原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

親元離れて一人で暮らしたいなら、まず「食い扶持」を確保せよ!

2023年12月23日 | 人間関係
 久しぶりに 2023.12.23付朝日新聞別刷「be」“悩みのるつぼ”相談より。

 20代男性からの相談「家族と暮らすのがしんどい」の一部を以下に要約引用しよう。


 私は家族と暮らすのがしんどい。 虐待やDVといった問題がある訳ではなく、むしろ両親の仲も良く平和な家庭と言えるが。
 家族といるとき、私は自然体でいることができない。 家族に何か相談をもちかけて適当に流されると、しばらく立ち直れないほどショックを受ける。 疲れているときも黙りがちになって「機嫌が悪い?」と言われるのが嫌で、無理に元気に見せてしまう、
 いつからこうなったのかは分からないが、とにかく早く家族と離れ、一人暮らしがしたい。 それを親に言うと、「今までこんなに世話してあげてきたのに。感謝しているの?」と怒られる。 (中略)
 家族に感謝ているし、ずっと支えてもらってきたのもわかっている。 でも、家族と暮らすのがしんどくて疲れる。
 「家族」は、人間が最も大切にすべき存在であるのに、こんなふうに考える自分が嫌いになる。 自分は人として「欠陥品」のように思える。 これから自分の努力次第で、家族と暮らしたいと思えるようになるのか。

 (以上、本日付朝日新聞「悩みのるつぼ」より一部を引用したもの。)



 原左都子は驚き呆れ果てた!!

 この相談題目のみを読んだ時点で、私はてっきり「単身独立して自分の仕事をバリバリ頑張りたいのに親が足を引っ張って家にいよ!、と言うため困惑している」との切実な訴えかと思いきや…

 何とも、軟弱な20代の男だこと…
 かなり呆れ果てて、このエッセイを書く気が失せたが…

 心を持ち直して、とにかく原左都子なりのアドバイスをしてみよう。


 相談者である20代男性は「一人暮らしがしたい」と言うが、今後その一人暮らしを経済的に支えるのは一体誰なの?? 
 貴方が既に立派な社会人でそれ相応の稼ぎがあり、その「食い扶持」にて一人で身を立てたい!」と考えているのなら、何らの問題も無い! 親どもが何を言おうが堂々と単身で家を出てバリバリ稼いで一人で生きて行けばよい話だ。

 原左都子の自慢話で恐縮だが。😝 
 この私も20代前半期に医学部卒業と同時に郷里を捨て親を捨てて単身上京し、医学専門職員として日々バリバリ稼ぎ 私生活共々面白おかしく充実した人生を送りつつ。 途中別学問や他分野の仕事に精力的に寄り道したりしながら、自分が目指す夢の実現をどん欲に叶えて最大限の自己実現を繰り返し現在に至っていると総括できよう。


 今回の相談男性とは、元々持って生まれた性格も気質も大きく異なる原左都子であるようだが。

 それでも、20代頃に「家を出て独立して充実した人生を送りたい」とのテーマに関しては共通項があろう。

 相談男性は、「家族と自然体でいることができない」と書いている。
 この原左都子の上京の動機の一つとしても、それは確かにあった。
 この家族と共に今後も人生を歩んでしまったら私はつまらない人間で終わってしまいそうな、そんな末恐ろしい(空恐ろしい)感覚が確かにあった。😨 

 そんな私は、上京して大正解である事実を上京直後期から堪能していたと言える。 
 医学を手はじめとして各種(教育等々)仕事に恵まれ続けそれによる収入源にも不自由無く、派手な余暇活動をとことん満喫し、彼氏等々との交友関係にも事欠かず…
 とにかく原左都子の場合は、若くして単身上京したことにより我が人生間違いなく大成功・大正解と結論付けられる!!


 そんな身にして、「悩みのるつぼ」20代相談男性に今一度アドバイス申しあげたいが。

 正直言って貴方の相談内容からは、我が20代前半期のあの“勢い”や“野望” そして“新たな夢”なるプラス要素が一切感じ取れない…
 
 若くして独り立ちするに当たり 何が肝心要かと言えば、それらに決まっている!! にもかかわらず。

 ここは、それらの野望が自らの体内に自然と沸き出るまでは、少し我慢して貴方の家族との生活を続行するべきではなかろうか。
 そうしないと、すぐに家に舞い戻るとの失策を繰り返すのが我が目に見えるなあ…