たかあきは大昔、友達の家で、ぼんやりした洗濯ものの幽霊に出会い、どうか連れて行ってくださいと号泣されました。
母は子どもの頃、とても大事にしていたぬいぐるみを友達が勝手に持って帰り、親からも我慢しなさいと言われたことがある。もちろん昔から我の強かった母がそれを承知する筈もなく怒り心頭状態で友達の家に押し掛け、飽きて打ち捨てられ、見る影もない姿と成り果てたぬいぐるみを奪い返して自ら綻びを繕い、綺麗に洗濯した。翌日から親と友達一家は数日間、毎晩のように訳の分からない悪夢に魘され続けたそうだ。
母は子どもの頃、とても大事にしていたぬいぐるみを友達が勝手に持って帰り、親からも我慢しなさいと言われたことがある。もちろん昔から我の強かった母がそれを承知する筈もなく怒り心頭状態で友達の家に押し掛け、飽きて打ち捨てられ、見る影もない姿と成り果てたぬいぐるみを奪い返して自ら綻びを繕い、綺麗に洗濯した。翌日から親と友達一家は数日間、毎晩のように訳の分からない悪夢に魘され続けたそうだ。