原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

曇天とオウムと地震で明けた2012年

2012年01月01日 | 時事論評
 (写真は、今年の我が家のお節料理  “和洋中三段重”)


 皆様、新年明けましておめでとうございます。 
 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。 


 冒頭から写真のお節料理の解説をさせていただくことにしよう。
 これは、決して、決して、“料理嫌い”の原左都子が手作りしたものではない。 (毒舌は吐くくせに、こんな手の込んだものを造ろうとの野心や能力を一切持ち合わせていない私で申し訳ござません… 
 現在の家庭を築いて以降、我が家では料理嫌いの私の意向により毎年お節料理は外部の料理処が制作した出来合いのものを仕入れている。
 今までは我が子の嗜好を最優先して“洋風お節”を発注する事が何年か続いたのだが、昨年いつもの料理処から届いたお節の内容が世の不況と比例したのか?例年に比して数段“貧弱”だったことにがっかりさせられ、今年は上記の“和洋中三段重”を選択することと相成った。

 昨日の大晦日に冷蔵宅配で到着した上記三段重を早速試食してみたところ、ソースの味付けは結構いけている!
 これは私の今年の選択としては正解かな♪との感覚の下、大晦日の夜(我が家の場合、大晦日の夜からお節を食するのが習慣となっています…)家族にふるまったところ、残念な事に娘の箸が進まない…

 その理由は明白だ。 
 やはり市販のお節料理と言えども、経済難の影響を直撃せざるを得ないのであろう。
 安価な食材を使用していることが見え見えである。 例えば、鶏肉とか外来種の海老とかが多用された料理の数々だ…  味付けは美味であるとはいえ、この種の食材を使用した料理には娘の箸が進まない事を納得である。

 それにしても、今時の市販のお節料理には形だけでも「原材料品質保証書」が添付されていることは評価できよう。 
 例えば上記の和洋中三段お節の場合、“抗生物質”“残留農薬”“細菌”検査に加えて、今年特有であろう“放射能物質”の検査済の保証書が添付されている。 (参考のため“放射能物質”の自主検査基準として、原子力安全委員会が指標した値の1/5未満の基準を合格基準としているとのことだ。 
 (やはり、福島原発事故の傷跡の影響がお節料理にまでも及ぶのはやむを得ないのか……)


 我が家のお節の話題が長引いたことを大変恐縮として、2012年元旦の本日、家族皆で見た昼のNHKニュースには愕然とさせられた。

 この元旦から、オウム真理教関連事項がトップニュースか?!?
 どうやら地下鉄サリン事件以降指名手配されていたオウム真理教信者の一人が、昨日の大晦日に17年の月日を得て警察署に出頭したとのことである。

 「なんでこんな時期に警察に出頭するの?」 との娘の疑義も理解できる我が家である。
 「原左都子エッセイ集」昨年12月のバックナンバーでも綴った通り、我が家はどうやらオウム真理教の類稀に狂信的な奇行のために過去に少し被害を被っているのだ。

 歴史的大震災が勃発した昨年、被災者の皆さんがそれぞれにその苦難を乗り越えて来られ新しい年が始まった今、何故オウム真理教関連のニュースがトップ項目としてメディアで報道されねばならないのか?
 これはオウム真理教が新たな“悪あがき”を開始するべく、テレビの視聴率が高まる年末年始を狙いニュース報道を利用して何らかのサインを出そうとしているのではないのか??
 そのように疑っても不思議ではないようなカルト宗教の不気味さ故の危機感も抱いてしまう…


 そして、午後2時28分には私が住む東京23区においても、震度4(マグニチュード7,0)の地震が発生した。
 何だか正月早々揺れそうな予感もあったのだが、実際に震度4の揺れが元旦から襲ってきた事に、今年も引き続き災害対策に身を引き締めねばならない思いである。


 日本の地域によっては2012年元旦の本日、晴れ渡る晴天で初日の出を観賞できたとのメッセージも頂戴している。

 片やオウム真理教事件に関しては、平田逃走犯が昨日出頭したことで事件の解明が良き方向に進展することに期待したい。

 大地震の余震に関しては今後もまだまだ続くのであろうが、これに関しては少なくとも原発事故を誘発するようなことが皆無であるよう政府に切望したいものだ。


 皆様にとって2012年が本当によい年でありますように!!   
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