アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

音のつなぎ目がポイント

2018年07月28日 | バイオリン
昨日のバイオリンレッスンでは、「よってたかってエックレス」企画に備えて、エックレスを見てもらいました。

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←まぁこのあたりが弦ならではの魅力なわけだが

珍しく「予習」(といっても八ヶ岳音楽合宿で一回弾いたって話だが)しただけあって、私にしてはわりと音が並んでいたのだけど、ならあっさり終わるかというとその逆で、

「『よってたかってエックレス』では第一楽章を担当するんですね? じゃあかっこよく弾きましょう♪」
すっかりヤル気になった先生、

「この一楽章は、ポジション移動のつなぎ目がポイントで…」

何年か前に弾いたときは、なるべくポジション移動なしで、極力第一ポジションを使ってべたべたっと弾いたのだが、それだとこの曲の魅力は出ない。まぁポジション移動がほとんどできなかったのでしょうがないんだけど…

今は当時より多少マシになって、ポジション移動して所定の指でそこいらへんを押さえることはできる。

ただしぎこちなく、かつ不正確。

そうするとどうなるかっていうと、移動のところで妙な間が開くとか、音程を引きずって「うにょん」となるとか(それがどんな情けない響きになるかご想像ください-汗)

うまくいったときは、さっと次の場所に準備できて「ぱきっ」と音が切り替わるのですが。

ノンノンノンノン。

「ぱきっ」と切り替わるのでは、せっかく移動してる意味がないのです。

移動のときに「自然に」できる微妙な間、そこに混ざる音がかっこいい響きを作るんです。

確かに、中川Vn先生に弾いてもらうとそりゃあかっこいいんだが…

まぁ例えば、演歌(津軽海峡冬景色でもなんでも)を、ピアノの鍵盤のどこかにある音程だけでつないだら、ぜんぜんかっこよくなくなりますね。そんなもん演歌じゃない。

エックレスも、ピアノで弾くみたいに「ちょうどの音程」しかなかったら台無しなんですよ。

しかし、中川先生が弾くと「自然に」そうなるかのようにしか聞こえないつなぎ目ですが、私がやるとそうならないんで、これは練習の過程では意図的なものが必要なようです(少なくとも、大人になってやろうとする場合にはね)

移動前の指を微妙に滑らせてから、すっと次の指に取って代わる、とか。

拡大解説でゆっくり実演してもらいながら真似しますが、むーずーかーしーい

この音程のずれが逆へ行くと(つまり、行き過ぎて戻ると)みっともないことこの上なし。

音の高さだけではなく、ボリュームコントロール(ピアノと違って、音を出し始めた後に膨らますこともできるわけで)、それからビブラートをどれくらいかけるということでも印象がものすごく変わってきます。

難しいじゃないか(o_o;;

とゆうわけで… 一楽章を安請け合いしちゃってよかったのか!?
#伴奏がんばろう(^^;;

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