原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

今年の新卒社会人初任給「25万~30万/月」は多いか?少ないか??

2024年04月02日 | 仕事・就職
 昨日新年度を迎え、大学・高校等々を新卒にて新たな社会人となった若者の初任給が、今年は高額となったようだ。


 その一例を、ネット情報より引用しよう。

 2024年卒採用で初任給の引き上げを行った企業は7割にのぼることが、某社が実施した「24年卒 企業新卒採用活動調査」で明らかとなった。

 2024年卒採用について、総合職採用で初任給の引き上げを行った企業は70.0%、引き上げ額が最も多かったのは5000円~1万円未満で36.0%だった。
【初任給の引き上げを行った企業限定 初任給の引き上げ額】
    ~5000円未満    29.3%
    5000円~1万円未満 36.0%
    1万円~2万円未満  24.7%
    2万円~3万円未満  7.8%
    3万円~4万円未満  1.5%
    4万円~5万円未満  0.4%
    5万円以上     0.3%
 引き上げの理由は「給与制度の見直しで全社員の給与を引き上げたため」(53.0%)が最多で、次いで「求職者へのアピールのため」(48.8%)となった。
 また、上場企業では全体と同じく「給与制度の見直しで全社員の給与を引き上げたため(63.0%)」が最も多いが、2位は「定着率を高める・離職を防ぐため(44.1%)」となっている。
  【初任給の引き上げを行った理由トップ5】(複数回答)
   給与制度の見直しで全社員の給与を引き上げたため 53.0%
   求職者へのアピールのため 48.8%
   他企業が引き上げをしているため 35.6%
   定着率を高める・離職を防ぐため 35.5%
   既存社員のモチベーションアップのため 31.4%
 企業の2024年卒採用について、6月時点の採用充足率が「5割以上」は前年比4.8ポイント減の39.5%で、新型コロナウイルスの影響が大きかった2021年卒の40.9%を下回った。

 (以上、ネット情報より引用したもの。)



 原左都子の私事に入ろう。

 我が新卒入社など、既に40数年前の事となるが。
 何分過疎県より単身にて上京して迎えた入社式だったのだが。
 あの時の緊張感や不安感は、今尚手に取るように憶えている。

 とてもじゃないが初任給がいくばくかどうかなどに思いが及ぶ訳もなく、とにかく単身上京の身で、この大都会で上手く渡っていけるのかどうかの不安感で我が脳内は満杯だった記憶がある。
 それが、どこでどう転んだのか。 気が付いてみると、すぐに大都会東京暮らしに慣れた、というよりも。  仕事が終了すると必ずや「ねえ、一緒に夕食に行こう!」等々のお誘いの多い事! 私生活では新宿に六本木にてのディスコ三昧、不安など何処かにぶっ飛んで行って、我がもの顔で大東京三昧・満喫暮らしとなったものだ。 😱 😷 



 新卒者の給与に話題を戻そう。

 まあ、上京後私生活でいきなり そんなにフィーバー出来たのも、我が初任給もそこそこ高額だった故かもしれないし。 (私が単なる“遊び人”の素質満載だったかもしれない、とも言えるし…)😵 😜 

 
 私の手計算だと、本年度大手企業新卒者の初任給は 月々約25万円から30万円程となろう。

 ただし、上記引用文内にも書かれている通り。
 この金額とは 企業側としては、単なる内外へのアピール目的、他社との競争目的等々に主眼があり、決して新卒者本人の便宜を図るものではなさそうだ。

 という事は、もしかしたら その後の昇給が少なかったり、最悪の場合ゼロだったり… (通常は、業務経験年数が増すのと並行して昇給するものだが)
 あるいは 私が一番懸念するのは、長時間労働等々の激務を新入直後より課せられないだろうか?? 等々だ。

 特に、大変失礼な表現かもしれないが。
 文系学部の如く培ってきた専門能力の程を社内ですぐに活かせるのかどうかが不透明な新卒者に、企業側が入社直後から高額給与を付与するとの実態とは?!?


 
 その結論を私が述べるよりも。

 そんな企業が置かれている現実にも少しは考慮しつつ。

 新入社員の皆様には、とにもかくにも受取る給与に見合った労働力の発揮に邁進して欲しいものだ。


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