新年に入り、日米ともに株式市場はボラタリティ(変動)が激しい、日経平均株価は年初、800円も上昇し喜んだのもつかの間、その後それ以上に下げている。米国のダウやS&P500はインフレ退治に乗り出したFOMCの言動で、長期金利が少しでも上がると下落し、戻ると回復するという変動を見せている。特にハイテク株は下落が大きく、代表的なETFであるARKイノベーションはこの1年で半分弱に急落し、これを反映して東証マザーズも急落している。ファンドマネージャーのキャシーは11月以来沈黙している。
今のところ、S&P500に連動するETFや投信を持っている人はこの1年2割増で大きな被害はないが、3月に米国でのマネー供給量と金利面での引き締めが明確になると、どのくらい変動するか判らない。下旬から始まる構成銘柄の決算がよければ大きな変動は避けられるので、主力銘柄のGAFAM+テスラの決算に注目だ。
年金生活者は、今回も動くことなく、下がったら投信、ETFを買い増すだけに限定することだ。