パワーハラスメントの結果、従業員が自殺する事例が大きな事件となり、社会問題になった。このブログでも何回かこうしたブラック企業について取り上げた。自殺に追い込まれると言うことはWell-beingとまさに正反対の職場だ。また、セクハラとかマタハラといった行為も不幸なことだ。こうしたブラック職場の根絶はWell-beingの前提だ。
先日信じられないような次のような報道が毎日新聞にあった。朝日も同じような内容だ。
岡山市内の建設会社で働いていたベトナム人技能実習生の男性(41)が、複数の日本人従業員から繰り返し暴行を受け、あばら骨を折るなどの重傷を負っていたことがわかった。男性は17日、岡山市役所で記者会見し、「家族や他の実習生に迷惑をかけたくなくて、我慢してきた。外国人にもっと思いやりの気持ちがほしかった」と述べ、会社などに対して謝罪と慰謝料を求めている。
2年間も続いたとの朝日の見だしで、さらに会社には組合もあり、本人の訴えを無視してきたどころか暴行をも否定している。ところが18日付け英文毎日電子版では暴行場面が動画で流れており、目を覆うようなまるで暴力団のような職場が明らかにされている。英字新聞で既に世界に発信されている。
日本の働き手を今後、他国のゲストワーカーに頼らざるを得ないのに、大きなマイナスだ。韓国などは早くからグリーンカード制度を取り入れ、ゲストワーカー専用の通訳施設を設け、もろもろの案内や苦情処理に力を入れている。これからのゲストワーカー取り合いにも日本は負けてしまう。
Well-beingの企業だけにゲストワーカーを配置することが必要だ。