お邪魔した皇居三の丸尚蔵館の今回の展示は 『瑞祥のかたち』 と名打たれて開催されています。会期は前期と後期に分かれています。展示物は総て三の丸尚蔵館収蔵品です。伊藤若冲の動植綵絵 老松白鳳図 (後期展示)は国宝です。
年齢が70歳以上の方は無料です。時間が許せばお邪魔させていただいています。
また今回のタイトルの、「瑞祥」は、八房五葉松の一種です。昭和になって作出された品種五葉松(ゴヨウマツ)瑞祥とは、盆栽の定番中の定番で、1箇所から葉が5本出る事から五葉松と呼ばれています。との事です。
因みに、花言葉は『不老長寿』『永遠の若さ』『向上心』です。(KIDORI の HPから引用させて頂きました。 )
こちらは皇居三の丸尚蔵館で頂いたリーフレットです。
A 表表紙
B 見開き右
C 見開き左
D 裏表紙
1 まずはめでた尽くしの宝船から「瑞祥のかたち」を楽しむ鑑賞の旅にでかけましょう。
2 宝船「長崎丸」の説明です。
3 宝船「長崎丸」江崎栄造
鼈甲細工の宝船には、長崎県の特産物27種が積まれています。
4 蓬莱図 狩野常信作
古代中国において、不老不死の仙人が住むと考えられた蓬莱山は、日本では縁起物とされていました。
5 小栗判官絵巻 巻8上 岩佐又兵衛/江戸時代/紙本着色
6 小栗判官絵巻の巻8上です。いつも感じる事ですが、色の状態もよく1600年代にこの巻物が残っているのですから。
7
8
9 寿老人松鶴竹亀之図 野口幽谷作
日本家屋の大きく変わった現在です。和室も無いし、畳も知らないし、それこそ床の間すらありませんから、掛軸の何たるものかもしりません。で、こちらは掛軸が三つです。数え方は三幅(さんぷく)です。
10 松上鶴 ― 歌会始のお題にみる「 寿き」
11 岩上鶴亀 加藤龍雄作 波の打ち寄せる岩に鶴と亀が載る、蓬莱山を想像させる置物です。縁起の良い亀と鶴です。
12 岩上亀 加藤龍雄作 ブロンズの岩上に、銀製の亀が三匹載る置き物です。長く生きた亀は甲羅に毛のようなものを引きずる蓑亀(みのがめ)の姿で表される事が多く、長寿を象徴する縁起の良い動物として親しまれてきました。
13 珊瑚樹鉢植置物です。
14 霊芝置物
15 旭日鳳凰図 伊藤若冲作 江戸時代、宝暦5年(1755)/絹本着色
若冲の自賛に「九苞の彩羽」(九種類の羽)とある通り、色鮮やかな羽を持つ雌雄の鳳凰が描かれています。
16 鳳凰之図 結城素明作
17 七宝鳳凰図暖炉前衝立(表側)
18 七宝鳳凰図暖炉前衝立(裏側)
19
20 麒麟香炉
21 白磁麒麟置物 12代酒井田柿右衛門作
22 麒麟置物 明治44年(1911)に完成した日本橋の麒麟像は、有翼の麒麟として知られていますが、本麒麟の背中にも翼が生えています。古くからの麒麟のかたちには翼はなく、近代以降の新しい麒麟とのこと。有翼で思い浮かぶのがヴェナチアの有翼ライオンです。
23 双鶴置物
24 花盛器 熊谷政次郎ほか
25 鉢台には、四神の東の青龍(せいりょう)、西の白虎(びゃっこ)、南の朱雀(しゅじゃく)、北の玄武(げんぶ)が鎮座しています。
26
27 陶彫唐獅子 沼田一雅作
28 狂獅子置物
29 銀色絵鳳凰鈕香炉 台:中林笑山
30 青磁青華唐獅子文花瓶 2代宮川香山作
31 日出処日本 横山大観作
99