大相撲初場所、単独首位の関脇御嶽海が1差で追う横綱照ノ富士を寄り切って13勝2敗とし、13場所ぶり3度目の優勝を果たした。関脇以下の地位で3度の優勝は照ノ富士に次いで2人目、長いトンネルをぬけ、今場所後の大関昇進が確実となった。
長野県というか信州では、江戸時代の1789年、雷電為右衛門以来の大関誕生で盛り上がり、名門出羽の海部屋では三重ノ海以来の大関で、これまた喜びもひとしお。レジェント照ノ富士も負傷には勝てない。一人横綱の責任は十分に果たした。終盤優勝争いに参加した阿炎の健闘も初場所を締めた。
今場所は貴景勝が初日凄い出足で好調を覗えたが、負傷欠場、正代は不甲斐ない相撲で何と負け越し、どうなるかと思ったが3賞の御嶽海(技能賞)、阿炎(殊勲賞)、11勝をマークした琴ノ若(敢闘賞)3羽ガラスの活躍でめでたし、めでたし。来場所はこの3人を軸に熱戦が期待できる。