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九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

日本には「女性が立候補できない村」があります。 (ネット虫)  

2009年11月25日 21時25分26秒 | Weblog
★愛知県には、女性議員が誰もいない自治体が田原市、阿久比町、飛島村、豊根村の4市町村あります。国際的目標の40%にするにも、まずは女性ゼロ議会をなくすためにがんばろうと思いそれらの地区の現状を調べてきました。

■「既婚女性は立候補難しい」阿久比町

 知多半島に位置する阿久比町では、当選回数が最も多い議員の中で、最長老の保守系の鈴村一夫議員宅を表敬訪問しました。お忙しいようで、ほんの数分しかお話が出来ませんでしたが、アピール文を渡しながら、活動の趣旨を説明すると、「そのとおりだ」とうなずいてくださいました。

別れ際に、「実は共産党で女性議員がいて、私も党派関係なくやっていたんですが、残念ながら山の事故で亡くなられた」とおっしゃいました。

 おりしも、阿久比では産業まつりが盛大に開催されていたので我々は産業まつり会場の町役場周辺に向かいました。商工会の女性部長を発見したので、アピール文を渡し、協力を要請しました。すると「男性議員のおつれあいで、女性活動に取り組んでいる人がいますよ」とご紹介いただきました。そこで、その山本幸司議員のお連れ合いさん方を訪問しました。

 その方は、夫は町議、ご自身は名目上建設会社社長です。町議など公務員は、公共入札する会社を経営できないからです。彼女は、女性議員がいないことによって起きている問題はよく実感しておられました。しかし、「この町では、既婚女性は無理だと思う」と言うのです。男性が、女性が政治に関わる大事さを理解しないからだそうです。また、「地元出身の女性は難しいのではないか? しがらみがあるから」「学校校長退職者など地位の高い女性もいるが、だいたい公民館館長とかに天下りされる。そういう女性は、辞めてまでは立候補はしないだろう」などの事情もうかがいました。

■女性立候補者が「潰された」飛島村

 午後は名古屋市の西隣にある飛島村へ向かいました。
飛島村ウェブサイト
 まずは、服部康夫議長宅を表敬訪問させていただきました。しかし、「けんもほろろ」でした。彼は、「女性が立候補しないだけだよ」「出たければ出りゃいいじゃないの」と、本当に正直におっしゃいました。
 続いて、日本共産党の橋本渉議員宅を訪問しました。7期勤めたベテランです。橋本議員は、見ず知らずの私たちを応接間に上げてくれました。震えるほど寒い日でしたので、ほっとしました。図らずも、共産党(橋本さん)、社民党(坂さん)、民主党(私)と与野党が揃いました。

 この飛島村について彼からつぶさに、驚くべき実情をうかがいました。飛島村は臨海工業地帯があってそこから何十億という税収が入るほか、三菱重工業があり、ロケットなど最先端の産業があり、村の財政は日本一豊かだそうです。このため、逆に市町村合併の波を被らなかったというわけです。わたしの身近な例で言えば、広島県府中町や山口県和木町が大手企業が存在して財政が豊かで合併の波を被らなかったという意味で似ています。

 飛島村は15歳までは医療が無料、老人医療も、「私から見れば不十分だが、他の市町村と比べれば進んでいる」ということです。
 しかし、非常に政治風土が古く、建設中心のハコモノ政治にお金をつぎ込んでいるそうです。10人いる村会議員は彼以外は保守系なのです。
 村民は4500人で、有権者が3700人。村は、と呼ばれる22カ所の地区に分けられています。各保守系議員はその3つのから推薦をもらって選挙をするそうです。の役員たちで、議員候補を決めるのですが、そもそもの寄り合いに出るのは男性ばかり。女性が出る幕はまったくないというのです。また、他自治体では最低一人は女性議員を出す場合が多い公明党も立候補する力はないそうです。
さらに驚くべき事実をうかがいました。共産党はかつて、地元女性の擁立を決めたのです。しかし、村内で凄まじいいじめにあい、彼女は立候補を辞退してしまったそうです。ピンチヒッターとして名古屋市内出身の橋本さんが落下傘で立候補したというのです。
 立候補予定の女性へのいじめは、「あんたは親戚じゃない」と、親戚付き合いを絶つ。さらに実家からも締め上げる、などでした。その後、革新系無所属で出た女性もいましたが、無所属では当選は無理でした。
 なお、村役場は最近まで課長に女性がまったくいなかったが、女性が3人課長になりました。役場も大卒しか採用しなくなったので、村内だけでは人材はまかなえないため、他地域から新人が流入しています。ただ、村役場には労働組合がなく、有給休暇を取りづらいなど、議会が取り上げないといけない問題が多々あるそうです。
 橋本議員は「女性が議員に出たら、ぐっと変わるだろう」ともおっしゃいました。「ただ、多分女性が出るとしたら私の後継者くらいだろう」と苦笑いしていました。
 
 21世紀の現在なお、この日本には、女性が立候補すらできない自治体があるのだと確認しました。


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イイ事やった、岡田ジャパン

2009年11月25日 15時32分16秒 | スポーツ
これは、スポニチサイトからの転載記事であると、初めに、敬意を込めてお断りしておきたい。素晴らしいニュース、試みだと即座に確信した次第だからだ。僕としては珍しく要約せずに、その全文をご紹介する。

【 岡田ジャパンが陸上部になる。日本代表の岡田武史監督(53)は24日、東京・本郷のJFAハウスでスタッフ会議を開き、来月8、9日に都内で行う日本代表候補合宿に、陸上女子短距離指導の第一人者である福島大陸上部の川本和久監督(51)を招へいすることを決めた。スタートダッシュのスピードアップを目的に走り方に関する特別講義を要請した。岡田ジャパン初となる外部招へいコーチの指導を受け、世界を勝ち抜く走力を身につける。

 川本監督の招へいを決めた岡田監督は「走りのコツを話してもらいたい。サッカーと陸上では違いがあるけど、今回はスタート(の改良)だけやってみる」と説明した。

 川本監督は女子短距離指導の第一人者。走り幅跳びの井村(旧姓池田)久美子、400メートルの丹野麻美ら教え子には日本記録保持者が並ぶ。指導は独創的で、地面からの反発力を生かし跳ねるように走る新走法「ポン・ピュン・ラン」を提唱し、その理論は他競技にも応用できるとしている。

 400メートル障害の為末大とも接触するなど陸上に関心を持っていた岡田監督が川本監督の独特の理論に着目。今年に入って数回対面し、9月のオランダ遠征前にも指導を要請した。その後、代表選手の走りを撮影したDVDを渡してコメントを求めたが、その的確な指摘に感銘を受け、22日に福島を訪れて直談判した。

 合宿初日に30分程度、実演を交えた特別講義を行う川本監督も意欲的だ。「DVDを見て全員改善点があると思った。スタートから2、3歩目の動きで重心を斜め前にずらすことで、数歩で体一つ分速く走れる」と改善に自信を見せた。

 岡田ジャパンのサッカーは攻守の切り替えの速さが生命線。川本理論を吸収しスピードアップすれば世界の強豪にも対抗できる。W杯まであと6カ月余り。世界との差を埋めるため、岡田監督は着々と準備を進めている。】

「福島大陸上部の川本和久監督」とは、知る人ぞ知る陸上界の名伯楽。
また、今をときめく岡崎慎司のこんなエピソードも、関係者の間では既に有名な話。静岡大学の専門家から走り方を1年間も教わって、「身体の使い方」全般が急に進歩したと。それが現在の彼の得点力アップの源泉であると。
こうして、上に書いてある記事、話は全て、ホンモノ。心から期待したいし、また期待できることだと思う。
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ホームレスの方々などに朗報   文科系

2009年11月25日 15時00分17秒 | 国内政治・経済・社会問題
ホームレスの方々などに朗報である。新政権の緊急雇用対策などとして現在話題を呼んでいる、いわゆるワンストップサービス関連で、本日の新聞にこんな見出しの記事があった。
【 生活支援相談 窓口一本化30日試行 全国77カ所ハローワークで 】
これは、一昨日の拙稿、「『鳩山政権の通信簿』 本日の毎日新聞要約」にある以下の記述の延長、具体的施策の一つなのである。
【 実現した公約は、衆院選で既に実施した立候補制限に加え、10月23日に連立政策合意にある緊急雇用対策を決定し、二つとなった 】
大切な内容だし、短い記事だから本日の記事全文を転載しよう。

【 長妻昭厚生労働相は24日、雇用・住宅の確保、生活支援相談の業務をハローワークの窓口に一本化して対応する「ワンストップサービス」を30日に全国77カ所で試行すると発表した。厚労省は試行後に開始時期を検討する方針で、長妻氏は「利用者の意見も聞いて、どういう形で継続するかを30日の結果を踏まえて議論する」と述べた。
 同サービスは失業者へのセイフティーネット強化の一環として、政府の緊急雇用対策に盛り込まれた。これまでハローワークと市町村が別々に対応していた「職業相談」や「公営住宅の空き室情報の提供」「生活保護の相談」などを一つの窓口に集約する。試行には197市区町村が参加する予定。】

湯浅誠氏らが内閣参与となって発案されてきたこの緊急雇用対策、政権発足後わずか2ヶ月でここまで来たのは、嬉しい話だ。この上は該当する方々に少しでも早くこの制度が周知され、行き渡ることを望みたい。

このワンストップサービスに緊密に関連することとして、同じ新聞の3面にはこんな記事も載っていた。ワンストップサービスの活用によって、こんなことが一刻も早く少しでもなくなるように望みたい。
【 無料低額宿泊所の規制 貧困ビジネス 見極め困難 】
「見極め困難」? 小見出しで【 厚労省「悪質」排除に壁 】? 全国439施設、14,089人が入所し、うち92%の12,894人が生活保護受給者(いずれも今年6月現在、とあった)であるこの施設の見極めが?
そんなはずはない。厚労省などが「臭いものに蓋」とばかりに、サボってきただけではないか? 現にこの記事では、利用者たちからのこんな声が、紹介されていたのである。
「ハローワークの場所さえきちんと教えてくれなかった」
「路上生活は厳しいが、宿泊所よりはましだ」
「自立に向けて地域福祉のあり方を議論しないと問題が解決しない」

生活保護費を食い物にするような悪質商売。それを放置するがごとき厚労省。いずれも許せない思いがしたものだ。長妻、頑張れ! 明日には、この悪質度、例を毎日新聞から抜粋したい。上に数え上げた箇所数、人数は「自治体に届けられた」数であって、無届けの施設はそれより多いとも言われているらしい。
コメント (2)
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