原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

朝日新聞社・次長の岡崎明子さん、医師にきちんと診察させるのは患者側の責任でもあります!

2024年02月13日 | 医学・医療・介護
          

 写真は、2023.02.10付朝日新聞記事「多事奏論」より転載した、朝日暮らし未来部次長の岡崎明子氏。


 今回のエッセイは、上記「多事奏論」記事よりごく一部のみを転載させていただき、それに関する原左都子の私論を述べさせていただくこととする。

 それでは、当該記事より冒頭部分のみを以下に引用させていただこう。

 「ひざが痛い」と病院を転々とするも治らぬ夫が不憫で、仕事柄、多少の医療知識を持つ私が付き添うことになった。 夫いわく、3か月目となる病院の医師は「2週間後には治っているはず」と豪語したそうだが、全くその気配はない。 信頼できるのか、品定めの意味もあった。
 当日、一緒に診察室に入り、わきのパイプ椅子に座った。 だが医師はパソコンに向かったままで、私を一顧だにしなかった。それどころか、夫の膝も診ずに次の予約を入れようとした。 「これはダメだ」。 再度、転院が決まった。

 (以上、朝日新聞「多事奏論」より冒頭の一部のみを転載したもの。)



 原左都子の私事に入ろう。

 この私が、2022年10月に路上で転び左膝複雑骨折の重傷を負い、救急搬送の後、膝内に針金を挿入して固定するとの手術を受け入院するはめとなった話題に関しては、過去に幾度も公開させていただいている。

 2024.02の今尚 左膝が完治したとはいえず、未だ曲がり切らず正座も出来ない我が身である。
 そうは言えども、入院中には整形外科医師先生をはじめ、手術執刀医師先生、麻酔科医師先生、リハビリ担当医師先生等々と各診療科の医師先生に大いにお世話になったものだ。

 特に主治医である整形外科医師先生は途中で交代があったものの、お二人共々若き医師先生であるにもかかわらず、患者である我が訴えを誠実に聴き入れて下さって回復までの適切な診断・各種措置をきちんと実行して下さった。
 私の記憶に新しいのは、お二人ともおそらく30歳前後と思しきお若さであるのに、多くの患者を抱えて御多忙の中、一患者である私の質問・疑問に誠意的に回答して下さって回復に導いて下さったものだ。


 我が医学経歴をここで語ると、国立大学医学部パラメディカルコース(臨床検査技師資格取得者だが)出身であるため、医学にはある程度精通していると言えよう。
 ただその(医学関係者であるとの)事実を主治医先生にお伝えした訳でなく、あくまでも一患者の立場で医師先生に各種の質問等々をさせていただいただけなのだが。
 それにしても、とにかく私の話や医療措置上の希望を精一杯聴き入れて下さったものだ。 例えば「投薬は最小限にして欲しい」「入院日数は短めに」等々 個人的な我がままも伝えたが、それらをきちんと聴き入れて下さった。

 あるいは手術時の麻酔担当医師とは、事前にかなりの時間をかけて「麻酔後の措置(尿カテーテルを早めに外して欲しい。等々)」を訴えたりもした。
 この麻酔医医師とは多少の悶着があったものの、私の希望は通せて早期退院につながり、早期に自由の身を得たのは何にも勝る我が回復の原動力となった。



 さて、話題を朝日新聞記事に戻そう。

 朝日新聞次長の岡崎明子氏は、せっかくご亭主のひざ痛につきあい病院まで出向き、担当医師と対峙できたにもかかわらず。

 いつまでも患者に背中を向けてパソコンばかり打っている(これはまさに現在の診察室の風景です!)若手医師に、夫氏ひざ痛に関して何らの質問もなさらなかったのであろうか???
 何のための付き添いかと言えば、それは診察室にての夫ご本人の質問等々の不足分をご自身が補う目的だったのではかなったのか??
 その役目を果たさずして「これはダメだ」と結論付けるのは、主治医医師に対しても失礼ではあるまいか???

 ひざの受診において、その「ひざ」すら診ない医師が存在するとは信じたくないが。
 それをさせるのは患者本人のみならず、付添人の役目でもある気が私はする。


 いえいえ私は医学関係者にして、自身の病院受診に付添人など全く不要に決まっているが。

 相手が如何なる医師であれ、それくらいさせられる力量(質問力等)は備えているつもりですよ、朝日新聞社・次長の岡崎明子さん。
 

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