たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

明るいナショナル、家じゅうなんでもナショナル

2025年02月06日 00時56分11秒 | 日記

2025年2月4日朝日新聞、

「2026年度末までに抜本的対策」パナソニック、テレビ撤退検討:朝日新聞

パナソニックホールディングス(HD)が、テレビなどの不採算事業について、売却などによる撤退や縮小を検討していることが分かった。楠見雄規社長が4日、オンラインで開いた経営説明会で明らかにした。

楠見氏は説明会で、テレビやキッチン家電など四つの事業について、収益が少なく、成長も見通せていないと指摘。2026年度末までに「事業あるいは商品・地域からの撤退や、ベストオーナーへの事業承継を含む抜本的な対策を講じる」と述べた。

 このほか、経営改善のため、25年度中に早期退職の募集を進めることも明らかにした。

 同社がこの日出した25年3月期の業績予想は、売上高が前期比2%減の8兆3千億円。営業利益は同5%増の3800億円、純利益は30%減の3100億円だった。

 同社がテレビを発売したのは、前身の松下電器産業時代の1952年。ブラウン管の白黒テレビだった。60年にはカラーテレビも売り出し、日本でのテレビの普及期を支えた。

 地上デジタル放送が始まった2003年には、プラズマや液晶の画面を搭載した薄型テレビ「ビエラ」を発売。特にプラズマに将来性があるとみて、パネル工場などに大型の投資を重ねた。

 だが、結果的に液晶との競争に敗れ、路線変更を迫られた。14年にプラズマ事業を終了。その後も中国などの海外メーカーとの競争が厳しく、苦境が続いていた。

国内の電機大手では近年、テレビ事業からの撤退が相次ぐ。東芝は18年に事業を中国メーカーに売却。三菱電機は21年に量販店向けの出荷を終え、事実上撤退した。現時点ではパナソニックの他、シャープ、ソニーグループの3社が自社生産や販売を続けている。」

 

 

昭和40年代から50年代にかけて線が入ってみえなくなるまで家にあったブラウン管テレビは松下電器だったか東芝だったか。

明るいナショナル、家じゅうなんでもナショナル~♪のコマーシャル、今でもおぼえています。

失われた30年と言われますが、安藤裕さんによれば失わされた30年。松下電器、ソニー、シャープ、東芝、三菱電機、かつて世界を席巻した日本の家電メーカーをことごとくダメにしてきたのは結局こともあろうに日本政府、目先のことしか考えられなくなった国会議員と官僚なんじゃないんですか。そう考えると怒りが湧いてきます。

 

ナショナルの海外・国内両用ドライヤー、海外用品専門店で購入しました。今も使っています。松下電工、2003年製造、Made in Thailandとなっています。ナショナルの名前が完全に消えてしまう日がくるとは思いませんでした。