年金生活者のマネー運用 日米ともエヌビディアに振り回されてる

今年に入って、昨年火が付いたAIブームでエヌビディアを中心に半導体株が市場を席巻している。日経平均株価は特に半導体関連株の影響が大で間接的にエヌビディアの株価に影響されている。明日の明け方にエヌビディアの決算が発表されるというので昨日から日米ともとにかく結果を見なくてはというムード。
ネット証券を経由したNISA口座での買付金額上位銘柄の8番目にエヌビディアがランクされ、三菱UFJ、NTT、JT、KDDI、トヨタ、OLC、アステラス…と並んで三菱商事（第9位）や武田薬品（第10位）よりも順位が上だった。投資信託やETFを中心に運用している年金生活者には縁のない話だが、今年に入って98％も既に上昇しているエヌビディアを買うとは良い度胸をしている。ただ、米国株は1株からでも買えるから買いやすい。お祭りに参加するつもりで10株ぐらいなら、宝くじを買う感覚だろう。

ところでAIブームの火付け役、Chat（チャット）GPT、女優のスカーレット・ヨハンソンさんが、オープンAIの対話型AI、Chat GPTの音声の一部が自分の声に似ていると抗議をしている。聞いたとたん寒気がしたと言ってる。生成AIによる文章だけでなく映像や音声も、どこから取り込んできたのか透明性が確保されない限り、同じような問題があちこちで起きそうだ。オープンAI側はヨハンソンさんに声を使わせてと頼んだようだが、ヨハンソンさんが拒否、それで生成AIで創ったようだが、どうやって創ったのか説明する必要がある。