昔、米国映画でスティング(詐欺師)という映画を見たが、今回のスーパーコンピュータに関連する補助金の搾取は金額も大きく大がかりでしかも経産や文科のエリート官僚がスティングされたのには驚いた。国会でも取り上げられているが、首相の答弁は「通常の手続きを経ているという」だけで疑問は一向に解明されない。このスーパー詐欺師斉藤元章は東大病院の医師という経歴からして省エネメモリーだとか、先端コンピュータにはど素人ということなのになぜ騙されたのか?国会で解明してほしい。手口は巧妙で複雑なので簡単には全容が解らない。新聞報道を要約すると次のようだ。
彼の経歴を見ると、米国で医療開発会社を設立し、上場すると言って大手電機企業や商社、自民党元政治家から数億の出資を得たが、事業は失敗、信用を無くし、その後スパコン開発「ペジー・コンピューティング」を設立し、経産省の補助金を40億を搾取、文科省からは省エネスパコン開発「エクサスケーラー] 社を設立し52億円を搾取した。補助金とか助成金は公開・競争入札なのに、公開期間を短くしたり、説明会を締め切りの数日前にしたりして事実上指名入札にした。
どうして噂の詐欺師が国の税金を搾取したか、まるで映画のようだが、「彼のバックには大物政治家がいて、おかげで有識者懇談会のメンバーになれ、そこでスパコン開発の必要性を答申させ、自分の会社が補助金や助成金をとる」という筋書きが報道されてるが、その全てを国会で明らかにしてもらいたい。