アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

カントロフすごかった(語彙力w)

2024年12月02日 | ピアノ
「4 Piano Sonatas」は朝活コンサートだったので、弾いて打ち上げ(ランチ)してまだ一時すぎ(^^;;

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同日夕方にはサントリーホールでアレクサンドル・カントロフでした。

能動的にチケットをゲットしたわけではなく、ドタキャンか何かで浮いたチケットを前日に譲っていただいたのでした。カントロフというとバイオリニストが浮かぶのですが(←古い)、ピアニストのカントロフさんはその息子でまだ二十代だそうです。

サントリーホールはクリスマス仕様になってました。


プログラムは、私の知っている曲は少なくて(最初のブラームス「ラプソディ」と最後のバッハ「シャコンヌ」のみ)、なんの心構えというか予想というか、準備なしに聞いたのですが、最初のラプソディからもう私の知ってるそれとなんか違う…

違うといっても、奇をてらう弾き方とかそういう意味ではなくて…なんというか…

変な言い方なんですけど
「これまでの人生で聞いた中でいちばんピアノうまい」
というふうに思ったのです。プロに向かってそんなこと(うまいとか)ふつうわざわざ思いませんが…

ダイナミックレンジがものすごく広くて、音色も多彩で、しかもそのすべてが緻密に完璧にコントロールされて意図したように活用されているというか、
特に、極端に小さい音がほんとうに小さくて、それでいてクリアで美しい。
そういうの「うまい」っていうんじゃないでしょうか。だいたいあってる??

ブラームスの後は、リストの「雪あらし」「オーベルマンの谷」そしてバルトークのラプソディと、どんどん音密度の高い超難曲になったのですが、それがもう、音がものすごい数混ざりあって「もやもや」とか「うねり」みたいになるときのテクスチャーがとてもとても美しいんです。どうやって弾いたらあんなふうに聞こえるのでしょうか?

途中、グリッサンドが出てきたのですがそれがもう軽やかで滑らかで、私の知ってるピアノとなんだかぜんぜん違うんだけどって思ったりw

それで、ただただ驚きながらずっと聞いていたのですが、最後のバッハ=ブラームスのシャコンヌになったとき、ようやく私の知っている、イメージをあらかじめ持っている曲になって、そしたらそこまでに聞いていた驚愕の「ピアノでこんなことができる」のすべてがシャコンヌに流れ込んできて形をとって目の前に現れて…もうヤラレました。音楽で感動するってこういうこと!?

でも私だけじゃなくてお客さんみんなヤラレてたと思います。ものすごい熱量のカーテンコールでした。



偶然聞けてほんとによかった。そしてあらためて思ったんですがやっぱり音楽は「生」ですね

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