ここのところ、エッセイのテーマが我が身に突然降りかかった骨折負傷状態に関連する内容続きで恐縮なのだが、本日もその例外ではない事を最初にお断りしておく。
と言うのも原左都子が去る4月12日に自宅ベランダにて転び骨折して以降、本日で15日目を迎えているが、自宅にても外出時にも日夜ギブスにコルセットの“ミイラ状態”を余儀なくされているのに加えて、右手首骨折に関して悪化の一途を辿っている気がするのだ。
ここで、“ミイラ状態”の私の日常を少し記させていただこう。
右手ギブス装着状態で何とかこなせる家事に関しては、ぎこちないもののその状態で家事を実施し右手を保護している。 前々回のエッセイにて写真で紹介した通り、右手は肘から指先第二関節近辺までの箇所をギブスで固定している関係で、ギブスから出ている指をロボット的に動かせる範囲の作業ならば実施可能だ。 例えば、洗濯干し・取入れ作業、掃除等はこの状態で時間をかけて実施可能だ。 買い物に関しても整形外科受診の帰り道に、持てる範囲の買い物を選別して自分で持ち運んでいる。 (有り難い事には、スーパーのレジ係氏が私のギブスの腕を見ると必ずや袋に入れる作業を手伝って下さるのだ。これには感謝感激である。)
片やギブス装着状態では右手が何らの役割も果たせない作業に関しては、ギブスを外した状態で作業に取り組んでいる。 例えば、料理(元々趣味がないため最小限にとどめているが)や食器洗い等がこの種の家事である。 特に火を使う家事に関しては、両腕負傷状態での作業は火傷との副被害をもたらす危険性が高いと判断し出来る限り回避する事としている。
参考のためギブス装脱着に関しては左手がある程度回復後自身でその練習に取り組み、今では取り外し共にお茶の子さいさい状態で、日々こまめに自力で装脱着を繰り返している。
左手に関しては左鎖骨折箇所保護のためコルセットを背負った状態である。
右手首骨折より重傷状態故に当初から左手が全く使用不能だった事もあり、負傷者である私自身の感覚としてこちらを重点的に保護するべきとの対応を採ってきた。 そのお陰か左手に関しては「回復」の実感が得られているし、事実横からならば頭まで手が届くレベルにまで回復している。(前方向に左手を伸ばすことは未だに激しい痛みを伴い不可能状態なのだが…)
加えて日常生活に於いても利き手である右手を酷使して来た結果として、右手に負荷がかかり過ぎたのか、右手が骨折当初より悪化している感覚を持ちつつ昨日整形外科医を受診した。
さて、整形外科医先生の我が右手悪化に関するご診断の程とは。
もちろん、医師先生よりの「絶対安静!」とのご指示に従わず日夜安静にしていない私にも責任があることを先生は重々承知の上で、以下の診断を下されたのだ。
「ギブスで固定された部分の腕の骨は、完治まで動かせない事により日々“退化”を続けるのは事実です。 これは骨折してギブスを装着した人に共通の宿命です。 それでも、骨折箇所を早期に治療するためにはギブスを装着せねば問題が解決しません。 昔はこのギブスは石膏で固め完全治癒まで取り外せませんでした。 現在ではギブスの進化発展に負うところや、治癒の意味合いでお風呂で温まる事も効果がありますので、入浴の際にギブスを取り外すように指導しています。 さて、〇さん(私の事)の場合も、出来る限りギブスを装着したままにして欲しいのですが、もしも痛みが激しい場合は(骨折箇所ではない)部分のマッサージを試みられてはどうでしょう? それにより、ギブス固定による骨の退化をある程度防げます。 お大事に。」……
要するに、ギブス装着による“副作用”の程を、外科主治医先生が私にご伝授下さったとの事態だ。
ここで私事に入ろう。
実は私は30代後半の独身時代に、(あくまでも自己診断だが)肋骨を骨折した経験がある。 その時には一切医療には頼らず、日々痛みに耐えつつ仕事を欠勤するでもなく、1か月間完治までの日時を送ったものだ。
何故そのような行動をとったのか? その一番の理由とは、「肋骨骨折」とは骨折の中では扱い易い負傷であるためである。(肋骨を骨折したことに気付かない人がいるとの話もある。)
それに加えて私が肋骨を骨折した理由とは、現在の医療保険制度において「保険適用外」の事態だった故でもある。(その一例を提示すると「泥酔状態」での怪我に対して医療保険適用は認めないとの規定がある。) それに相応したのに加えて、まさか当時の勤務先である公立高校現場に泥酔して負傷したなどと言えるはずもなかったためだ…
ただ今になって思うに、たとえ肋骨骨折したと言えども医療機関や薬剤には一切頼らず自力で回復する方針を貫いたからこそ、副作用に悩まされる事なく1か月との短期間で原状復帰できたとも考察するのだ。
その後、特段の胸部違和感もなく現在に至っている。
それに比し骨折に際し一旦医療機関を頼ってしまうと、“ギブスにコルセットのミイラ状態”を余儀なくされる。
これぞ、「医療とは常に副作用と背中合わせ」 の現実を物語る一治療方式なのではなかろうか。
もちろん、ギブスを装着してこそ骨折箇所を早期に直せるとの医療原理に関しては、確かに正解なのであろうと私も結論付ける。
その分ギブスで固定された他の骨の退化を余儀なくされる我が身体を、今後私は如何に受け入れればよいのだろうか??
えっ?? 既に年老いた身にして、素直に外科医先生のご指示に従え! ですって!??
私もそう考えているからこそ、今後も主治医先生のご指導に従う予定ですのでご心配なきように。(ホントかよ~~??)
と言うのも原左都子が去る4月12日に自宅ベランダにて転び骨折して以降、本日で15日目を迎えているが、自宅にても外出時にも日夜ギブスにコルセットの“ミイラ状態”を余儀なくされているのに加えて、右手首骨折に関して悪化の一途を辿っている気がするのだ。
ここで、“ミイラ状態”の私の日常を少し記させていただこう。
右手ギブス装着状態で何とかこなせる家事に関しては、ぎこちないもののその状態で家事を実施し右手を保護している。 前々回のエッセイにて写真で紹介した通り、右手は肘から指先第二関節近辺までの箇所をギブスで固定している関係で、ギブスから出ている指をロボット的に動かせる範囲の作業ならば実施可能だ。 例えば、洗濯干し・取入れ作業、掃除等はこの状態で時間をかけて実施可能だ。 買い物に関しても整形外科受診の帰り道に、持てる範囲の買い物を選別して自分で持ち運んでいる。 (有り難い事には、スーパーのレジ係氏が私のギブスの腕を見ると必ずや袋に入れる作業を手伝って下さるのだ。これには感謝感激である。)
片やギブス装着状態では右手が何らの役割も果たせない作業に関しては、ギブスを外した状態で作業に取り組んでいる。 例えば、料理(元々趣味がないため最小限にとどめているが)や食器洗い等がこの種の家事である。 特に火を使う家事に関しては、両腕負傷状態での作業は火傷との副被害をもたらす危険性が高いと判断し出来る限り回避する事としている。
参考のためギブス装脱着に関しては左手がある程度回復後自身でその練習に取り組み、今では取り外し共にお茶の子さいさい状態で、日々こまめに自力で装脱着を繰り返している。
左手に関しては左鎖骨折箇所保護のためコルセットを背負った状態である。
右手首骨折より重傷状態故に当初から左手が全く使用不能だった事もあり、負傷者である私自身の感覚としてこちらを重点的に保護するべきとの対応を採ってきた。 そのお陰か左手に関しては「回復」の実感が得られているし、事実横からならば頭まで手が届くレベルにまで回復している。(前方向に左手を伸ばすことは未だに激しい痛みを伴い不可能状態なのだが…)
加えて日常生活に於いても利き手である右手を酷使して来た結果として、右手に負荷がかかり過ぎたのか、右手が骨折当初より悪化している感覚を持ちつつ昨日整形外科医を受診した。
さて、整形外科医先生の我が右手悪化に関するご診断の程とは。
もちろん、医師先生よりの「絶対安静!」とのご指示に従わず日夜安静にしていない私にも責任があることを先生は重々承知の上で、以下の診断を下されたのだ。
「ギブスで固定された部分の腕の骨は、完治まで動かせない事により日々“退化”を続けるのは事実です。 これは骨折してギブスを装着した人に共通の宿命です。 それでも、骨折箇所を早期に治療するためにはギブスを装着せねば問題が解決しません。 昔はこのギブスは石膏で固め完全治癒まで取り外せませんでした。 現在ではギブスの進化発展に負うところや、治癒の意味合いでお風呂で温まる事も効果がありますので、入浴の際にギブスを取り外すように指導しています。 さて、〇さん(私の事)の場合も、出来る限りギブスを装着したままにして欲しいのですが、もしも痛みが激しい場合は(骨折箇所ではない)部分のマッサージを試みられてはどうでしょう? それにより、ギブス固定による骨の退化をある程度防げます。 お大事に。」……
要するに、ギブス装着による“副作用”の程を、外科主治医先生が私にご伝授下さったとの事態だ。
ここで私事に入ろう。
実は私は30代後半の独身時代に、(あくまでも自己診断だが)肋骨を骨折した経験がある。 その時には一切医療には頼らず、日々痛みに耐えつつ仕事を欠勤するでもなく、1か月間完治までの日時を送ったものだ。
何故そのような行動をとったのか? その一番の理由とは、「肋骨骨折」とは骨折の中では扱い易い負傷であるためである。(肋骨を骨折したことに気付かない人がいるとの話もある。)
それに加えて私が肋骨を骨折した理由とは、現在の医療保険制度において「保険適用外」の事態だった故でもある。(その一例を提示すると「泥酔状態」での怪我に対して医療保険適用は認めないとの規定がある。) それに相応したのに加えて、まさか当時の勤務先である公立高校現場に泥酔して負傷したなどと言えるはずもなかったためだ…
ただ今になって思うに、たとえ肋骨骨折したと言えども医療機関や薬剤には一切頼らず自力で回復する方針を貫いたからこそ、副作用に悩まされる事なく1か月との短期間で原状復帰できたとも考察するのだ。
その後、特段の胸部違和感もなく現在に至っている。
それに比し骨折に際し一旦医療機関を頼ってしまうと、“ギブスにコルセットのミイラ状態”を余儀なくされる。
これぞ、「医療とは常に副作用と背中合わせ」 の現実を物語る一治療方式なのではなかろうか。
もちろん、ギブスを装着してこそ骨折箇所を早期に直せるとの医療原理に関しては、確かに正解なのであろうと私も結論付ける。
その分ギブスで固定された他の骨の退化を余儀なくされる我が身体を、今後私は如何に受け入れればよいのだろうか??
えっ?? 既に年老いた身にして、素直に外科医先生のご指示に従え! ですって!??
私もそう考えているからこそ、今後も主治医先生のご指導に従う予定ですのでご心配なきように。(ホントかよ~~??)