女性の地位が低下してる社会
「すべての女性が輝く社会づくり」を掲げて5年の安倍政権、実際は女性の地位は、輝くどころか錆びついている。「世界経済フォーラム」が18日、2018年版「男女格差報告」を発表した。日本......
世界経済フォーラム(WEF)は世界153カ国を対象とした「男女格差報告書」(2019年)を発表した。調査の結果によると、日本の順位は昨年の110位から121位に低下し、過去最低となった。
11年連続1位はアイスランドで、2位にはノルウェー、3位にはフィンランドが入った。フィンランドでは34歳の女性が首相になり話題を集めている。その後にはスウェーデン、ニカラグア、ニュージーランド、アイルランド、スペイン、ルワンダ、ドイツが続いている。米国は53位、ロシアは81位となった。他のアジア諸国に比べても、タイは75位、中国は106位、韓国は108位と日本の順位は低い。
指数は4分野(政治、経済、健康、教育)で女性の地位を分析し、総合順位を決めている。特に政治分野が最悪で、前回の125位から144位へ、経済分野は前回の117位からやや改善されたが115位だ。経済分野はマクドナルドのカサノバ社長に見られるように、女性のパワーを活用しなければ国際競争には勝てないので、今後改善が進むが問題は政治分野だ。
国民の代表である国会議員に有権者の半分を占める女性枠を設けるなど政治の努力が必要だ。政党別に候補者に女性枠を定め選挙の段階で競わせることから始めたらどうだろうか?機械的に国会議員に女性定数を定めるより納得性がある。