あられの日記

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ひまわり作戦

2011年09月05日 04時57分42秒 | 相模原・座間・大和市
大混雑のはやぶさのイオンエンジンの運用実演の部屋を出たらもう16時50分を過ぎていた。
ひまわり作戦は~~。
急いだけどもう撤収してた…。公開は16時30分までだったので、当り前。
チラシだけはゲットしたので読んでみる。

「植物の放射性セシウムを取り込む 原子力発電所の事故で放射性セシウムにより汚染された福島の台地を植物の力によって回復出来るかを、宇宙農業研究の成果を大いに活用して調べています。
セシウムは植物の肥料の1つであるカリウムと化学的な性質が似ているので、植物は身体の中にセシウムを取り込みやすいのです」
なにっ!!
それって今、お米や茶葉にセシウムが検出される理由じゃないの?
つまり植物は肥料だと思ってセシウムを取り込んでしまうってことだよね?
って??
ひまわり作戦は植物のその性質を逆手にとって、ひまわりにセシウムを吸収させてしまえってことなのか?
チラシの続きを読んでみよう。
「いろいろな植物の中でもひまわりのセシウム取り込み能力が優れていることが、チェルノブイリ原発事故の後に行われた実験でわかっています。ところが、それらの実験は水耕栽培で行われたのです。土ではどうかわかりません。

福島でヒマワリ栽培実験しています。 土壌のなかにはカリウムやセシウムをよく吸着してはなさない粘土鉱物もあります。土壌の中の菌類や微生物はひまわりの根によるセシウムの取り込みを助けるかもしれません」
え~と…。これって諸刃の剣って奴だよね…。ヤバい感じもするんだが…。まあ、何はともあれ調べてみないことには先の対策も出来んよなっ。チラシに戻りましょう…。
「福島の事故原発から20キロ圏外ではあっても放射能汚染の為に避難地域となっている、伊達郡・川俣町、双葉郡・葛尾村、浪江町の何カ所かの田や畑で試験的にひまわりを栽培して、どれほどセシウムがひまわりに取り込まれるか、放射性セシウムをとりこんだひまわりからどれくらい放射能が出てくるか調べています。収穫後に土壌の放射性セシウムがどれほど減ったかをみれば、土壌の浄化に何年かかるかも推し量れます。ひまわりのメリットを確かめる小規模な実験を現在しているのです」
……。突っ込み入れてもよかですか?
実験は必要ですしやるべきです。でも20キロ圏外でやるのは実験の効果を探るためには不適切だと思うのは私だけ?どうせやるなら、放射能の数値が高い場所でやればいいじゃん。立ち入り禁止区域なんだからさ~。土地の所有者だって頼めば実験をやらせてくれると思うのだけど?…そういや浪江町にDASH村あったよな…。テレビの番組と実験をコラボすれば、被災地から遠い場所に暮らしてる人も関心をもっと持つと思うんだが…。やればいいのに。チラシに戻ろう。
「ひまわりを安全に扱い処理する ひまわり作戦にはリスクもあります。
第一に、ひまわりを植えたり収穫する際の放射線被曝量を低く抑え、かつどれほど被曝したかを測定できるように、農業機械を工夫し、簡易個人線量計をつくり福島の皆さんに使ってもらおうとしています。今回のように放射線管理区域外に人工放射能があったり、その被曝に対応した法律ないので問題でした。」
法律…。今回の震災に即応する法律なり条例なり作らなきゃならないの一杯あるハズなのに。そういうのニュースになってませんねえ。つーか、法務省なり経済産業省なり何か動いてるんですかね~??
つーか、いただいたチラシには『簡易個人線量計をつくり』ってありますが、これってお金かかるんじゃないの?1個2個の話じゃないよね?このひまわり作戦って予算ついてないよね?ひまわりを植えて実験までは結構低予算で出来ると思うけど、そこから先の計画はどうなってるのだろうか?そこを数多く調べてひまわり作戦の有効力を検証して今後につなげねばならんと思うんだが…。
…思ったんですがひまわりを調べるんじゃなくて、ひまわりを育てて、育て終わったひまわりを抜いて取り除いた畑と、ひまわりを植えなかった畑の土を比べたらいいんじゃないの?
条件を同じにするなら、隣り合わせの畑。つまりひまわりを植えた畑と植えなかった畑を比べるんだよ。
例えは同じ1平方メートル当りに含まれる土のセシウム量を比べたらいいんだよ。これなら何個も線量計を新たに作る必要ないと思う。既にある検査機をフル活用すれば予算もかからん。結果もすぐに出るし。
あ。更に閃いた。
ひまわり作戦する前に隣合う畑のセシウムを測っておけば比較する上で都合がいい。その上で実験後の畑と実験をしなかった畑の土の値も比べるといいんじゃないか。
ひまわり作戦やってる人、私の思いつき使えませんかね?

んでもってとっても気になるんだけど、ひまわり作戦で排除出来るのがセシウムだけなのか?つーか、セシウムだけ取り除くと避難してる人は自分の家に戻れるのか??そこの所、どうなの~?まあ、セシウムだけでも取り除けるならそれも第一歩やもしれんが…。チラシに戻る。
「第二は、植物の体にたくさんの放射性物質が取り込まれたときに、それを安全に処理することです。ひまわり作戦では、放射性物質の処理は、事故の責任を負う事業体、公共の安全を確保する国が実行すべきだと訴えています。
焼却式の設備でひまわりなどを処理するには低温燃焼・除煙設備が放射能を漏らさない為に必要です。ひまわり作戦では生物的に「燃焼」する高温好気堆肥菌システムを提案しています。」
はい。このひまわり作戦って処理法はつまり詰めてないんですね。ひまわりって結構早く育つよ~。ひまわりってタネを植えて60日で花が咲くんじゃなかったっけ?ひまわり作戦はどこまでひまわりを育てて終了なのかわからないなあ。でもって、その最終処分費用をどこがもつかも決めないまま進めてるんですね。
…やな予感。これ、経年継続出来る作戦なのか?除煙設備云々はそこそこの費用のゴミ処理場なら既に設置済みですが。
つーか、チラシの最後が「高温好気堆肥菌システム」で締めってどうなの?それがどんな処理法が全くわからないんですが…。
これ、志しは素敵なんだが、成功はどうなんだろうなあ?でもなにもやらないよりマシだ。うん、ひまわり作戦を敢行中の皆さん、成果が上がることを祈念します。エールを送りますから。まあ、こんなところでつぶやいてた所で何もならんかもしれんが…。

「セシウム排出」…9月6日追記
という記事を田舎の義母が送ってきた農協の発行する冊子の中に見つけました。元の記事は6月17日付けの日本農業新聞からだそうで。これによりますと、放射性セシウム排出はリンゴが有効なんだって。ということは…。
もし私は既にセシウム接種食品を食べてしまったんじゃないかしら?と不安な方、ものは試しに実践してみたらいかがです?
リンゴに含まれる植物繊維「アップルペクチン」が体内に入った放射性セシウムの排出を促す働きがある。これを実証した論文が海外にあるんですって。内部被爆が、リンゴを食べることでさけられるなら、食後のフルーツをバナナからリンゴに切り替えてもいいんじゃないかな~?

今日9月12日。昨日9月11日の「鉄腕DASH」の放送は、DASH村へ山口くんが放射線を計測&対策に行くという内容。みていたら、JAXA相模原キャンパスが写ってました。
ええ。今日の記事の宇宙農業研究と共にDASH村で実験!ですって??ってことは、山口くんが着用していた防護服は、まさに本日のトップ画像だったのですね。
放送内容をみるに、まずは実験開始!って感じでしたが…。「放射性物質を吸った枯葉を集めてそれを取り除く」のは効果的かも?と先生がつぶやいていたのが印象的でした。番組ではそれ以上の突っ込みはなかったんですが、これって結構除染対策としては安価で効果的なんじゃないかな?冬に人員を大量投入し、集中的に汚染地域に入って、枯葉を集めまくれば、早く放射性物質を下げられるってことなんじゃ…。
だって逆を言えば、枯葉は翌年以降の植物の肥料になる。もしくは土にかえっていくものだから、回収しないってことは自然に任せるってことで。ということは、除染しないことに等しいってことでしょう?
汚染された土の表面を取り除くのは時間も費用も大変ですが、枯葉を集めるのは手っ取り早いと思うのだ。検討の価値あると思うんだけど、どうだろう…。
あとね、今日の記事の中で実験の前後に実験の畑の放射線量云々って書きましたが、これは役立たずな提案だったようです。だって、放映の画像をみてたら、放射線量って少し移動しただけで数値が上下するんだもん。あんなに短い距離で大きく数値がかわってしまうならば、数値が変動する要因もそれなりにある訳で、実験の前後の数値を比較対象するには適しません。映像であったように地道にひまわりに内在する放射線の数値の変動を毎週もしくは10日ごとにでも測るのがいいと思う。テレビの中では1ヶ月後でしたが、あれ一回ぽっきりの数値を測るだけでは実験として精度にかけるんじゃないかな~?だって、雨の日だったよね。あれ。あと気になったのは、採取したのがひまわりとヨモギと人参だけだった点かな?ひまわりがセシウムの吸着に優れてるかの比較対象とすると3種類の植物に限定するのは少ないんじゃないかな?これって、チェルノブイリでやった水耕実験が根拠だんだよね?いろいろ補完するためにも、あれこれ採取して本当にひまわりが優れてるのか?裏付けすべきなんじゃないかな~?と。素人はちと思いました。
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