の使用の仕方が悪いせいにしつつも。
これに対しては私が大反撃バトルを展開したが。 さすがに日立側もこれだけ早期の故障を結果として受け入れ、無償にて機種交換と相成った。
そして2台目。
入替後わずか1年少しにして、2018年初夏に1台目とまったく同様の故障を起こした。
堪忍袋の緒が切れた私は日立担当者と今後の方針を折衝した。 またまた新機種に入替えか、あるいは、他社の製品に買い替えることを選択する場合日立から如何程の返金があるかを相談した。
結果としては、返金の場合その金額が半額程度と少なくなるとのことで、3台目の無償入れ替えを選択した。
その3台目は2018年夏我が家に届いて以降、比較的安定して動いているような感覚を持っていた。
ところがその期待が裏切られるのは早かった…
つい2ヶ月少し前の2019年3月25日の事だ。
今までとまったく同様の故障を“3台目”がまたまた起こしているではないか!! ただ、既に日立欠陥冷蔵庫の取扱いにすっかり慣れている私がすぐさまその故障に気付き、急冷・急凍結の応急処置を施した。
そして、亭主と話し合った。
「これ、やはり欠陥商品だよ。 ただ、私としては日立との交渉にとことん嫌気がさしている。 もしも応急処置を随時施しつつ“3台目”を何とかもたせることが叶うならば、手動でそれを実行しながら、とことん使えなくなった時点で日立に相談して少額でも返金してもらい、他社の冷蔵庫に買替えようよ。」
その我が意見に亭主も賛同した、と私は理解していた。
その後も案の定、“3台目”の運転が止まることが続いた。(参考だが、“3台目”の運転音と機種の外側を触れば、運転停止状態を確認可能。 この暑い時期にその停止状態が1時間以上も続けば「故障」と私は判断していた。)
その都度、私が手動にて急冷・急凍結処置を施しつつ…
昨日昼の事だ。
やばり、冷蔵庫の運転が停止している。
ちょうど昼飯時でもあり、亭主にその事実を伝えた。 (参考だが、私が3月以降“3台目”を何とか動かせようと陰で頑張っていた事実を亭主は露知らない。)
何と亭主が、「〇子(私の事)の気のせいだよ。 冷蔵庫はきちんと動いているよ。 〇子が勝手にいじるからおかしくなるんじゃないの?」と間抜けな発言をするではないか!
これには怒り心頭の私だ!
「だから、私がこの“3台目”に常に付き添って、停止状態が続かないようにずっと面倒を看ていたと言ってるでしょ! どうしてそれが分からないの! アンタ、料理などまったくしない立場で冷蔵庫に関わる機会が少ないから、そんな勝手な発言が出来るのよ! とにかく3月の約束通り、この“3台目”をとことん使い切った挙句に日立に返金を申し出て、他社の冷蔵庫に買い替えるとの案には異論無いよね!?!」
亭主が何と反論したかの記憶はないが、その後しばらく押し問答が続いた。
そんな場合の私からの決めゼリフは「離婚しようか!!」なのだが、さすがに昨日は控えた。
何故、「離婚しようか!!」の“決めゼリフ”を私が控えるのか?
それには我が夫婦が抱えている過去の痛手がある故だ。
本エッセイ集にて一度だけ、その事情に関して記載した記憶があるが…
我々夫婦は、過去に於いて一度本当に「離婚」した経歴がある。 たったの“3ヶ月”にて復縁したため、既に亭主側はその事実すら忘却の彼方かもしれない。
あの時「離婚」を言い出したのは亭主だ。(その理由は、“一人で暮らしたい”だった記憶があるが。) 当時娘が私立中学入学後間もない頃であり、私としては父親としての無責任さに落胆させられた。
ただ元々結婚願望が希薄だった私にして、何故か亭主の我がままをすんなりと受け入れられた記憶がある。 しかも離婚の条件が実に整っていた! 月々不足の無い養育費に加え、娘大学進学後の学費も亭主が出すとの条件だった。 更には、現在の住居は我々母娘が住む権利を得た。
私側とすれば、特段の困惑も無かったのが事実だ。
そんな私は実は離婚手続き終了直後、すぐさま次なる“パートナー(結婚形態をとらずに付き合う相手)選び”を実行した。 何故“パートナー”かと言えば、元々結婚願望が希薄な私である。 亭主との見合い結婚前より、もしも亭主と離婚するようなことがあれども、私は絶対にその後一生「再婚」しない!と決めていたのだ。
(不謹慎だが)そんな私に言い寄る相手もいた。 ところが誠に身勝手な話だが、私が見合結婚相手として選抜した亭主より「釣書経歴」等々に於いて勝る相手などこの世に存在しない事実を悟るはめとなった。 しかも大抵の男性とは“結婚形態”にこだわっている様子だった。 すなわち、相手女性に自分の面倒をみて欲しいのが見え見えで、私に言わせて貰うにとんでもない話だ!
そんな私の元に、亭主が「戻りたい」と訴えてくるのは早かった。
何と自宅から出ていった1週間後に、「離婚を解消したい」と亭主がメールを寄越した。
ちょっと待ってくれよ、だ。 それは幾ら何でも早すぎる、と返事したのには理由がある。
役所で離婚手続きをした際に、「ひとり親手当」なるものが支給される事実を私は初めて知った。この金額が少額ではなかったのだ! しかも養育費が多額であれ、それには関係なく支給されると担当者が言う。
それを引き合いに出しつつ、亭主にも反省期間が是非共必要と判断した私は、(上記「ひとり親手当」をちゃっかり3ヶ月分受け取った後に)亭主の帰宅を許可した。
おそらく亭主側は、そんな過去に於けるわずか“3カ月間の離婚騒動”を既に忘却している事であろう。
私としても、何もそれをぶり返す必要が無いことなど承知の上だ。
との理由で我々夫婦間に於いては、特に私側からの亭主に対する「離婚するぞ!」との発言は、たとえ“3台目”冷蔵庫がぶっ壊れようが“禁句”と捉えているのだが。