行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

懲りないゼネコン、直すには国際入札

2017-12-11 22:53:49 | 経済
またもや大林組が入札妨害というニュース、呆れてしまった。世界では大きなインフラは国際入札が常識、日本のゼネコンも参加している。翻って日本のインフラは何故か日本のゼネコンの共同受注や順繰り受注が多い。リニア新幹線は9兆円という巨大インフラ事業で、日本のゼネコンが食い込みたいという意欲から、これまでのように順番に工区を分けて皆んなニコニコという図式が読み取れる。今のままでは談合体質はなくならない。
 
リニア建設だけでなく巨額な事業には韓国、台湾、中国などのゼネコンを加えて国際入札をすることだ。10年も前かベトナムへ出張の折、ベトナムで初めてのトンネル工事を見に行った。ダナン側から韓国企業がフエ側からは清水建設が掘って狂い無く繋がった。新興国の建設技術は確実に向上している。豊洲市場の落札も日本のゼネコンだけでは上手く行くわけがない。都民の税金を使っての建設なのだから、高値落札だけは防ぐべきだ。世界各国では多くのゼネコンが競っている。日本だけが閉鎖的な市場では他の産業の競争力にも影響する。
 
それにしてもこのところ、大企業の不祥事が多すぎる。東証上場企業株式の6割は外国資本だ。市場は今高株価に浮かれているが、日本企業が信用をなくせば、株価は半値だ。
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