(冒頭写真は、2024.09.07付朝日新聞「書評」ページより転載したもの。)
9月も中旬に入って尚、私が住む東京では連続猛暑日が続く日々だ。 この猛暑、後1週間程日本列島に居座るとの報道もある。😫
哺乳類として生まれ出た人間である私の生命も、こんな厳しい気象状況の中いつまで持つのだろうか?? と不安感に煽られたりもする昨今の地球環境だ…
そんな折に 朝日新聞「書評」ページより、表題にて紹介した話題が取り上げられている書物の存在を発見した。
早速、以下にスティーブ・ブルサッテ著 「哺乳類の興隆史」に対する朝日新聞デジタル企画報道部記者・小宮山亮麿氏による書評「絶滅と進化と 3億年のドラマ」と題する書評の一部を、以下に引用しよう。
怪獣っぽくてカッコイイ恐竜たちと比べると、地味さが否めない我ら哺乳類。 ただ、その歴史を語る本書はじわりとこころにしみる、少し大人向けの読み物だ。 (中略)
哺乳類の祖先が爬虫類と分かれたのは3億年以上も前。 とはいえ、当時はうろこに覆われてしっぽも長く、素人目にはトカゲにしか見えない姿だった。 そこから1億年かけて体に毛が生えたり、代謝が上がって体温を保てるようになったりと、哺乳類ならではの特徴を出すものが現れたのは、恐竜の登場と同時期だったらしい。
そして6600万年前、小惑星の地球衝突で恐竜が滅ぶ。 ご先祖たちも大打撃を受けたのものの、一部がかろうじて生延びた。 体が小さくて何でも食べられる、著者がいうところの「ゴキブリの哺乳類版」だった。
ライバルがいなくなり、爆発的な進化がそこから始まる。 そして生まれた巨大なゾウ。 空を自由に飛ぶコウモリ、硬い草でもモリモリ食べるウマ、大海原を回遊するクジラ…… 彼らがどれだけスゴイ能力の持ち主か、本書は語り尽くす。
が、巨大恐竜時代にも、木登りしたり泳いだり滑空したりと、体は小さくても多様な哺乳類がいた。 末期に多かったのはコアラのようにおなかの袋で子供を育てる有袋類の祖先になったグループ。 でも小惑星衝突で多くが滅んだ。 残ったものも隅に追いやられ、今はオーストラリアなど限られた場所にしかいない。
マンモスは1万年程前から激減し、やがていなくなった。 ほかの巨大哺乳類も短期間でほぼ全滅。 大きな原因は人間による殺戮だという。
長編ドラマはなお進行中。 主役か適役か。 私達は今のところ、そのメインキャストでもある。
(以上、朝日新聞「書評」ページより一部を引用したもの。)
最後に、原左都子の感想だが。
いや~~~~~~。
当該本著者のスティーブ・ブルサッテさんに、それを論評された朝日新聞社の小宮山さん。
お陰様で、猛暑続きでダレまくっていた原左都子の目を覚まさせて頂きましたよ!!
哺乳類の一部である人類の歴史って、爬虫類から別れた3億年以上前から繋がる大歴史だった事実を思い起すと同時に。
この私もそんな学習を過去にする機会があったはずなのに、それが忘却の彼方となり果て…
現在に至っては愚かな生命体と成り下がり、情けなくも今夏の猛暑続きを嘆き、努力を怠る日々でした。😭 😭
早速 当該ブルサッテ氏による「哺乳類の興隆史」を購入し、読み込んで。
まだ後1週間続くとの予報の猛暑日の連続を、打破せんと頑張ります!!