行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ここまで来たか人手不足

2017-12-19 20:15:02 | 経済
年末恒例の第9を聴いて、サントリーホールから寒いので東京駅まで流しのタクシーを拾った。現役の頃から4社のタクシーに乗り慣れていたので、そのうちのN社なので安心して乗った。東京駅と告げると「どうやって行きますか」と聞くので、まっすぐ行って右へ曲がればと指示すると、ナビを見て「内堀通りを行きます」と言うので丁寧な運転手だなと思った。
 
ところが皇居前広場から右へ東京駅へ向かったとたん、「私新米なので東京駅へどう入っていいのか判らない指示して下さい」という。えっと絶句してしまった。とりあえず近くまで行って新丸ビルを左に回り、丸の内北口へと教えたが、駅へ入れないタクシーに乗ったのは生まれて初めてだ。つくづく運転手を見るとまだ若い、これはアルバイトだなと思った。
 
かつて不況の時には、運転手でもとというタクシードライバーがいて、道を教えるのに往生したが、人手不足の今、会社は採用優先でろくな教育をせずにとりあえず運転させている。こんな運転手に会ったお客はたまったものではない、ナビと格闘してたどり着くということになるし、外国人だったらとんでもないことになる。お持てなしどころではない。ウーバーの白タク運転手ならこんなことは起こらないが、ウーバーを参入させることは日本では不可能だろう。しかしタクシー会社があぐらをかいているようなら参入への世論が広がる可能性もある。
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