行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

またもや外人力士に救われた大相撲協会

2018-01-29 23:11:38 | スポーツ
 
初場所の特筆横綱稀勢の里誕生だけではない

大相撲ファン待望の日本人横綱が誕生し、盛り上がった初場所、先ず稀勢の里におめでとう。相次いで横綱陣が負傷し、欠場で白鵬だけが頑張ったが、初顔合わせに2敗するなど調子は今ひとつだった......
 

大相撲初場所は予想外の栃ノ心の初優勝で終わった。2横綱が早々と休場し、1人横綱の鶴竜が当初は頑張っていたが、11日目から崩れ、かつ期待していた若手の貴景勝、御岳海が期待はずれとなった。1年前の初場所のように玉鷲、豪風、そう国来など30代ベテランの活躍もなく、盛り上がりの少ない場所になるところであった。

そこへ救世主として登場したのが栃ノ心であった。幕下まで落ちた力士が帰り入幕し、優勝するという大相撲始まって以来の快挙であった。七転び八起きを地で行った栃ノ心の努力は大いに讃えられる。大相撲の危機をまたもや外国人力士が救ったとも言える。

最近の日本経済のネックである人手不足を2百万人を超える外国人労働者が支えているという現実を大相撲でも見た感じがする。

これからの場所を見ると、希望の力士として逸ノ城の復活そして若手力士では新入幕の阿炎が期待できるが、1年前期待の新鋭貴ノ岩が白鵬を破ったことが今回の暴力不祥事に繋がったことを考えると複雑な気がする。貴ノ岩の今後も注目したい。

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