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安倍さんはまっとうな愛国心を  落石

2007年03月07日 17時19分40秒 | Weblog
世界の超大国・アメリカ

アメリカは圧倒的なの軍事国。そしてドルという世界通貨を持っている。
その土台である経済力は低下する一方です。
これが、現時点のアメリカの行動を規定する最大の要因でしょう。
(イラクへの侵略も、世界的な株安も、土台はアメリカ経済の弱点に発しています。)
アメリカのこの方程式を維持するために経済的に実施しているのが、
二国間による自由貿易協定。政治的には安保条約のような二国間の軍事同盟。
(個別に対応したほうがアメリカに有利です。)


アメリカと日本

日本は、アメリカに負け、その援護下に入ることによって独立。
しかし半独立の状態は続いたままです。
アメリカを中心とする世界支配体制を維持するためには
アメリカの最強の軍事力だけでは不十分なことが分かってきました。
イラク・アフガニスタンの現状が、そのことをよく示しています。
破壊的な戦闘力ではなく、治安部隊の必要性がますます高まっています。
日本に求められているのは、この分野へのさらなる参加です。
アメリカの日本に対する要求は、経済面での貢献に加え、軍事面にと大きく変わっています。

中国の大国化

中国の大国化という新しい事態が、大きな変化を呼び起こすことは間違いありません。
現時点で、中国は、日本やタイが採ってきた、アメリカとの経済関係を中心した政策で成長を続けています。
しかし、近い将来、日本が円経済をつくろうとしたように、
元経済をドルから相対的に独立したものにしようとする時期が来ます。
(政治的に半独立国家だった日本は、この政策に失敗。しかし中国は、成功するでしょう。
一方でユーロ圏が出来上がっていることは中国に大きな助けに。)

日本の分岐点

まもなく大きな歴史の分かれ道。
日本の分かれ目でもあります。
日米安保と日中協商という二足の草鞋が履けなくなるのでは?
しかし、この草鞋を履くことが日本の道。
日本の役割は、米中の架け橋です。
その道を現在の政府は、どう考えているのか?
そのためには、日中の間の政治的な不仲は、大きな障害です。

新たな戦争責任問題

戦争責任の問題をどう考えて、対処して行くのか?
これは大きな課題です。
最近の安倍さんの言動は、問題を大きくしているとしか思えません。
従軍慰安婦に関する発言は、アメリカからさえ疎遠になってしまいませんか?
ひょっとしたら米中を敵に回してしまいますよ。
(安倍さんの心情は分かりますが、その心情を貫くには、安保条約を廃棄するという
鉄のような政治的な信念が不可欠です。
廃棄とまで行かなくても、平等な条約にしていく。
それを目指さなくては、心情はゆがんでいきます。
21世紀の内閣は、安保条約を含めた戦争責任の問題をきちんと解決する道を示すべきです。
それが政治家の仕事です。)

愛国心が肝心

愛国心とは何か?
安倍さんの歪んだ愛国心は国の行方を誤まらせる危険性が大きいと心配しています。
こころの広い、大きな、真の愛国心に目覚めていただきたいものです。
(皮肉なことに、愛国心と余り言わない共産党のほうが、愛国的と感ずることがあります。)

安保条約でアメリカに首根っこを押さえられ、歴史認識で中国に虐められる。
そう安倍さんは感じているんじゃないかな?
アメリカには勝てないから、追従するしかない。
反米はタテマエとして言えない。ホンネは別。嫌米感情。
その不満も、知らず知らずのうちに中国に向けて・・・
国民のある部分はそう感じているように思いますが・・・
とくに現状に不満なココロは出口を求めて彷徨っていますから。
そんな心情に棹差しては、国を誤まらせます。

安倍さん!こんな時こそ、まっとうな愛国心を持って
政治を進めて欲しいものです。



コメント (2)
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