九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

浅野氏立候補についての共産党の見解    風ネット

2007年03月05日 23時27分38秒 | Weblog
東京都知事選・浅野氏について 宮城県の“実績”は自民政治そのもの
                           志位委員長

 日本共産党の志位和夫委員長は一日の会見で、前宮城県知事の浅野史郎氏が東京都知事選への出馬を検討している動きを記者団に問われ、「浅野氏は『無党派』のふれこみで知事に当選したが、実際知事として三期十二年何をやってきたかをしっかりみる必要がある」とのべ、その政治姿勢について見解をのべました。

 志位氏は、日本共産党が浅野県政を「政治の中身は自民党より自民党型」ときびしく批判してきたことを紹介。浅野県政が巨大開発を推進し、福祉切り捨てではそれまで以上に冷酷さが際立ったことを明らかにしました。

 志位氏は、前県政と比べ浅野県政の福祉切り捨てで際立ったものとして、前県政では国保証取り上げがゼロだったが、〇五年には二千三百三十世帯になったことを告発。「こうした政治は、石原都知事が革新都政時代につくられた福祉の施策を根こそぎ切り捨て、巨大開発に湯水のようにお金を注ぎ込んできたものと同じ中身だ」と批判しました。

 また志位氏は、浅野氏が「政党の推薦をとらない」としていることについて問われ、石原知事提出の議案に自公民ネットの「オール与党」が賛成するなど、石原都政の暴政は「オール与党」と一体となって行われているが、宮城県議会も同じ構図だったと指摘。「選挙のときに推薦を受けるか受けないかの違いはあっても、知事になった後の実態は自公民社『オール与党』が支えた。『オール与党』と一体に住民の福祉を切り捨て、巨大開発で浪費をほしいままにする。ここでも両者は同じだ。同じことを、東京でやってきた人物(石原氏)と宮城でやった人物(浅野氏)のどちらかを選ぼうとしても選びようがない」とのべました。そのうえで、「大本から都政を切り替える立場にたってきた日本共産党と無党派が共同しておしている吉田万三さんが勝利してこそ、都政の流れが変えられることを、堂々と訴えて勝利をめざしたい」とのべました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我々は国民の皆さんか?   落石

2007年03月05日 16時20分43秒 | Weblog
国会中継を聞いていたら、質問に立った代議士がしきりに
「国民のみなさま、国民のみなさん」を連発。
違和感を感じました。

独立間もない、アメリカの議会だったか、
満員の会場を代議士がかき分けて前に行く。
代議士は「俺は国民の代表だ」と言わんばかりの態度。
その時、一人の男が立ちふさがって
「俺たちはその国民だ」と言い放ったとか。

この手の代議士は中継には出てきませんが、まだゴロゴロいるでしょう。
一方、国民のみなさまという言い方も、優越感のひっくり返しのようで、
聞いていて、気持ちがよくありませんでした。
病院の「患者さま」という言い方と通じるものがあるようです。

我々国民は、という話し方が出来る国会は夢物語かな?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都知事選に希望はあるか ③

2007年03月05日 00時34分51秒 | Weblog
3)共産党の不破議長(当時)は、40年前(1967年)の東京都知事選問題、東京での統一戦線の始まりについて次のように述べたことがあります。

「無党派候補を推しての知事選は一九六七年、今から三十六年前の美濃部(亮吉)
さんの選挙が最初でした。当時、私たちは、もう亡くなりましたけれども米原昶さんという、後で衆院議員になった人を、都知事選の公認候補として発表していました。
そのとき、大内兵衛さんという経済学者で社会党系の人が、ぜひ美濃部候補で社会
党との共闘をやってもらいたいと、党本部に申し入れにきたのです。きちんと協定を結び、無党派の候補として美濃部さんを立てたい、独自候補を降ろしてこれに協力してくれないかと頼みに来たわけですね。それが、東京での統一戦線の始まりでした」
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-03-03/04_01.html
 (「しんぶん赤旗」 2003年3月3日)

報道によれば、浅野氏が事実上の出馬表明をし、来週中にも公約・政策を発表する
予定のようです。そうであれば、いまの時期に「浅野史郎さんと都民のハートに火をつける会」の代表発起人格の五十嵐敬喜法政大教授(公共事業)さんらが浅野氏とも十分に議論を詰めた上で共産党に真摯に協力を求めてみる、という姿勢が必要
ではないでしょうか? 40年前の大内兵衛氏(九大名誉教授)のように。場合によっては共産党の信頼する知識人(たとえば、加藤周一さん)に協力を求めて共産党本部を訪問してみる、ということも試みてみるべきではないか? このことは、浅野氏が「政党の支持を求めない」としている態度と矛盾するものではない、と私は思います。「支持」を求めるのではなく、「協力」を求めるのです。やってみるだけの価値はあると思うし、やらなければいけないことだ、と私は思います。これまでの選挙に関する客観的データーを見る限り、共産党の協力なしに「石原3選阻止」は為し難い、と見るのが一般的な見方であるだろう、と私は思います。

以下に《革新統一候補の型 想定されるケース》を掲げてみます。


(4)《革新統一候補の型 想定されるケース》

ケース1:【浅野史郎氏VS吉田万三氏】
      民主党・社民党・無党派VS共産党(革新都政をつくる会)
*もっとも実現可能性の濃い型といえるでしょう。

ケース2:【浅野史郎氏VS吉田万三氏VS海江田万里】
      社民党・無党派VS共産党(革新都政をつくる会)VS民主党
*完全な革新分裂選挙。実現可能性のある想定の中で最悪の型といえるでしょう。

ケース3:【浅野史郎氏VS吉田万三氏VS海江田万里VS社民党】
      無党派VS共産党(革新都政をつくる会)VS民主党VS社民党
*社民党が単独で候補者を出す可能性はきわめて低いと見てよいでしょう。

ケース4:【浅野史郎氏で統一】
      民主党・共産党(革新都政をつくる会)・社民党・無党派
*あくまで追求するべき型といえるでしょう。

ケース5:【吉田万三氏で統一】
      共産党(革新都政をつくる会)・民主党・社民党・無党派
*民主党、社民党が吉田万三氏支持を打ち出すことは現状では考えられません。

上記のうち実現可能性があるのはケース1、ケース2、希望的観測を入れてケース
4ですが、私は、ケース4以外では石原に勝つのは難しいだろう、と見ています。
ケース1も石原に勝つ可能性はわずかながら残されているとは思いますが、その場合でも無党派の圧倒的「浅野氏支持」というのが絶対的な条件になるだろう、と思います。

(5)上記の判断の根拠

■東京都知事選挙(03年4月)の開票結果
【有効投票総数:4,397,294人 投票率:44.94%】
石原 慎太郎  無所属    現 当 3,087,190
樋口 恵子    民主推薦 新 817,146
若林 義春 共産公認  新  364,007
ドクター・中松 無所属    新 109,091
池田 一朝 無所属 新 19,860

■東京都知事選挙(99年4月)の開票結果
【有効投票総数:5,510,042人 投票率:57.87%】
石原 慎太郎  保守系無所属 新 1,664,558
はとやま 邦夫 民主推薦    新  851,130
ますぞえ 要一 保守系無所属  新  836,104
明石 康    自・公推薦    新  690,308
三上 満     共産推薦  新  661,881
柿沢 こうじ   保守系無所属 新  632,054
その他13人

■東京都知事選挙(95年4月)の開票結果
青島幸男    革新系無所属    新 1700993
石原信雄    自・社・さ・自由・公 新 1235498
岩國哲人    無所属         新  824385
大前研一    保守系無所属    新 422609
黒木三郎    共産推薦       新  284387
上田哲      革新系無所属 新  162710

※上記から東京都知事選挙(07年4月)の開票結果を仮に次のように予想してみる。
石原慎太郎   1,400,000
黒川紀章      800,000
浅野史郎     1,200,000
吉田万三      400,000

【上記の考え方】
①石原票は99年票を基準にし、さらに石原の「都政の私物化」批判を考慮して同年より約20万票減じてみました。03年の石原票300万票は、対抗馬に知名人がいなかったこと。川田悦子さんと樋口恵子さんなどの革新の分裂劇なども影響していると見られます。

②黒川票は99年の選挙での舛添、明石などの保守系候補の票を参考にしました。

③浅野票は99年の民主票を基準にし、それに無党派票が最大限に近く出た場合を
想定しました。

④吉田票は、これまでの共産票の中間をとってみました。

最後に。

標題には「最後の問題提起」と掲げていますが、これは「最後」に近いものですが、今現在のとりあえずの問題提起です。「最後の最後」の問題提起は状況によって変わりうるものと思いますので、いまの段階で明らかにすることは適当ではないだろうと思っています。むろん、私としての、という限定付きであることは、いうまでもないことです。


東本高志@大分
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都知事選に望みはあるのか。 ②

2007年03月05日 00時20分00秒 | Weblog
(1)吉田万三氏は政策として「3つの転換】なるものを掲げています。そして、吉田氏(したがって共産党も)は、この「3つの基本政策がOKなら私が(統一候補の)接着剤やりますよ」(都知事選11・26大胆シンポジウム報告)とも述べています。その「3つの転換】は以下のとおり。
 
 1.都政の私物化、税金のムダづかいを許さず、都民の声が生きる都政に転換
 2.大型開発中心の都政から、くらし・福祉優先の都政に転換
 3.憲法否定の石原都政から、憲法を都政の中心にすえる都政に転換
 (http://www.manzo-y.jp/pledge/070214_plan.htm)

上記1、2、3の政策のうち、1と3は浅野氏も了承するだろうし、吉田氏側も浅野氏が了承したことについて異議を差し挟まないだろう、と思います。問題は2の政策です。
この点について、共産党は志位委員長の発言として上記の「赤旗」記事で次のように報じています。

「浅野県政が巨大開発を推進し、福祉切り捨てではそれまで以上に冷酷さが際立っ
たことを明らかにしました。志位氏は、前県政と比べ浅野県政の福祉切り捨てで際
立ったものとして、前県政では国保証取り上げがゼロだったが、〇五年には二千
三百三十世帯になったことを告発。『こうした政治は、石原都知事が革新都政時代
につくられた福祉の施策を根こそぎ切り捨て、巨大開発に湯水のようにお金を注ぎ
込んできたものと同じ中身だ』と批判しました」(「赤旗」 2007年3月2日)
*もう少し詳しい共産党の志位委員長の浅野県政批判は次を参照。
 http://www.shii.gr.jp/pol/2003/2003_02/2003_0223_01.html

これでは2の政策について浅野氏が了承しても、共産党は「否」というでしょう。「信用できない」と。2の政策は、浅野氏と共産党が仮に「政策協定」することがあったとしてもその「協定」からは除外するべきでしょう(もちろん、「除外」するだけでは共産党はOKを出さないでしょう。では、どうすればよいか? この点については(2)で述べます)。

私は、浅野氏と共産党との「政策協定」には2の政策を外し、代わりに「日の丸・君が代強制をやめる」という文言を挿入したらどうか、と思っています。「日の丸・君が代強制」問題は東京都の民主主義と教育の大問題であり、教育関係者をはじめとする東京都民の切実な課題としてニーズも高かろうと思います。すなわち、浅野氏と共産党の「政策協定」は次のようなものになります。

 1.都政の私物化、税金のムダづかいを許さず、都民の声が生きる都政に転換
 2.「日の丸・君が代」の強制を即時にやめる。思想・信条を守る教育行政に転換
 3.憲法否定の石原都政から、憲法を都政の中心にすえる都政に転換

(2)浅野県政に対する共産党の評価はたしかにもっともなところ大ではあるのですが、私にはやや一面的で偏ったところもあるように思われます。

1.たとえば先の宮城県知事選で共産党から立候補した庄司捷彦氏は、浅野氏の
「情報公開」の姿勢について次のように言います。

 「情報公開の推進にあたっては、この間の県の対応や条例、制度上の改善などで、全国に先んじる面があったことは事実です。しかし、それらの前進面も決して自ら進んでおこなったものではなく、仙台市民オンブズマンや県民の粘り強い追及と世論、情報公開審査会や裁判所の判断などの積み上げの結果だと言わなければなりません。結局こうした浅野知事の消極的姿勢が(略)」
 http://www.im-sendai.jp/tokusyu/2001/11/tiji.html

こうした言い方は浅野県政の評価として公平でしょうか? はじめにオンブズマンや県民の「情報公開」請求があって、はじめは浅野前知事も〝逃げたい、隠したい、ごまかしたい〟という姿勢であったことは浅野氏ご自身が認めています。しかし、そこから、「〝逃げられない、隠せない、ごまかせない〟という切実な認識が生まれ、はじめて今のスローガンである〝逃げない、隠さない、ごまかさない〟というところに到達した」のでもあります。
http://www.nttdata.co.jp/event/report/backno_cc/pdf/vol09-06.pdf#search='%E6%B5%85%E9%87%8E%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E7%9C%8C%E6%94%BF'

そして、そうした真摯な認識の過程が、「全国市民オンブズマン連絡会議」が発表
する情報公開度ランキングで、宮城県が96年度から04年度までの9回中、7回
1位を獲得するというところまで発展していったのです。また、「犯罪捜査報償費の情報公開」を県警に厳しく迫ったのは、浅野氏ならではのことであったといえるでしょう。「オンブズマンや県民の粘り強い追及」があっても、「情報公開」請求にまともに応じようともしない自治体の長と比較しても、「はじめにオンブズマンや県民の『情報公開』請求があっ」たから消極的だと断じるのはいささか性急すぎるというべきではないでしょうか。

2.共産党の志位委員長は浅野県政の福祉政策について、

「たとえば、特別養護老人ホームの待機者が五千六百七十八人にも及ぶと聞きました。介護保険がスタートした二〇〇〇年三月には一千百三十七人でしたから、三年間で五倍になったことになります。なんでどんどん増えるかといいますと、やっぱり県の姿勢に問題があります。(略)浅野知事さんは、『介護は在宅が基本』だとブレーキをかけているそうです。話がちがうじゃありませんか。介護保険がつくられたときには、『在宅でも施設でもサービスを選べるのが介護保険だ』というのが
公約だったじゃありませんか。それが在宅のほうはどうなっているかというと、利用料が重すぎて支えきれない、そこで施設に行こうとするといっぱいで入れない、在宅も施設もだめになっている。保険料だけ上げるというのは、詐欺同然じゃありませんか」と批判します。

たしかに福祉の諸指標では宮城県は他県にくらべて劣っているものが多い。しかし、その指標値でも「老人憩の家数」の指標や「xxによる死亡率」という項目では他県に優っているものもある。浅野氏の「障害者と健常者が一緒に住める社会を目指す『知的障害者施設解体宣言』」「ハコ物行政からの脱却」などを実行に移したこと、なども影響しているのではないか?
*統計でみる都道府県のすがた 2007 
http://www.stat.go.jp/data/ssds/zuhyou/5-40.xls
http://www.stat.go.jp/data/ssds/zuhyou/5-39.xls

少なくとも浅野氏のノーマライゼーション(老人や心身障害者も普通の人々と同じような生活をおくるべきだ。そのため隔離するのではなく、町中で普通の生活の実現を図っていこうというもの)の思想・理念は、肯定的に認めてもよいのではないか?

3.共産党の志位委員長は公共事業の問題についても浅野県政を「巨大開発病」と
批判するのです(http://www.shii.gr.jp/pol/2003/2003_02/2003_0223_01.html)、
浅野知事は、「筒砂子ダム」問題など少なくない公共事業を「財政難」を理由に休止してもいます。浅野県政を一概に「巨大開発病」と言ってよいものかどうか?

4.その他、浅野氏の「『おまかせ民主主義』から『ほんものの民主主義へ』という思想、「地方分権の確立」「地方から国を変える」「国の行政権限財源を地方に委譲すべき」という考え方などは傾聴に値します。内容がともなわない、などと言わず、話し合うべき余地はたくさんあるのではないか?「浅野県政」75%が評価(河北新報 2005年10月10日)という記事をどう見るか、という問題もあるでしょう。
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe173/20051010_02.htm

私には、東北大大学院法学研究科(政治学)教授の川人貞史さんの次のような浅野氏評価が妥当なところではないか、と思えます。その上で、共産党の厳しい浅野氏批判も十分かみしめるべきだ、と。

「浅野知事は情報公開を進め、地方政治のあり方を大きく変えた。そのことは高く
評価すべきだ。一方で、元厚生官僚としては、専門知識を生かした福祉分野の改革
では、財政難から余り実績を上げることができなかった」
 http://www.law.tohoku.ac.jp/~kawato/Jour_article/MainichiMiyagi051007.pdf
 (毎日新聞宮城版 前回(2005年)選挙時)

※ 風ネット 東本氏のメールより
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする