(冒頭写真は、朝日新聞2022.06.14付記事 「新型コロナ さらなる変異の先は 来年にかけオミクロン株続く可能性 落ち着くまで2~10年?『臨機応変に』内の「新型コロナウィルスの進化のイメージ covariantsから」より転載したもの。)
早速、上記朝日新聞記事の一部を、以下に要約引用しよう。
感染拡大に一定の落ち着きが見られる新型コロナウィルス。この夏は大きな流行の可能性は低いという見方が出ている。 ただ、その先は未知の領域だ。 変異ウィルスのゆくえはどうなるのか。
6月1日、新型コロナ対策を厚労省に助言する専門家組織の会合後、座長の国立感染症研究所長・脇田氏は、感染者数は減少傾向を示していると述べた。
海外では、この夏は乗り切れそうだ、という期待も出ている。
今年から来年にかけてはオミクロン株系統の連続的な進化はさらに続く確率が高そうだ。(中略)
オミクロン株は、先に流行していたデルタ株から離れた系統から突如現れた。 感染に使うたんぱく質の突起の変異が、従来の流行株と比べてずっと多い30か所以上もある。 (中略)
変異がすぐに現れる可能性は大きくないと推定する専門家もいる。 感染や追加接種で、免疫を持つ人も増えているため、当面は感染拡大を抑えられる。 免疫の効果が下がり、再び感染者が増えても、オミクロン株の系統なら、重症化はさほど高くないと、専門家は期待する。(中略)
ワクチンがウィルスの進化を促すことも考えられる。 国内某教授は、「理論的には、ワクチンで免疫を逃れるウィルスの進化が早くなる」と話す。 免疫から逃れて進化するウィルスは病原性が強くなる傾向があるという。
今後の流行の波は?
最悪ケースはこうだ。 変異ウィルスの出現が続き、重症化率や死亡率が上がり、毎年新しいワクチンが必要になる。 ワクチンの効果が低い場合は行動の規制も必要になるという。
一方で、最良ケースはずいぶん穏やかだ。 病原性も強くならず、今のワクチンを使うことができ、重症化リスクが高い人にだけ毎年追加接種をする。
いずれのシナリオも落ち着くまで2~10年かかり、途中で別のシナリオになる可能性もあるとした。
シナリオに影響を及ぼす懸念材料は山ほどある。 過去に感染した変異ウィルスの種類、ワクチンの接種時期などで、人の免疫は均一でない。 世界で複数の変異株が同時に拡大したり、新しい変異株に備えてワクチンを大規模生産している間に、感染がピークに達する可能性もある。
国内大学教授は、「しばらくは、変異ウイルスの監視体制を維持し、感染状況や重症者の把握をきちんとして、臨機応変に対応を変えていくことが必要になる」と話す。
(以上、朝日新聞記事の一部を要約引用したもの。)
原左都子の私見に入ろう。
上記引用文内にも、「この夏は大きな流行の可能性は低いという見方が出ている」との文言があり。
それに従うかのように政府は国民に対し、「夏場は熱中症の危険性があるため、適宜マスクを外すように」との指導をし始めている。
それに素直に従ったらしき国民が街中や公園等々でマスクを着用していない実態を、見かける機会が増えている。
この現象に対する我が感想は、懐疑的である。
それは上記引用文中に記されている通りだが。 繰り返すと、
ワクチンがウィルスの進化を促すことも考えられる。 国内某教授は、「理論的には、ワクチンで免疫を逃れるウィルスの進化が早くなる」と話す。 免疫から逃れて進化するウィルスは病原性が強くなる傾向があるという。
今後の流行に関する最悪ケースは、変異ウィルスの出現が続き、重症化率や死亡率が上がり、毎年新しいワクチンが必要になる。 ワクチンの効果が低い場合は行動の規制も必要になる。
その「ワクチン効果」に関しても、私は懐疑的だ。
私事を述べると、私の場合は3度目のコロナワクチン接種の直後に39度を超える高熱に2日間翻弄された身だが。
これに関しては、我が体内で“激しい免疫反応が起こり、おそらく強靭なコロナウィルス抗体が作られた」、と好意に解釈している。(ただしそれとて、私が接種したワクチンが如何なるコロナ株由来のものであるのか不明だし、どんどん変異株が出現している今現在のコロナ感染に対抗できるのか? なる疑問も当然ある。)
医学を心得ないお年寄り達(我が実母と義母もそれに含まれるが)など、ワクチンを接種しておきさえすれば自分の身が助かると信じて疑っていない様子だが。
我が実母と義母を例にとると、過去に3度接種したワクチンに対して何らの副反応も出ないようなのだ。 本人たちはそれを喜んでいる様子だが。
失礼ながらその現象を、私など「ワクチンを打った効果が何ら体内に現れない程に、老化が進行しているのではないのだろうか???」。 要するに(90歳を過ぎる程の)ヨボヨボ高齢者に対するコロナワクチン接種とは、無駄金に終わっているのではないか?? とすら推測している有様だ。 (私の認識違いである場合、お詫びし訂正しますが…)
それにしても、確かに冒頭写真のごとくオミクロン株の変異が長く続いている。
これに関しても、「オミクロン株は病状が悪化せず大丈夫」、なる世間の評判が独り歩きしている実態だし。
日本政府とてこれに安堵して「マスク解禁」や、はたまた「海外旅行者受け入れ」政策を積極的に導入しているようだ。
“従順な国民性”を未だに続行していると思しき我が国の実態を、常に憂える私であるが。
ここは国民ひとりひとりが引き続き十分にコロナ対策を実行しつつ、新型コロナ感染から我が身を守りましょう!